nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

ケアマネジャーに笑顔をもたらす会社です
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地域包括ケアシステムと鹿沼箒

2011-12-25 22:16:11 | ケアマネジメント
鹿沼市内周辺を訪れた今日のNKH「新・小さな旅」、連れ合いと一緒に箒を作っていた年老いた鹿沼箒職人が連れ合いをなくし生きがいを失ったときに、その孫娘が箒作りをはじめ、今度は孫娘と一緒に老職人が再び生きがいを取り戻す。箒の材料となるホウキトウモロコシの生産が少ないことから地元市民が生産に関わるように。その老職人もなくなったが、いまでも孫娘は箒職人として箒をつくり、地元で一番の老職人に教えてもらっている。今度はその地元一番の老職人が嬉しそうに教える姿がある。
地域包括ケアシステムは地域振興でもある。箒職人の生きがい作りから材料生産までに広がる市民の活動、これこそ地域包括ケアシステムと言える。公共投資もなくいまの財政で地域振興策をこの地域包括ケアシステムという手法で行なってもいい。地域包括ケアシステムは幅広い政策で、他に財源と手法がないから介護保険事業計画によって位置づける意外にない。行政に横断的組織でこの地域包括ケアシステムを有効に活用して高齢者対策だけでなく子育て支援、障がい対策、失業雇用対策、そして医療なども含めた総合的地域安全対策として施行して欲しい。
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年末にbigなnews

2011-12-25 13:22:25 | 経営
あのスティーブ・ジョブス氏も捉えることができなかった全人類をマーケッとして捉える可能性のある企業が出現した。
12月23日日経朝刊に三井物産がトルコの病院最大手を買収したことが報じられていた。詳細はニュースを見ていただきたい。
ポイントのまず1つは医療機関なので新生児から高齢者の終焉までと全年齢層がターゲットになる。さらにトルコの医療機関買収によって民族、人種、そして宗教の枠をこえたこと。これで全人類をターゲットとすることが可能となる。
ポイントの2つ目は医療機関で行われる治療に伴う関連業種が連なる。最たるものが創薬で、ヒトゲノムによる創薬から既存医療薬の製造販売に関わりを持つ。最新の治療技術を持つ医療機関ならば最新医療を可能にする医療器具や機器の開発で関わりが生じ、その医療技術の取得を目指して別の医療者が参集して技術の習得をする。そうした最新の技術をもった医療者が世界に拡散することになればこの医療機関は世界の医療の中核の位置を確保し世界の医療のリーダーとなる。そして技術を支えるITへの関わりも抜きにしては成り立たない。この成果は1つ目が背景となっていることがポイントである。
なんといっても特徴なのが医療機関をそれも大手で、イスラム系で宗教を、人種の壁を超越したことが大きい。これで三井物産は医療の川上と川下をグローバルな規模で手にしたわけで、おそらくだが、10年後にはGE社やフィリップ社、シーメンス社を抜くだろう。そして30年後にはこの三井物産の医療機関が世界の医療を席巻するだろう。
本年もさまざまなことが起こったが、これは本年最大、いや人類史上はじめての出来事と言うべきだ。
この事業を遂行する組織は、いままでのものとは異なることを要求する。たとえば従来の事業展開方法は企業や団体における取引関係によっておこなわれてきたが、ここではその都度事業の内容によって組織が変わるような、決まったものではないだろう。あたかも原子と分子のような関係か、原子核となる人材があり、原子と分子で構成される企業体が、別の組織と化学反応をおこして新たな物質を作り、その反応はまた新しい反応への連鎖するような、そんな組織を要求すると想像される。
この事業の成否はいままでの利益追求を対象としていた経営学や経済学にかわり「人間生命」経済学とでも呼ぶべき「価値」追求の経済学を創設する可能性を秘めている。21世紀の姿を予想させる出来ごとがいま起こったと実感している。
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米村圭伍著「退屈姫君伝」読了

2011-12-25 12:54:38 | Weblog
この作家はしらなかった。はじめ読み出した感想はこども向けの時代小説かと思ったほどやさしい表現をしている。すこし落胆しつつ読み進めるとやさしい言葉を使っているだけで作品には時代考証がしっかりとなされており、稚拙なものではない。なにせ主人公が「めだか姫」ですから。御伽噺かと思うのも無理ではないだろう。めだか姫は五十万石大藩の姫が2万5千石の藩に嫁入して、その小藩でのはちゃめちゃ騒動を起こすという話ですから、面白いわけがない。
平賀源内も田沼意次も登場、くのいちやら小堀遠州の弟子やらとにかく多士多彩が物語を彩る。おもしろい。落首もあり俳句も、とにかく洒落倒す、無条件におもしろい。
時代小説の絶対の条件は街並みの知識がうかがわれるか、だと思っているが、この作品はその点、まず間違いがない。次に武士階級など社会の知識も経済制度もしっかりと裏打ちが感じられて、けっして子供騙しの小説などでない。
この本は普段文字に親しんでいない人でも気楽に読める、しかも内容もその割に濃いですから、時代小説を読んだという実感が持てる一冊だ。
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