浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

装備というおもちゃ

2016-08-26 22:04:30 | その他
 畑で雑草を刈り取っていたら、今日もエーワックスが飛んでいた。一機570億円。それが4機。航空自衛隊員は、これをおもちゃのように扱っているように思える。高価なおもちゃ。

 昨日届いた『週刊金曜日』、そこに田岡俊次の「敵がミサイル発射を通告すると思っている防衛省 役に立たなかった「ミサイル防衛」」という記事があった。

 最近も、北朝鮮が潜水艦からミサイルを発射したようだが、すぐにそれが報じられることはなかった。もちろん「Jアラート」も動かせなかった。

 北朝鮮が事前に教えてくれなかったからだ。

 田岡は、8月3日午前8時前、北朝鮮による弾道ミサイル「ノドン」を2発発射したことに関して、防衛省が何もなしえなかったことを指摘する。防衛省がその事実を公表したのが午前9時8分。高価なイージス艦や「パトリオット・PAC3」はどうしていたのか。「ノドン」発射に関しては、まったく効果がないことが実証された。もちろん、先日の潜水艦からの発射についても、である。

 北朝鮮がテポドン2によって人工衛星を打ち上げるということで、防衛省は大騒ぎした。イージス艦を配備し、PAC3を沖縄県などに配備した。北朝鮮が、人工衛星を打ち上げるということで、長時間にわたってその準備をしていたから、防衛省も対応し、「破壊措置命令」なんかを出していた。

 最初から、いつ、どこから、どの方向に発射されるかわからないミサイルなんか、撃ち落とすことなんかできっこない。防衛省が米軍としばしば訓練をし、命中したとかいっているが、それはすべて事前にそれらが明らかになっているから「命中」するのだ。

 北朝鮮が人工衛星を打ちあげるときには、テレビニュースでもPAC3なんかを映していたが、8月3日のミサイル発射、先日の潜水艦からのミサイル発射に、防衛省がどう対応したか、どこのメディアもコメントしない。

 日本のメディアは、ほんとうにおめでたい。政府の言うがまま、同じような事態に対して、「防衛省はミサイル発射々に際しての「防衛」はどうしたのか」という質問すらしないようだ。

 退廃するメディア、批判的知性を失ったメディア。

 防衛省は、意味のない「ミサイル防衛」の装備を、もっと買うようだ。装備というおもちゃ、自衛隊員に高額なおもちゃを与えるのはやめよう。
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スパイ行為をする警察

2016-08-25 08:18:12 | その他
 人権なんか屁とも思わない警察。大分県警が見せたその姿。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2853020.html
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昔ながらのまち

2016-08-25 07:45:37 | その他
 私の周辺、景観の変化は激しい。いつのまにか既存の建物がなくなって更地になったり、コンビニが閉店になったり、家が新築されたり・・・・・・・・時たま通る際、以前ここは何だったっけ、と思うほどだ。

 しかしそういう変化がないところがある。

 一昨日川根本町(旧中川根町)に行った。ここは何年も仕事で通ったところだ。山村である。公共交通機関として、SLが走る大井川鐵道がある。

 一緒に仕事をしたFさんが亡くなったので、墓参に行った。墓は地域の共同墓地にあった。山の尾根筋にあり、そこは太陽の光が降り注ぐ。墓の南側には茶畑が広がる。遠くには、どっしりした山並みが遠望できる。その山に霞がかかる。時の流れがとてもゆっくりとしているように思える。Fさんはこの景色をみながら、ゆったりと悠久の時を刻んでいるのだろう。私よりかなり年齢が上だが、この地域のことに詳しく、また仕事もきちんとこなし、楽しい方であった。「ビールがあれば幸せ」といつも言っていた。笑顔がすてきで、亡くなる直前まで、地域の文化振興に尽力されていた。惜しい方であるが、しかし人間はいつかこの世を去る。少なくとも、Fさんは、すばらしい思い出を伴って、私の記憶のなかに残り続ける。

