5月12~15日に島原で開催された、ジオパーク国際ユネスコ会議の報告です。大会中は、講演、フォーラム、ツアー(巡検)、ブース出展、ポスター発表、食のイベントなど様々なプログラムが行われました。
地元新聞に載ったという参加者数は、31カ国593名だったそうです。
「ジオパークと観光」のフォーラムでは、約500人が参加。
私も参加していましたが、パネラーの皆さんの意見がとても面白かったです。
印象に残ったものの一つが香港ジオパークの看板です。2010年にアンケートをとった結果、人が看板を読む平均時間は1~2分、表題に比較的関心が行く、図や写真がある方が理解しやすい…などの結果が出て、こんな看板を作ったそうです。
内容は、ジオパークのロゴ、簡潔で面白い表題、トピックの特徴に関する簡単な説明、図表を用いて特徴を説明、特徴が良くわかるような写真、ジオトレイルとトレイルに設置された看板の場所を示す図、現在地、で構成されています。今後の看板作りの参考になりそうですね~。
ポスター発表会場は100前後(ちゃんと数えてきませんでした(^_^;))のポスターが貼られ、高校生や中学生の発表が人気でした。
英語でコミュニケーションをとる、伊豆総合高校の生徒さん達です。
頑張っていましたよ~。
ちなみに伊豆大島は、火山博物館を探検しよう!というクイズを発表しました。
学校の先生方と一緒に作成した、できたてほやほやのクイズです。
(これから、これをたたき台に改善していく予定)
ポスター会場には、こんな力作もありました。
見とれました~(^O^)
オブジェも!
野外は各地のゆるキャラが集合したり、屋台が出たり、様々なイベントが行われたりの楽しい雰囲気でした。
そしてツアー(巡検・335名)です。
いくつかのコースの中から私は平成噴火を中心に見てまわるコースに参加しました。
島原は220年前の山崩れ(眉山という山が崩れ、土砂が海まで達して巨大津波がおこり、約1万5千人の人が亡くなった)や、平成5年合計44名の方が亡くなった大火砕流など、火山による災害を経験してきたジオパークです。
伊豆大島よりも「恐さ」が身近に感じられる火山、そしてその火山と共に生きようとする人々…。
ツアーで歩くなかで様々なことを感じました。(一言では表現できない…)
特に、ツアーの案内に様々な立場の人が関わっていることが印象的でした。
町の案内には、ボランティアガイドの方達。
英語対応のガイドさんもいました。
わき水の豊富な、火山のふもとの町が素敵でした(^。^)
噴火の様子を調べ続けた元教員の方は、噴火当時の様子を詳しく話してくださいました。
その方の熱い語りに、皆さん引きこまれているようでした。
平成新山ネイチャーセンターでは、ガイドの方が植物の説明と共に図を用いて解説。
わかりやすく伝えようとする工夫が随所に!
火砕流が流れて43名の方が亡くなった場所では、防災関係の方々が歴史とともにその後の取り組みを説明。
火砕流に伴う熱風で校舎が焼失した小学校では、新しい校舎の中で子どもたちが歓迎してくれました。
子どもたちはみんなとても可愛くて、参加者もニコニコ笑顔に!
今回のツアーで何がスゴイって、これだけ様々な立場の人が、それぞれの場面で案内をしてくれることがスゴイと思いました。ジオパークはみんなで作るもの、みんなが関わる中で学んでいくものだと思うので…。
これだけの人が関われれば、ジオパークも浸透していきますよね。
島原は、火山もジオパークもでっかいなぁと感じました。
滞在中、普賢岳に沈もうとしている夕日を見て、胸が熱くなりました。
山頂に登り、災害のあとを見たことで、普賢岳がずいぶん身近な存在になったからかもしれません。
人の力の及ばない、大きな大きな存在の火山。
それが人の暮らしの身近にあって、静かにたたずんでいる…。
しびれますね~普賢岳。
こういう恐い存在のものが身近に感じられるって、人が生物として健全でいるために必要なことのようにも思えました。
ジオパーク、楽しいです!
