湖北の観音さんには様々な伝承があり、それは戦火の時に土中に埋めたとか、水の中に沈めた、はたまた古道具屋で見つけたなどいろいろな話があります。
竹蓮寺の「伝 聖観音」にも伝承があり、大雨の時に余呉川の橋桁に流れ着いた像を村人が拾い上げて御堂を作って安置したとの話です。
世話方の方もさすがに傷みの具合から判断して“川を流れ着いたとはとても思えない”とのことで、失われていた宝冠や台座は古道具屋から入手したと話されていました。
仏像は一材から掘り出したもので内刳りは見られないため“これだけ重い仏像なら盗難されることはない”とまでおしゃっておられたのが面白い。
西阿閉まで来ると「山本山」は近くですので、山号が「朝日山」になっています。
具体的な根拠はありませんが、山本山の辺りには朝日山を山号とする寺院があることから、朝日山と名乗る寺院が幾つかあるのかとも思います。
当方は巡回バスで竹蓮寺へ来ましたが、停められている自転車を見るとレンタサイクルで巡回されている方も多そうです。
イベント会場以外ではコンビニも見当たらない地方ですから、皆さんも当方同様に腹ペコのまま参拝している同志もおられそうです。
竹蓮寺の観音堂も拝観に訪れると実に小さな御堂で2~3名で満員になってしまいます。
周囲をブラついて空いてから拝観しましたが、高月の観音堂の多くはホント村はずれにポツンと建てられていますね。
「伝 聖観音」は平安初期の仏像だとされ、地元では聖観音として親しまれてきたそうですが、近年の調査では「宝冠阿弥陀如来坐像」ではないかと言われています。
確かに頭頂の部分に傷みがあるため分かりにくくはなってはいるものの、専門の学者の調査では宝冠阿弥陀と断定されているようです。
仏像は正確には「螺髪宝冠阿弥陀」といい、全国でも6~7躰しかない珍しい仏像だといいます。
元々は膝上で阿弥陀定印を結んでいたとされており、現在の両手は後補によるもの。
そういう目見ると右手が少し大きいような感じもします。
頭部を確認すると今でも釘跡が残っており、頭頂に何かをかぶっていたことは間違いがなさそうです。
川を流れてきたといい、後補によって作り替えられている事といい、謎の多い仏像になります。
とはいえ、現在のお姿も充分に魅力的な仏像だと言えます。
己高山の近くの観音堂から西へ西へと移動してきましたが、いよいよ琵琶湖へ出ることになりました。
野鳥観察では何度も訪れているエリアにある観音堂ではどんな出会いがあるのでしょうか。
『星と祭』復刊本と『星と祭』復刊プロジェクト公式ガイドブック
竹蓮寺の「伝 聖観音」にも伝承があり、大雨の時に余呉川の橋桁に流れ着いた像を村人が拾い上げて御堂を作って安置したとの話です。
世話方の方もさすがに傷みの具合から判断して“川を流れ着いたとはとても思えない”とのことで、失われていた宝冠や台座は古道具屋から入手したと話されていました。
仏像は一材から掘り出したもので内刳りは見られないため“これだけ重い仏像なら盗難されることはない”とまでおしゃっておられたのが面白い。
西阿閉まで来ると「山本山」は近くですので、山号が「朝日山」になっています。
具体的な根拠はありませんが、山本山の辺りには朝日山を山号とする寺院があることから、朝日山と名乗る寺院が幾つかあるのかとも思います。
当方は巡回バスで竹蓮寺へ来ましたが、停められている自転車を見るとレンタサイクルで巡回されている方も多そうです。
イベント会場以外ではコンビニも見当たらない地方ですから、皆さんも当方同様に腹ペコのまま参拝している同志もおられそうです。
竹蓮寺の観音堂も拝観に訪れると実に小さな御堂で2~3名で満員になってしまいます。
周囲をブラついて空いてから拝観しましたが、高月の観音堂の多くはホント村はずれにポツンと建てられていますね。
「伝 聖観音」は平安初期の仏像だとされ、地元では聖観音として親しまれてきたそうですが、近年の調査では「宝冠阿弥陀如来坐像」ではないかと言われています。
確かに頭頂の部分に傷みがあるため分かりにくくはなってはいるものの、専門の学者の調査では宝冠阿弥陀と断定されているようです。
仏像は正確には「螺髪宝冠阿弥陀」といい、全国でも6~7躰しかない珍しい仏像だといいます。
元々は膝上で阿弥陀定印を結んでいたとされており、現在の両手は後補によるもの。
そういう目見ると右手が少し大きいような感じもします。
頭部を確認すると今でも釘跡が残っており、頭頂に何かをかぶっていたことは間違いがなさそうです。
川を流れてきたといい、後補によって作り替えられている事といい、謎の多い仏像になります。
とはいえ、現在のお姿も充分に魅力的な仏像だと言えます。
己高山の近くの観音堂から西へ西へと移動してきましたが、いよいよ琵琶湖へ出ることになりました。
野鳥観察では何度も訪れているエリアにある観音堂ではどんな出会いがあるのでしょうか。
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