 この地域は、健康長寿の方が多い。年齢を重ねても茶を栽培する。山村であるから坂道が多い。茶畑もである。そこを往復しながら大切に茶を育てる。ここの茶は、人間が育てている。愛情のかけ方が他の地域とは違う。だから高級な「川根茶」として知られている。茶を飲み、育て、そして元気に地域を支える。話していて楽しいし、すぐに打ち解けることができる。ここは、茶だけではなく、Fさんのような人間を幾世代も育てているのである。

 そしてまちの景観もほとんど変わらない。変わらないということは落ち着いているということでもある。だから生きていて安心できるのだ。変わらない、ということは決して否定的なことではない。

 ゆったりとした自然な時の流れに身を任せながら、あくせくしないで生きていける。

 中川根を知ってから何年になるのだろう。何かのことが新聞で報道されると、つま先立ちで中川根を心の中で見る。そういう魅力があるまちだ。そこで旧友たちと宴をもち一泊した。

 料亭並みの料理を、それも自家製の野菜でもてなしてくれる野口屋さん。

 これからも何度か訪れるはずだ。このまちの周囲の山々や、大井川の流れは、下界に住む私に、あくせくしないでいきることの大切さを教えてくれる。

 そう、ここは天上のまちなのである。


 
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ついにでた「国威発揚」

2016-08-24 18:25:34 | その他
 欧米では「ウルトラナショナリスト」と呼ばれる安倍晋三。ヒトラーに似た挙動がしばしば指摘されるが、その安倍晋三の広報宣伝機関であるNHKが、ついに「国威発揚」ということばを使用した。

 このことばは、戦前の全体主義国家日本のなかで使用されたものだ。それがついに、20016年、登場した。

http://buzzap.jp/news/20160823-tokyo-olympic-enhancing-national-prestige/
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今日の「中日」社説

2016-08-23 08:25:34 | その他
 むのたけじさんの逝去に関わる社説。


むのさん逝く ジャーナリズムを貫く 2016年8月23日

 百一歳のジャーナリスト、むのたけじさんが亡くなった。新聞記者として戦争取材にかかわった自責の念を戦後の原点とした。戦争を憎み、平和を求める。発言や行動には反骨精神が貫かれていた。

 「戦争を絶滅する」。人間を幸せにしない。肯定できる要素は何一つない戦争。人類がどうやったら争いなく暮らせるのか。それがむのさんが生涯かけて考え続けたことであり、願いだった。

 戦後を生きる原点としたのは、新聞記者として戦争報道にかかわった悔恨だ。大本営発表のまま負け戦を勝ち戦のように、空襲被害も軽微と報じた。本来、民のものであるはずの新聞が国民を裏切った。敗戦の日、新聞人としてのけじめをつけるために退社したむのさんの証言には、新聞をつくる私たちにとっての教訓がある。

 「戦時中、憲兵や特高、内務省の役人が新聞記事の内容に細かく干渉してくることはなかった。軍部と対立すれば新聞社の経営に困るから、会社側が原稿のチェック体制を作った。これが新聞社の活気を失わせた。新聞社をダメにしたのは自己規制だった」。本紙のインタビューにはこう語った。

 今も同じ過ちを繰り返していないか。権力におもねって真実を伝えることを放棄していないか。報道機関の私たちが沈黙したときに戦争は忍び寄るのではないか。

 新聞記者を辞めたむのさんが故郷の秋田県横手市で創刊した週刊新聞「たいまつ」には、地域に根差した民衆の目があった。

 憲法改正に警鐘を鳴らし、安全保障関連法案に反対を唱えたむのさん。百歳を迎えても人々は、むのさんの発言を求めた。

 公の場での最後の発言は五月三日、東京で開かれた憲法集会だ。車いすで現れたむのさんは白い髪を風になびかせ、張りのある大きな声で語った。「戦争は人間をけだものにする。ぶざまな戦争をやって残ったのが憲法九条。九条こそが人類に希望をもたらす。憲法のおかげで、戦後七十一年間、日本人は一人も戦死せず、相手も戦死させなかった」

