心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

恋文の結末

2024年08月10日 | 雑感・愚見

 

2000年、台北のある青年が

恋文を700通以上も送り続けていた恋人に

機は熟したとプロポーズしましたが実りませんでした。

 

何故なら、その恋人は何度も恋文を運んで来ていた

郵便配達人の青年に心奪われてしまったから。

 

 

うんなアホな………

 

恋人に送った恋文が700通以上ともなると

毎日でも約2年以上、さすがに毎日は無いと思うので

2日に1通でも約4年、4日に1通だと約8年間かあ。

凄いっす。

 

台湾の青年がプロポーズしたのが2000年、

日本でインターネットが普及し始めたのが2000年前後、

それによって世の中の流れは、

手紙からメールに移り代わっていきます。

 

インターネットの普及が

台湾でも日本とほぼ同じだとすると、

手書きの文字の方が電子文字では送り届けられないものを

送る届けることが出来る良さがあるとは思いますが

これを良い機会だとしてプロポーズしたのかな。

 

何年かに渡ってこれでもかと送り届けられる恋文が

重いと感じたり、キモイと感じさせたりと

逆効果となった訳じゃなくて………郵便配達の青年とかあ。

 

こんなことが起きるとは青年どころか

お天道様も知る由もなかったに違いない。

 

 

彼女が住む地域を担当していたであろう青年が

彼女の住いを配達で700回以上訪問している内に

何度も顔を合わし、少しずつ言葉を交わすようになり、

やがては心を通わすようになったとしても

何もおかしなことではないでしょうね。

 

この結果って

何度も顔を合わせたり、僅かでも交流を重ねることで

その相手への警戒心が薄れたり、

相手との心の距離が近くなる心理(単純接触効果)が

もろ示されたかのよう。

 

そして、遠くの親戚より近くの他人とも言うように

遠くの好意を寄せる異性よりも

近くの興味惹かれる異性に心が惹かれていくってのも

人間の自然な心理のダブル効果となると………

 

さらに恋心を自然に生み出された催眠効果と考えた場合、

催眠反応(恋心)を持続させる

何らかの暗示効果(交流)の間が空いたり、

催眠反応の持続を邪魔する強烈な刺激が横から入った場合には、

催眠状態から覚めるのが普通なんですよね。

 

でもまあいくらダブルの心理効果が

作用しやすい状況とは言え

ただ郵便受けにポイッと配達していたのでは

こうはならないはずなので

何かの条件が1つか2つ加わったんでしょうね。

 

例えば、配達の青年が毎日のように送り届けられる手紙を

恋文だと気が付いて凄く丁寧にポストに入れているのを

発見した女性が好印象を持った。

 

やがてその恋文が差出人からではなく

配達する青年からの手紙かのような錯覚に陥った。

何より一番重要な要素、青年が女性のタイプだった。等々。

 

ありとあらゆる不安要素を排除しようとすると

何も行動を起こせなくなるので

仮に郵便配達人と恋仲になんて考えが及んでも

迷いなく排除する部類のものであって

実際、起きないのが普通ではあるのですが

そんなことが起きてしまったあ。

 

もうこうなると

自らが招いたことだと自分の愚かさを責めたり、

自分を裏切ったと彼女を責めるのは簡単だけれども

こんな馬鹿気たことが起きたと言うことは

運命の定めしことだったとして誰も責めず

 

彼女は、運命の人ではなかったのではなかろうかと

ならばと新しい恋へと心を切り替えるしかないし

そのような強さと爽やかさを発揮できたら

次の恋のお相手を早く引き寄せることが

出来るのではなかろうかと思ったりもする。

 

 

 

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