5月12日から島原で行われるジオパーク国際ユネスコ会議の前に、阿蘇ジオパークを訪ねました。
以前取材で知り合った、火山大好きのイラストレーター、鈴木みきさんとの2人旅です。
阿蘇火山博物館長の池辺さん、学芸員の森さんに、半日案内していただきました。
博物館入口の壁も、阿蘇の溶岩を埋め込んだ素敵なデザインです。

溶岩って綺麗ですね~!

博物館の隣の食堂では、活火山カレー(カツ・火山・カレー)のメニューが!

噴火しているような盛り付けが素敵です!
カルデラの中に草地が広がる阿蘇カルデラ。

その草地の下の地面には黒い土の地層が出てくることを、教えてもらいました。
(池辺さん、説明の準備中です(^^)v)
池辺さんの足元の黒い層が約990年前だそうです。
噴火が完全に休みのときに火山灰土壌と草が、このような土壌を作るとのこと。

伊豆大島では見たことのない色です。
「なぜ大島には黒土の層がないのか?」みんなで考えてみました。
思い当たったのは、大島では草地の時代がそれほど長く続かず、数10年で森ができるということです。
阿蘇は近年では人間が野焼きをしているから、草地が保たれているそうですが、それよりずっと昔の地層からも黒土が見つかるとのことで、「なぜ阿蘇のカルデラは草地が長い期間保たれるのか?」という疑問は解けませんでした。
地球は本当に謎だらけですね。
黒土の謎を楽しんだ後は、中岳に連れて行ってもらいました。
今も噴煙をあげる活火山です。

いくつもの火口が重なる大迫力の風景が目の前に広がっていました。
広い~。

火口からはモクモク噴煙があがり、かなりな刺激…。

咳が出る~ゴホゴホ・・・。
今日は「健康な人は注意」の黄色レベルだとのこと。

こうやって火山ガスの出る火山と、付き合っているんですね。
伊豆大島は火山ガスが出ていないので普段こういう警戒心が薄いのですが、これが火山としては普通なんですよね。
「スゴイ、でっかい~!」

「深い~!」

「一緒に地球の中から飛び出したい~!!」

「この角度、良いよね~。」

“砂千里”と呼ばれる火山灰台地には、いくつかの小さな山が目立ちました。

小さな山の正体は、イタドリの根が火山灰を固定してつくり出したものだったようです。
大島のハチジョウイタドリが作るちょっとした凸とは、かなり大きさが違います。

コレって、年季の差でしょうか??
火砕サージが作ったという、芸術的な地層。

「綺麗~!」
阿蘇には大島のシマタヌキランに代わってコイワカンスゲというカヤツリグサの仲間がたくさん生えて火山灰の上で風に揺れていました。葉も花もとても細く小さくて、大島のフサフサのタヌキの尻尾のような姿とはまるで雰囲気が違っています。

どんな条件の違いが、こういう差を生むのでしょうか??
人の来ない細い道を抜け、少し斜面を登った所には、何本も残る恐竜の背骨のような岩。
地下のマグマが大地のヒビ割れから出てきたものが冷え固まり、周囲が浸食されたために残ったものです。

写真から、岩の連なり、わかりますか?
大地を割って、炎のようなマグマが上がってきた様子が想像できるでしょうか?
「どんな出来事がこの景色を作ったのでしょ?」

人間の日常からは想像しがたいほど、スケールの大きな火山の活動を堪能した、忘れがたい半日でした。
超多忙なスケジュールの中、案内をしてくださった阿蘇火山博物館の池辺さん、森さん、本当にありがとうございました!
(カナ)
以前取材で知り合った、火山大好きのイラストレーター、鈴木みきさんとの2人旅です。
阿蘇火山博物館長の池辺さん、学芸員の森さんに、半日案内していただきました。
博物館入口の壁も、阿蘇の溶岩を埋め込んだ素敵なデザインです。

溶岩って綺麗ですね~!

博物館の隣の食堂では、活火山カレー(カツ・火山・カレー)のメニューが!

噴火しているような盛り付けが素敵です!
カルデラの中に草地が広がる阿蘇カルデラ。

その草地の下の地面には黒い土の地層が出てくることを、教えてもらいました。
(池辺さん、説明の準備中です(^^)v)
池辺さんの足元の黒い層が約990年前だそうです。
噴火が完全に休みのときに火山灰土壌と草が、このような土壌を作るとのこと。

伊豆大島では見たことのない色です。
「なぜ大島には黒土の層がないのか?」みんなで考えてみました。
思い当たったのは、大島では草地の時代がそれほど長く続かず、数10年で森ができるということです。
阿蘇は近年では人間が野焼きをしているから、草地が保たれているそうですが、それよりずっと昔の地層からも黒土が見つかるとのことで、「なぜ阿蘇のカルデラは草地が長い期間保たれるのか?」という疑問は解けませんでした。
地球は本当に謎だらけですね。
黒土の謎を楽しんだ後は、中岳に連れて行ってもらいました。
今も噴煙をあげる活火山です。

いくつもの火口が重なる大迫力の風景が目の前に広がっていました。
広い~。

火口からはモクモク噴煙があがり、かなりな刺激…。

咳が出る~ゴホゴホ・・・。
今日は「健康な人は注意」の黄色レベルだとのこと。

こうやって火山ガスの出る火山と、付き合っているんですね。
伊豆大島は火山ガスが出ていないので普段こういう警戒心が薄いのですが、これが火山としては普通なんですよね。
「スゴイ、でっかい~!」

「深い~!」

「一緒に地球の中から飛び出したい~!!」

「この角度、良いよね~。」

“砂千里”と呼ばれる火山灰台地には、いくつかの小さな山が目立ちました。

小さな山の正体は、イタドリの根が火山灰を固定してつくり出したものだったようです。
大島のハチジョウイタドリが作るちょっとした凸とは、かなり大きさが違います。

コレって、年季の差でしょうか??
火砕サージが作ったという、芸術的な地層。

「綺麗~!」
阿蘇には大島のシマタヌキランに代わってコイワカンスゲというカヤツリグサの仲間がたくさん生えて火山灰の上で風に揺れていました。葉も花もとても細く小さくて、大島のフサフサのタヌキの尻尾のような姿とはまるで雰囲気が違っています。

どんな条件の違いが、こういう差を生むのでしょうか??
人の来ない細い道を抜け、少し斜面を登った所には、何本も残る恐竜の背骨のような岩。
地下のマグマが大地のヒビ割れから出てきたものが冷え固まり、周囲が浸食されたために残ったものです。

写真から、岩の連なり、わかりますか?
大地を割って、炎のようなマグマが上がってきた様子が想像できるでしょうか?
「どんな出来事がこの景色を作ったのでしょ?」

人間の日常からは想像しがたいほど、スケールの大きな火山の活動を堪能した、忘れがたい半日でした。
超多忙なスケジュールの中、案内をしてくださった阿蘇火山博物館の池辺さん、森さん、本当にありがとうございました!
(カナ)