 戦後生まれが人口の八割を超え、戦争体験の継承もまた切実な課題だ。

 むのさんは言った。三百六十五日、日々の営みの中で考えよう。どうしたら戦争をなくせるか、平和を実現できるか。「戦争は始まったら止められない。大切なのは、七十億分の一が変わること。一人一人の力だ」。戦後の暗闇を照らした「たいまつ」の精神を私たちは受け継いでいきたい。
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岩国基地にF35配備

2016-08-23 08:20:02 | その他
 岩国基地が、米軍の拠点となりつつある。今日の『東京新聞』一面。「F35を岩国に16機配備へ 米軍増強で住民負担増の懸念」という記事。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201608/CK2016082302000113.html

 岩国市民は、こうした事態と「共存」していくことになる。しかし私は同情しない。岩国市民は、こうした事態を招き寄せる人を市長にしているからだ。

 みずからの投票行動が、いかなる事態をつくりだすか、ということである。
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品性が「貧しい」政治家

2016-08-23 07:29:43 | その他
 この政治家、選挙になると若返る。それの数歳ではない。20年以上若返る。選挙ポスターの写真は、現在の「ご尊顔」ではない。ずっと、ずっと前のものだ。

 その「貧しい」品性の政治家が、「カネがない人は、贅沢をするな」という。みずからは高額な歳費をもらい日本でも有数な贅沢な暮らしをする者が、「母子家庭」で貧しい経済生活を送らざるを得ない少女に、「貧乏人は貧乏人らしくせよ」とのたまう。

http://lite-ra.com/2016/08/post-2516.html
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スノーデンの警告

2016-08-23 06:52:00 | その他
 「インターネットの裏側で大規模に執り行われている監視の実態を、世界に向けて暴いた当時弱冠29歳のエンジニア」であるスノーデン。そのインタビュー記事があった。その一部を紹介する。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49507

 メール、チャット、ビデオ通話、ネット検索履歴、携帯電話での通話など、世界中のあらゆる通信経路を通過する情報のすべてをNSAが掌握しようとしているという事実


スノーデンはNSAの仕事を請け負うコンピュータ会社デルの社員として2009年に来日し、東京都福生市で2年間暮らしていた。勤務先は、近くの米空軍横田基地内にある日本のNSA本部。NSAは米国防長官が直轄する、信号諜報と防諜の政府機関だが、世界中の情報通信産業と密接な協力関係を築いている。

「日本で近年成立した(特定)秘密保護法は、実はアメリカがデザインしたものです」


「米政府が日本政府を盗聴していたというのは、ショックな話でした。日本は米国の言うことはほとんどなんでも聞いてくれる、信じられないほど協力的な国。今では平和主義の憲法を書き換えてまで、戦闘に加わろうとしているでしょう? そこまでしてくれる相手を、どうして入念にスパイするのか? まったくバカげています」

NSAの大規模盗聴事件「ターゲット・トーキョー」についてのスノーデンの感想だ。NSAが少なくとも第一次安倍内閣時から内閣府、経済産業省、財務省、日銀、同職員の自宅、三菱商事の天然ガス部門、三井物産の石油部門などの計35回線の電話を盗聴していたことを記す内部文書が公にされた。

対象分野は、金融、貿易、エネルギー、環境問題などで、いずれもテロとはなんの関係もない。米国が表面上は「友好関係」を強調しながら、日本のなにを監視しているのかがわかる。NSAと緊密な協力関係にある英語圏の国々、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダにも一部共有されていた


日本の監視拠点は、米海軍横須賀基地(神奈川県)、米空軍三沢基地(青森県)、同横田基地と米大使館(東京都)、米海兵隊キャンプ・ハンセンと米空軍嘉手納基地(沖縄県)で、約1000人が信号諜報に当たっているという。このうち米大使館は官庁、国会、首相官邸に近く、NSAの特殊収集部隊が配置されているといわれる。米軍基地は戦闘拠点であるだけでなく、監視活動を主要任務としているのだ。

日本政府は米国の監視システムの被害者でありながら、今後、特定秘密保護法によって米国の世界監視体制を守る同調者として、日本で暮らす人々の通信データを横流しする共犯者、加害者としての性格を強めていくこと

