心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

サイコパス

2024年10月17日 | 雑感・愚見

 

2023年4月 ケニアで終末論を説くカルト教団が

『餓死すればキリストに会える。』と信者に断食を強要して

子供191人を含む429人が死亡し、

その他600人が行方不明となっています。

 

 

マッケンジー被告は、元タクシーの運転手で

2003年に『キリストに仕える者』と自称して教団を設立。

 

元信者の30歳の女性は、

マッケンジー被告の祈りのお陰で胃病が改善し、

アルコール中毒だった夫もお酒を止めたと言います。

 

 

ポール・マッケンジー被告

 

断食は、幼い子供から始まり、10代の少年少女、

次に女性、最後に男性の順に実行されました。

 

殺人、子供虐待、テロなどの罪で追訴されましたが

被告は、無罪を主張していて動機は謎のまま。

 

『餓死したらキリストに会える。』私は言いたい。で!

 

自殺希望者を止めることが出来ないとするなら

最後位は、苦しいとか悲しいとかに塗れるのじゃなくて

少しでも希望や喜びを与えたいと思っての

『餓死したら』ならまだ分かりますがあああああ、

そもそも多くの宗教の教えは、

自殺を悪だとしていたんじゃないの。

 

教祖が、あちらの世界に行ってキリストに会って

キリストが復活したように現世に戻ってくるとして

餓死を選ぶのならまだしもです。

 

信徒にって絶対に間違っている。

で、自分は瘦せこけた様子も無く被告席に着座って

無罪を主張するって。

 

もうこんなん宗教でもなんでもなくて

サイコパスが人々を言葉巧みに騙くらかして

人々が痩せこけて生気を失い苦しみ死んでいくのを

見ることに悦びを得ていただけだと断言したい。

 

魔女狩りの時にも書かせてもらいましたが

何百年も昔ならいざ知らず、

今の時代でもこんな悲惨でバカげた事件が

起きていることに驚きです。

 

で、過去にも同じような事件が起きていたことが

私の記憶にあったので少し調べてみました。

 

1978年11月18日、

ガイアナのジョーンズタウンで宗教団体『人民寺院』の

信者909人を含む918人のアメリカ人が毒を飲んで死亡し、

中には303人の子供が含まれていた。

 

1994年から1997年の間、宗教団体『太陽寺院』の

信者が集団自殺をおこないスイスとカナダで約74人が死亡。

信者らが残した遺書には、

死は、世界の偽善と圧迫からの脱出であると書かれていた。

 

これは言っていることはある意味嘘ではないけれども

こんなの言い出したら空腹からの脱出、オナラからの脱出、

毛髪、髭が伸びることからの脱出、老けることからの脱出、

病気からの脱出、睡眠欲求からの脱出、

肉体的な痛みからの脱出と何でも成り立ちますよね。

もう無茶苦茶っス。

 

1997年3月26日、宗教団体『ヘヴンズ・ゲート』の

39人の信者がカリフォルニア州で集団自殺。

集団自殺した彼らは教義により

ヘール・ポップ彗星に続く宇宙船に魂を乗せるための自殺で

人間の肉体から船への乗り換えをおこなうため。

 

サンドイッチマンじゃないけれど

ちょっと何言っているか分からない。

 

これほど馬鹿げた理屈で、愚かな行動で取るまでに

一人の狂人に言葉巧みに操られてしまうって

本人及びその周りの人達は、

髪の毛掻きむしり、握りしめた拳から血が流れる程、

悔しいと思うんだよなあ。

 

良く分からんけど、自分は正しい道を歩んでいるのか

間違った道を歩んでいるのか、なんて二者択一的な

判断をしようとすると自分に自信を持つことが難しくなり

自分を許容することが出来なくなり自己否定が始まる。

 

奴らは、そこに目を向けさせて

付け込んでくると思うんですよね。

 

そもそも訳の分からん事にすがりたい時って

心が弱っている時なので奴らからしたら

もう鴨葱状態としか見ていないだろうね。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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