『はつかいち』 ぶらり

安芸の宮島の地・・・廿日市を見たまま紹介―独自の好奇心アンテナを張り巡らせて、ビビッと反応したものを紹介します。

流転の梵鐘-元地御前神社の梵鐘2

2013年07月25日 | 廿日市関連


昨日紹介した福山市沼隈町にある元地御前神社の梵鐘は天文13年(1544)に大内義隆と厳島社神主を施主として鋳造されたものであるが、この梵鐘に刻されている銘文と同じものが刻されている梵鐘がある。
この梵鐘は享禄5年(1532)に大内義隆が寄進した山口市の興隆寺の梵鐘でこれに刻されている銘文のうち涅槃経、阿含経、地獄経の経文が全く同じであり、大内義隆寄進ということでこの経文が地御前神社の梵鐘に引用されたものとみられるのである。

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