強権発動を要せずして、日本の報道関係者はネット上の流動的、断片的な情報から内向きに聞こえのよいもの、効率よくニュースにできるものを選択する「不自由」に慣れ、日本人の世界を理解する力を深刻に低下させている。
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NHKの貧困をとりあげた番組

2016-08-22 21:13:27 | その他
 日本の視聴者にとって、貧しい人は、ほんとうに貧しい状態でなければいけないらしい。少しのお金をどういうところにつかうかは、本人の自由。そうした自由すら攻撃する。

http://www.huffingtonpost.jp/yumiko-watanabe/satsuki-katayama-want_b_11637776.html?utm_hp_ref=japan

http://bylines.news.yahoo.co.jp/mizushimahiroaki/20160822-00061377/


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オリンピックも安倍の宣伝

2016-08-22 21:08:28 | その他
 見ていないから知らなかったが・・・・

http://lite-ra.com/2016/08/post-2515.html

 こうしてスポーツが、ファシズム政権の宣伝として利用される。ナチスと同じ。
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台風

2016-08-22 20:55:56 | その他
 昨夜、台風9号がこちらに来るのではないかと、その対策を行った。しかし、朝起きてみると、風もなく雨もない。天気予報を見ると、まだ海上だった。

 曇ってはいたが、雨もないので花壇の整理を行った。ひまわりや鳳仙花などをとった。

 それが終わってラジオを聴くと、関東地方で大雨が降っているという情報。町田では境川が危険水位を超えたとか、所沢では短時間にすごい雨が降ったとか・・・・

 今まで、台風がくるとだいたいこの地方に上陸してきたのだが、珍しく関東地方で荒れ狂っている。

 夕方畑に行く。雑草をひたすらとるのだが、トマトなどの夏野菜の時期が過ぎたようだ。昼間は暑いのに、夕方から夜は少し気温が下がってきている。植物はそうした少しの変化で、もう実をつける時期が過ぎたと判断するのだろう。そうした野菜も根っこから抜くことになる。畑には、雑草やそうした時期を過ぎた野菜がヤマとなる。乾かして野焼きをするのだが、最近はなかなかうるさくなってきた。

 秋野菜の畝をつくらなければならない。

 季節はめぐり、秋が来る。
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安倍首相の舌は何枚あるのか

2016-08-21 21:12:56 | その他
 リテラの記事。

http://lite-ra.com/2016/08/post-2513.html
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NHKの言論統制

2016-08-21 13:55:25 | その他
 NHKは、戦争反対も言わせなくなった。NHKが永六輔の追悼番組を放映した。「永六輔さんが遺(のこ)したメッセージ」である。

 その番組での、ピーコさんの体験。

 NHKの追悼番組「永六輔さんが遺(のこ)したメッセージ」に出て、「永さんは戦争が嫌だって思っている。戦争はしちゃいけないと。世の中がそっちのほうに向かっているので、それを言いたいんでしょうね」と言ったら、そこがばっさり抜かれていた。放送を見て力が抜けちゃって……。永さんが言いたいことを伝えられないふがいなさがありますね。

 『朝日新聞』記事。

http://digital.asahi.com/articles/ASJ8D72S8J8DUCVL02L.html?rm=430
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むのたけじさんご逝去

2016-08-21 13:49:52 | その他
 すばらしいジャーナリスト、むのたけじさんが亡くなられた。最期まで、ジャ-ナリズムや社会に警句を発していた。

http://www.asahi.com/articles/ASJ8P2DW1J8PUJUB001.html?iref=comtop_8_05
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「法の支配」が消え、恣意的支配が幅をきかせる

2016-08-21 13:39:53 | その他
 『朝日新聞』記事、「安保法巡る元最高裁判事の論文、法律家の機関誌が不掲載」は、必読である。これほどまでに日本の学問研究の自由は侵害されているのだ。

http://www.asahi.com/articles/ASJ8N72LWJ8NUTFK00J.html?iref=comtop_8_01
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