先日、宮城県の栗駒山麓ジオパークのジオサイトにもなっている
伊豆沼に行ってきました!
伊豆のつく地名に伊豆大島と縁を感じます✨

冬は日本最大級の渡り鳥の越冬地として知られ、
夏は蓮が見頃を迎える伊豆沼・内沼。
この時期、ちょうど蓮の花が沼一面に咲いているはずなのですが、
今年は残念なことに7月中旬の記録的な大雨で沼の水位が上がり、
咲き始めだった蓮が水没してしまったそうです。

この状況の中でも「はすまつり」の旗があり、ボートが用意されていたことに驚きました。
後から知ったのですが、開催を見合わせていた中、このような状況でも遊覧船に乗りたいという声があったことから、8月5日から「はすまつり」は開催されているようです。

(家族の同意が得られず、ボートには乗っていません...)
受付にいた方から、この机の上まで水が上がったと聞き、驚きました。
全国各地で自然災害が毎年のように起きているのが、痛々しい現実です。

伊豆沼・内沼はラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)の登録湿地として国際的にも重要視されている湿地で、長年、地域市民や関係者が一体となって環境保全を行ってきた歴史をもつそうです。

以下の環境省の「伊豆沼・内沼自然再生協議会」のサイトで詳しく知りました。
https://www.env.go.jp/nature/saisei/kyougi/izunuma/
中でも印象的なのは、「ワイズユーズ」という言葉。
これまでの伊豆沼・内沼では、「湿地の賢明な利用」についての啓発普及が十分に進まず、
「伊豆沼・内沼には手をつけない、つけてはいけない」という誤解が生じていたそうです。
過度の利用や乱獲は生態系を壊してしまうが、ヨシ刈りをしないと湖岸が荒地化したり、ハスなどの水生植物を仮払いしないと水質が悪化してしまう。また外来種オオクチバスが増え、在来生物に深刻な影響を与えているなど... バランスを失うと、どんどん生態系が崩れ、漁業や地域の食文化にも影響を与えてしまう。
このような課題をあらゆる地域で抱えているのではないでしょうか。
伊豆大島も例外ではありません。
これらのたくさんの課題を伊豆沼の地域の方たちが身を削る思いで、取り組んでいる様子を人づてに聞きました。
「持続可能な社会」というフレーズはあらゆる場面でよく聞くようになりましたが、
適度な利用と保全のバランスはその地域特有の環境によるもので、
さらにそれを行う意志と行動力のある住民の力は必須だなと感じました。
伊豆沼のハスは見れませんでしたが、伊豆沼に行く道路沿いにハス畑がありました。

癒されます。

日本人が元来もつ自然と共存する心はこの里山の風景にも表れているなぁと感じます。



外来種の駆除や草刈りなど、大変なことも多い中、
人との交流を楽しみ、経済としても還元する方法を見出しながら、
地域ごとにオリジナルのやり方で自然の景観と人間以外の生物たちの住む場所も守れたらいいなぁ
と思いをはせる夏の1日でした。
(ユリカ)
伊豆沼に行ってきました!
伊豆のつく地名に伊豆大島と縁を感じます✨

冬は日本最大級の渡り鳥の越冬地として知られ、
夏は蓮が見頃を迎える伊豆沼・内沼。
この時期、ちょうど蓮の花が沼一面に咲いているはずなのですが、
今年は残念なことに7月中旬の記録的な大雨で沼の水位が上がり、
咲き始めだった蓮が水没してしまったそうです。

この状況の中でも「はすまつり」の旗があり、ボートが用意されていたことに驚きました。
後から知ったのですが、開催を見合わせていた中、このような状況でも遊覧船に乗りたいという声があったことから、8月5日から「はすまつり」は開催されているようです。

(家族の同意が得られず、ボートには乗っていません...)
受付にいた方から、この机の上まで水が上がったと聞き、驚きました。
全国各地で自然災害が毎年のように起きているのが、痛々しい現実です。

伊豆沼・内沼はラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)の登録湿地として国際的にも重要視されている湿地で、長年、地域市民や関係者が一体となって環境保全を行ってきた歴史をもつそうです。

以下の環境省の「伊豆沼・内沼自然再生協議会」のサイトで詳しく知りました。
https://www.env.go.jp/nature/saisei/kyougi/izunuma/
中でも印象的なのは、「ワイズユーズ」という言葉。
これまでの伊豆沼・内沼では、「湿地の賢明な利用」についての啓発普及が十分に進まず、
「伊豆沼・内沼には手をつけない、つけてはいけない」という誤解が生じていたそうです。
過度の利用や乱獲は生態系を壊してしまうが、ヨシ刈りをしないと湖岸が荒地化したり、ハスなどの水生植物を仮払いしないと水質が悪化してしまう。また外来種オオクチバスが増え、在来生物に深刻な影響を与えているなど... バランスを失うと、どんどん生態系が崩れ、漁業や地域の食文化にも影響を与えてしまう。
このような課題をあらゆる地域で抱えているのではないでしょうか。
伊豆大島も例外ではありません。
これらのたくさんの課題を伊豆沼の地域の方たちが身を削る思いで、取り組んでいる様子を人づてに聞きました。
「持続可能な社会」というフレーズはあらゆる場面でよく聞くようになりましたが、
適度な利用と保全のバランスはその地域特有の環境によるもので、
さらにそれを行う意志と行動力のある住民の力は必須だなと感じました。
伊豆沼のハスは見れませんでしたが、伊豆沼に行く道路沿いにハス畑がありました。

癒されます。

日本人が元来もつ自然と共存する心はこの里山の風景にも表れているなぁと感じます。



外来種の駆除や草刈りなど、大変なことも多い中、
人との交流を楽しみ、経済としても還元する方法を見出しながら、
地域ごとにオリジナルのやり方で自然の景観と人間以外の生物たちの住む場所も守れたらいいなぁ
と思いをはせる夏の1日でした。
(ユリカ)