グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

金環日食・島ガールツアー

2012年05月22日 | ツアー
昨日の金環日食に合わせて“島ガールツアー”が行われました。
日食前日の日曜日、総勢42名の島ガール&スタッフの方達と、三原山を歩きました。

まずは全員集合して「大噴火!」のポーズ。

咲き誇るオオシマツツジ顔負けの、華やかさでしたよ~。

咲き誇るオオシマツツジと言えば、私のグループで人気だったのがパホイホイ溶岩の丘に咲くツツジの花でした。
「庭みたい~!」by島ガール。

そうそう、私も流れを連想させる黒い溶岩の模様とピンクのツツジを、「まるでデザインされた庭園みたいだな。」って思って見ていたのです。やっぱり女性の感性って通じるものがあリますね(^。^)

この日は、風も弱いし霧もないし時間もあるしと3拍子揃った好条件だったので、少し寄り道もしてみました。

でっかい火山弾地帯を歩く島ガールです!

火口から飛んできた、大きな溶岩の一滴に座って休憩。

10人以上、座れそうですね。

“島ガール、大地で横になる”の図。

背中に当たる溶岩粒が“つぼマッサージ”みたいで最高です!

おお!バランス良いですね!

どんな写真が、撮れたのでしょうか?

コース最後の樹海を抜けたら、そこではこんな鮮やかなツツジが出迎えてくれました!

「歓迎!島ガール御一行様」っていう感じじゃありません?(^。^)

さてこの日約8kmの行程を無事歩ききった島ガールの皆さん、翌日は日食を見るために5時半出発で、歩いて裏砂漠へむかいました。

空は白い雲におおわれていました。
「雲の切れ間から、見えるといいね~。」

1時間以上、みんなで空を見つめ続けました。

「あ、空が明るくなってきた!」
「見えるんじゃない?」

「あ、見えた~!」
雲の中から光のリングが一瞬姿を現したものの、アッという間にまた雲におおわれてしまいました。

それでもあきらめずに、空を見上げ続ける島ガールたち。
願いが通じたのでしょうか?

ほぼジャストなタイミングで、グレーの雲越しに白い光のリングが現れました!

「あ~!ヤッタ~!」
「見えた!見えたよ~!!」

ただただ見つめる人、写真を写す人…
思い思いに、空に浮かぶ光のリングを楽しみました。

1時間半近く空を見上げ続け、合計3回、時間にしたら1分にも満たないぐらいの見え方でしたけれど、晴天で最初から問題なく見えるより、ずっとずっと感動しました。

さて鑑賞を終え帰りはじめたら、雨がパラパラ降り出しました。
さらにホテルに帰りつくころには霧も出て、あたりは真っ白になってしまいました。

数10分前に光のリングを見たことが、まるで奇跡に思えました。
雲を見上げながら待ち続けた島ガールの願いが、空に届いたのかもしれません。

みんなで火山の噴火が作った黒い大地の上に座り、空に浮かぶ光のリングの出現を待ち続けた時間…とても満ち足りた素敵な思い出として、ずっと心に残りそうです。

島ガールのみなさん、そして素敵なツアーを企画してくださった東海汽船の皆さん、ありがとうございました!

(カナ)


コメント (2)
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