nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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介護業界で1社独占について

2007-06-25 18:09:28 | 経営
最近、企業の買収が盛んである。TOB、M&A。
介護業界で1社独占はサービスの選択性を阻害するので困るが、サービスの多様性確保とは異なると思う。
施設系ではちと違うがサービスの多様性はみんなが言うほど多様性はあるのだろうか。特に在宅で訪問系はほとんど違いがわからないという感じを持つ。
資格基準が同じ、雇用形態が同じ、業務内容が基準通りでは違いをつけることが難しい。
住宅関連も介護保険制度の中だけで見るとそれほどの違いが感じられない。
感じは人によってその程度が違うから私の感じないは人によっては大いに感じるということかもしれない。
違いはそれほどないということであれば1社独占は多様性の阻害ではなく選択性の阻害になる。
選択性がないことによる弊害は行政サービスが参考になるでしょう。
競争原理が働かない、ということかなぁ。
介護業界での競争原理は他の業界とはやはり違うようで、基準に依存する部分があり、それ以外の部分を探すのが難しい。
同一価格、業務内容の基準、人員数の規定、差を探すと介護労働者の個人レベルの問題かも、個人に表現される企業体質かなぁ。
ある人は擬似自由競争と表現したけど、近い表現だと思う。
それで競争原理が働いていないのだから、1社独占は競争原理を阻害することにはあたらないがやはり選択性ということからは好ましくないということです、wさん。
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介護事業のローリスク・ローリターン

2007-06-25 13:23:50 | 経営
介護事業での収支は人員基準と介護報酬で計算されるきわめて単純な収支構造といえる。
この収支構造を超えようとすると無理が生じ事業所の内容に歪みが生じ、結果、手続き違反など基準に違反する。一方、収支構造のなかで無理に収支を追求すると介護労働者の業務を変容させることで実現を追求する。
きわめて単純な事業構造で、ここから介護事業はローリスク、ローリターンといわれる。

顕在化していないだけでリスクはあるわけで、
リスク管理されているかどうかは出現率の問題、リスクの存在には変わりないでしょう。
介護で計画通りにケアが行われる保証
利用者、介護労働者間のコミュニケーションのずれを感知し対応する仕組み
事故発生の危険性の認識と対応
介護事業におけるリスクは顕在化していない、もしくは目をつぶることで巷間言われている「介護事業はローリスク」ということには当てはまらない。

介護報酬の売り上げは売掛金扱い、売掛金は回収されるべき科目。
介護報酬は一般的に売掛金の相手先は1つは保険者、もう1つは利用者。故に確実に回収されると・・・。
保険者の入力ミスによる突合不一致の発生の可能性
再請求項目の認識
生活保護扱い処理の手違い
個人口座の閉鎖
利用者負担割合の確認
引き落とし契約の時期と実施時期のずれ
売掛金管理は個別管理と経過管理。
この認識が現場と経理と経営者の間で整合されてているかどうかで売上の正当性の高さに反映される。
売掛金の回収は事業者自らの能力にかかっているということは他の事業となんら代わりがない。
故に介護事業はハイリスク、ローリターンもしくはノーリターンという事業性格を持つと思う。
ここで話を終わってしまうと評論家。経営者ではなくなるので、一言。
介護事業を知悉、コンプライアンスの上に事業構築。何度も見直しの結果、当社のような方法が可能という結論にいたり事業化に踏み切ったという次第。

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