グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

2日間のフィールドワーク

2022年08月26日 | ツアー
一昨日と昨日の2日間、千葉県のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に所属する高校生たちのフィールドワークのガイドを担当しました。(SSHについて知りたい人は文科省のサイトへ

生徒さんたちは、1日目と2日目で入れ替わりましたが、コースは同じ。
面白いことに、連日、同じ生きものたちに出会いました。

歩き始めの森の入り口にあるオオモミジには、シャチホコガの幼虫がついていました!

1日目の幼虫。

2日目の幼虫。

1日目の写真を見て、「何かぶら下がっている!」と驚きましたが、2日目も元気に葉っぱを食べていました😊

雨が降ると水溜りができる場所には、ヒキガエルが鎮座していました。
1日目のカエル(掴んでいるのは先生です😊)

2日目のカエル。

ちょっと弱っているようでした。
湿り気を求めて、泥っぽい場所に来ていたのかな?

「裏砂漠・風の丘」での休憩タイム。
1日目は、炎天下で風が弱かったので、みんな疲れ気味でしたが…

石積みに挑戦した男子たちは、先生より高く積み上げていました😊

2日目は、ずっと霧で涼しかったので、休憩は短めに。

この日の男子たちは、前日よりさらに高く、石を積み上げていました😊


両日とも、台風8号であらわになった「ハチジョウイタドリの根」を観察しに行きました。
1日目の観察風景。

2日目は、みんなでまとまって歩きながら霧を突っ切る予定でしたが

素晴らしいタイミングで霧が晴れ、三原山が姿を表しました!!

この日は別の場所でも、数mの根っこを観察しました!


最後に植物が生えていない黒い地面の上で、ジャンプ!
1日目。

2日目。

いやぁ、若いって素晴らしいです😊

もちろん、2日間でそれぞれ違う生きものにも出会いました。
1日目は、黒い大地に黒いバッタ登場!

2日目は、前半が霧だったので、開花が始まったばかりのセンニンソウにカタツムリが3匹もついていました!

(花を食べているように見えるのですが…偶然かな??)

イタドリの群落の真ん中から、ススキが生えていることを発見した生徒さんもいたし(スルドイ)

ハチジョウイヌツゲの木の高さの変化とともに、葉の大きさも変化するのではないか?と推測して測って歩いている生徒さんもいて、感心しました。


2日間のフィールドワークが、高校生たちがより「生命」に興味を持つキッカケになってくれたら良いなぁ〜と思いました。

生徒さんからは、素敵な宿題(答えられなかった質問)も、もらいました。
①オオシマザクラはなぜ強いのか?
②スジコガネはなぜ、カラーバリエーションが豊富なのか?
③土って何か?
答えが見つかったら、またこのブログで紹介したいと思います😊

(かな)
コメント
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