◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「どの程度の関係にあったかどうか」って?

2007-12-08 19:54:03 | 気になる言葉、具体例
                   「どうか」は要らんのじゃよ
 朝の情報番組で、メインキャスターが「どの程度の関係にあったかどうか」「どれだけ分かっているのかどうか」と立て続けに言い、その後、別の人が「どこまで車を乗り入れたのかどうか」と言いました。今うつったのか、すでにうつってしまっていたのか、う~~~ん( ̄н ̄)。続けて言うということは、そのときたまたまミスったのではなく、そのような言い方をふだんからしているということですね。そして、それを変だと指摘する人は周りにだれもいないということで、すでに感染が広がっているのでしょう。9月20日に「どこまで許されるかどうか」について書きましたが、こんなスーパースプレッダーがいたのですね、いやはや、困ったことです。
 その時点では、実際に関係があったのかどうかはっきりしておらず、もし関係があったのだとしたら、それはどの程度だったのか、これからの調べで徐々に明らかになっていくだろうという状況だったので、「どの程度の関係にあったかどうか」と言ってしまう気持ちは分からないでもないのですが、「関係はあったのか、あったとすれば、それはどの程度なのか」と、しゃべりのプロなら言っていただきたい。しゃべりのプロではない皆さんも気をつけましょう、最後の「どうか」は要りませんよ。
 また、同じ番組の別のアナウンサーさん、私は、この人、好きなんですけどぉ~、ちょっと慌て者で、「看護師に暴行を与え」とか言っちゃうんですよね~、まだまだ修業が足りん! 頑張れぇ~。あ、そうだ、「修業」で思い出しました。学業や技術は「修業」、宗教や武芸は「修行」、例えば、花嫁修業、板前修業、修行者、武者修行、このように使い分けましょうね(^^)/。
コメント
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