いつか他のジオパークも回って、地球を感じたいです。
(カナ)
地元新聞に載ったという参加者数は、31カ国593名だったそうです。
「ジオパークと観光」のフォーラムでは、約500人が参加。
私も参加していましたが、パネラーの皆さんの意見がとても面白かったです。
印象に残ったものの一つが香港ジオパークの看板です。2010年にアンケートをとった結果、人が看板を読む平均時間は1~2分、表題に比較的関心が行く、図や写真がある方が理解しやすい…などの結果が出て、こんな看板を作ったそうです。
内容は、ジオパークのロゴ、簡潔で面白い表題、トピックの特徴に関する簡単な説明、図表を用いて特徴を説明、特徴が良くわかるような写真、ジオトレイルとトレイルに設置された看板の場所を示す図、現在地、で構成されています。今後の看板作りの参考になりそうですね~。
ポスター発表会場は100前後(ちゃんと数えてきませんでした(^_^;))のポスターが貼られ、高校生や中学生の発表が人気でした。
英語でコミュニケーションをとる、伊豆総合高校の生徒さん達です。
頑張っていましたよ~。
ちなみに伊豆大島は、火山博物館を探検しよう!というクイズを発表しました。
学校の先生方と一緒に作成した、できたてほやほやのクイズです。
(これから、これをたたき台に改善していく予定)
ポスター会場には、こんな力作もありました。
見とれました~(^O^)
オブジェも!
野外は各地のゆるキャラが集合したり、屋台が出たり、様々なイベントが行われたりの楽しい雰囲気でした。
そしてツアー(巡検・335名)です。
いくつかのコースの中から私は平成噴火を中心に見てまわるコースに参加しました。
島原は220年前の山崩れ(眉山という山が崩れ、土砂が海まで達して巨大津波がおこり、約1万5千人の人が亡くなった)や、平成5年合計44名の方が亡くなった大火砕流など、火山による災害を経験してきたジオパークです。
伊豆大島よりも「恐さ」が身近に感じられる火山、そしてその火山と共に生きようとする人々…。
ツアーで歩くなかで様々なことを感じました。(一言では表現できない…)
特に、ツアーの案内に様々な立場の人が関わっていることが印象的でした。
町の案内には、ボランティアガイドの方達。
英語対応のガイドさんもいました。
わき水の豊富な、火山のふもとの町が素敵でした(^。^)
噴火の様子を調べ続けた元教員の方は、噴火当時の様子を詳しく話してくださいました。
その方の熱い語りに、皆さん引きこまれているようでした。
平成新山ネイチャーセンターでは、ガイドの方が植物の説明と共に図を用いて解説。
わかりやすく伝えようとする工夫が随所に!
火砕流が流れて43名の方が亡くなった場所では、防災関係の方々が歴史とともにその後の取り組みを説明。
火砕流に伴う熱風で校舎が焼失した小学校では、新しい校舎の中で子どもたちが歓迎してくれました。
子どもたちはみんなとても可愛くて、参加者もニコニコ笑顔に!
今回のツアーで何がスゴイって、これだけ様々な立場の人が、それぞれの場面で案内をしてくれることがスゴイと思いました。ジオパークはみんなで作るもの、みんなが関わる中で学んでいくものだと思うので…。
これだけの人が関われれば、ジオパークも浸透していきますよね。
島原は、火山もジオパークもでっかいなぁと感じました。
滞在中、普賢岳に沈もうとしている夕日を見て、胸が熱くなりました。
山頂に登り、災害のあとを見たことで、普賢岳がずいぶん身近な存在になったからかもしれません。
人の力の及ばない、大きな大きな存在の火山。
それが人の暮らしの身近にあって、静かにたたずんでいる…。
しびれますね~普賢岳。
こういう恐い存在のものが身近に感じられるって、人が生物として健全でいるために必要なことのようにも思えました。
ジオパーク、楽しいです!
いつか他のジオパークも回って、地球を感じたいです。
(カナ)