グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

小さな変化を重ねながら

2022年08月16日 | ツアー
台風で報告が前後してしまいましたが、8月12日(台風前)のツアー報告です。
この日は、中学生&高校生&ご両親と裏砂漠に行ってきました。

前日の雨のせいか艶やかな、そしてクネクネの木々のトンネル。

皆さん「変わっている!」と、木の幹の様子を観察されていました。

地面にはカタツムリが這っていて「久しぶりに見たわ〜」とお母さん。

都会はカタツムリが減っているとのことで、最近親御さんからこの言葉をよく聞く気がします。

スジコガネが歩いていたので指の上に乗せたら、なぜか…

バランス!!(笑)
飛び立つわけでもなく、ずっとこのポーズでした(何なのでしょう〜??)

秋にピンク色に色付くはずのマユミの実が、ほとんど全部、地面に落ちていました。

犯人はリス?それともサル??
いずれにせよ、秋の楽しみが一つ減りました😓

お客様から「毛虫が(体に)ついていますよ」と教えてもらい、見たらホタルガ幼虫だったので、食草であるヒサカキを探しておシャレな色使いの場所に、置いてあげました!

「なかなか良い場所見つけたかも」と満足していたら「台風で飛ばされないと良いですね」とお客様。…確かにここは低木林地帯だったので、台風は大変だったかも…😅

溶岩地帯は霧でしたが

裏砂漠は青空でした!

中学生と高校生は2人とも運動部だったので、元気よく飛びました💖


けっこう風が強かったので、草の防風効果も体験できたし

山側の霧は、この時まではまだ遠くにあって、広い景色を楽しめました。


カジイチゴの葉の裏が、ピンクに色づいて

あちらこちらで風に揺れる様や

前日1個だったノコンギクの花が、全行程で3個ぐらいに増えているのを見て、

少しずつ秋が近づいているのを感じました。

最後に立ち寄った森の中では

ずっと菌糸だけで青緑色のカビにしか見えなかったロクショウグサレキンにキノコが伸びていました!

小さな変化を積み重ねながら、少しずつ季節が進んでいきます。
(今年はセミ爆弾があまり飛んでこないまま、夏が終わるかも…?)

(かな)






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする