瀬戸田の町並み北側、瀬戸内を見下ろす潮音山の新緑に映える朱塗りの国宝向上寺三重塔である。鐘楼に架けられている梵鐘の銘文には、豊臣秀吉の文禄・慶長の役で鉄砲鋳造のため領主の徴発に島中民衆の懇願によって供出が免れたことが刻してある。
史料によると防長の寺院にあった梵鐘の多くが文禄・慶長の役で徴発されて一部は廿日市の鋳物師によって国崩し(大砲)が鋳造されていたようであり、これらについては『安芸国鋳物師の鋳造活動』に詳述している。
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