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休日だからって部屋でゴロゴロしていても仕方がないし行ってみますか...と急に出かけることになりました。
せっかく湖南まで行くならもうひとつくらい美術展を見てみたいところ。探してみたら、近江八幡でも別の美術展をやっているので、ダブルヘッダーで行くことに。(最近このパターン多いな)
まずは佐川美術館の「キース・ヘリング展」。その名前を聞くだけでも懐かしいけど、当方がキース・ヘリングの絵が描かれたトレーナーを喜んで着ていたのは1980年代の後半じゃなかったかな。
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キース・ヘリングは80年代に人気を博していた人で、今でもその絵を見かけることがありますね。
でも1990年に31才でHIVで死んでしまった方です。短い活動期間なのにその印象が残っているのは当時の時代に与えたインパクトがいかに大きかったのかってことなのでしょうか。
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ほとんど「落書き」みたいな作品が並ぶこの美術展で不思議に思ったのは「作品にタイトルがない」こと。
しかし作品には刷り枚数とロット・作成年などは手書きされているので何年頃に作られた作品かは読み取ることが出来ます。
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それを手掛かりに見ていくと次のような感じに取れました。(あくまでも私感ですよ)
・1986年くらいまでの作品は一般的によく見られるいかにもキース・ヘリングといった作風のものが多い。
・HIV感染が分かった1986年より後頃から作風ががらりと変わってライトなポップ感覚の失われた印象を受けるようなものが出てくる。
・死亡した1990年頃の作品には絵具を雨だれのように何か所も垂らした作風のものが多くなる。
...まぁポップ・アートに変な意味づけするより、見る人が勝手な受け取り方をするほうがいいのでしょうけどね。
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ところで、美術館の空きスペースでは大きな紙を何枚も並べた上に絵具をぶちまけて子供たちが駆け回って作品を作るイベントをやってましたが、どんな作品が完成したのでしょうね?
適当なタイトルを付けて飾れば、立派な芸術作品になってたりするかも?(
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さて、美術館を出て移動中に見つけてはいけないものを見つけてしまいました。
それは、琵琶湖大橋近くにあるインド料理屋「Banjara(バンジャーラ)」の看板!
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インド料理店フリークなので引きづり込まれるように入ってしまいましたが、佐川美術館のミュージアムカフェで“鴨の山椒煮そば”を食べたばかりなのでカレー&ナンは食べられそうにない。
やむを得ずカフェメニューを注文しましたが、次に湖南へ行った時の楽しみが出来たな。