一昨日の『朝日新聞』に山室信一氏のインタビューが掲載されていた。山室氏には『キメラー満洲国の肖像』(中公新書)、『思想課題としてのアジア―基軸・連鎖・投企』(岩波書店)等の著書がある。特に『憲法9条の思想水脈』 (朝日選書)は、現在的課題に照応している。これは必読である。
さてこのインタビューの題は「「満州国化」する日本」である。第二次安倍政権が成立してから1年、山室氏は「日本の満州国化」だと指摘する。「満洲国」は、大日本帝国の傀儡国家であった。現在の日本は、アメリカの傀儡国家化してきている、と。
安倍の「戦後レジームからの脱却」は「国家主導体制をつくること」をめざしている、それは安倍の祖父・岸信介と発想が似ているという。現在小選挙区制により、「自民・公明という一元的な権力で全て決められる、満州国と同じシステムが今」できあがった、というのだ。
確かにマスメディアは、「決められる政治を!」と叫び続けた。1920年代の政党政治に対する不満が、国民のなかに「軍の統率力や官僚の統制」への「期待」をつくりだした、それと同じような情景が、今の日本にある。
問題はどんなことが「決められる」のか、である。今、安倍は「自分の核がないから、官僚やブレーンが持ち込んでくるものをバキューム効果のように取り込んでいく」、だから官僚や財界などにとって、安倍政権は最高の政権なのだ。
山室氏の本を読んでいるボクとしては、しかし、このインタビューのまとめかたはとても下手だと思う。おそらくもっと有益なことを語っていただろうと思う。インタビュアーは、山室氏の著書をあまり読んではいないのではないか。
山室氏の著作は、重厚で、緻密である。
さてこのインタビューの題は「「満州国化」する日本」である。第二次安倍政権が成立してから1年、山室氏は「日本の満州国化」だと指摘する。「満洲国」は、大日本帝国の傀儡国家であった。現在の日本は、アメリカの傀儡国家化してきている、と。
安倍の「戦後レジームからの脱却」は「国家主導体制をつくること」をめざしている、それは安倍の祖父・岸信介と発想が似ているという。現在小選挙区制により、「自民・公明という一元的な権力で全て決められる、満州国と同じシステムが今」できあがった、というのだ。
確かにマスメディアは、「決められる政治を!」と叫び続けた。1920年代の政党政治に対する不満が、国民のなかに「軍の統率力や官僚の統制」への「期待」をつくりだした、それと同じような情景が、今の日本にある。
問題はどんなことが「決められる」のか、である。今、安倍は「自分の核がないから、官僚やブレーンが持ち込んでくるものをバキューム効果のように取り込んでいく」、だから官僚や財界などにとって、安倍政権は最高の政権なのだ。
山室氏の本を読んでいるボクとしては、しかし、このインタビューのまとめかたはとても下手だと思う。おそらくもっと有益なことを語っていただろうと思う。インタビュアーは、山室氏の著書をあまり読んではいないのではないか。
山室氏の著作は、重厚で、緻密である。