原因と対策は、の続き。


庭に生えたヤマグワの木に、今年はけっこう実が付いた。
天気悪くて肌寒いけど、木々はきちんと夏に向かっている。


スプレーのパークリではゴミばかり増えるので、一斗缶でパークリ原液を買った。
5000円くらいだった。


ネジ式のキャップが付いている。
使うときは、一斗缶じゃ使い勝手が悪いから、オイルの空き缶に小分けにして、エンジンクリーナーで噴射したりする。


で、SRX600。
エンジン部品を洗って、点検して、の地道~な作業が続く。
新品の5速ギアは、出力側のホイールギアの、駆動力を受ける面をポリッシュしてみた。
歯車のことをニワカに調べてみたところ、ピッチングやスポーリングを防止するには、刃先の面を少し落としたり、刃先の歯面をインボリュートよりも意図的に細くしたりするという加工が為されるらしいことがわかった。
そういわれても、ウチに刃先加工する機械などないから、気休めとして磨いてみたのだ。青棒と堅バフで磨いたから、ご覧のとおり角も少し落ちたし、面も少しはやせたかもしれない。効果のほどはわかんないけどな。
同じ系統のXT~SRXの5速ギアトラブルの事例を世界中から拾ってみると、ピッチングからスポーリングに至るのはピニオンギアの方ばかりのようだ。俺のもまさにそうだったから、ピニオンギアの表面硬化の処理かなんかが悪かったのかもしれないな。スポーリングは、ざっくり言えば歯面への繰り返しの衝撃力による硬化層の疲労破壊だから。
少なくとも俺の場合、壊れたギアには、過熱による変色や焼き付きの徴候は認められなかった。ピニオン歯面はスポーリングでえぐれてたけど、ホイール歯面は相手方のピニオン歯面のえぐれなりに滑らかに摩耗していた。だから、潤滑不良による焼き付きとは思えないし、ホイールギアの方はトルク変動の衝撃に耐える熱処理がされていると考えられる。

5速は、ピニオンギアはメインアクスル上で自由に回転するが、3速ピニオンがメインアクスルとスプラインで嵌っていて、3速ピニオンが5速側にスライドしてドッグクラッチが噛み合うことで、はじめて駆動力を伝えられる。一方、相手方の5速ホイールギアの方は、ドライブアクスルにスプラインで嵌っていて、5速につながってさえいれば、後輪に直結して回転する。
このとき、ギアのバックラッシュに加えてピニオンのドッグクラッチには周方向の遊びがあることもあり、定速走行中でもトルク変動が大きい回転域だと、ドッグの遊びとギアのバックラッシュの分だけピニオンが振動して、後輪とともに一定速度で回転するホイールギアに対し、衝撃的に歯面が当たってしまっている、ということが想像できる。
もしそんな原因なら、歯面を磨こうが効果はほぼないはずで、ギアの熱処理が改善されるか、さもなければトルク変動の大きい回転域を避けて使うしか、対策がないかもしれない。
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cable - speedometer.


こないだ切れた、SX125Rのスピードメーターケーブル。
頼んでた部品が届いた。


交換は簡単だ。
前輪のメーターギアのストップスクリュを抜いてケーブルを引き抜き、フォークと三叉のケーブルガイドからケーブルを外し、メーターからケーブルを外して抜くだけ。
取り付けは新品を元の位置に戻すだけだが、ケーブルの長さがかなりギリギリな感じなので、注意が必要になる。
メーター側のケーブル末端はゆるく曲がったパイプになってるので、ケーブルがヘッドランプのコネクタギリギリを通るように向きを決めてやる。フォークを完全に伸ばした位置で、ギアボックス側は、ギアボックスからアウターフォークのケーブルクランプまではたるみを完全に取ってやり、三叉のガイドはケーブルがなるべく真っ直ぐになるように角度を決めた。これで、フォークが伸びきっても、ケーブルがなんとかギリギリ突っ張らない。


切れたケーブルのフレキシブルシャフト。
この位置は、フォークが伸縮した時にケーブルがいちばん曲げ伸ばしを受けるあたりだ。
切れた辺りは、サビと古くなったグリスが見て取れる。
黒い外皮が硬化して割れてくると、そこから水が入ったりして、内部が錆びて、そこから切れる。外皮のメンテナンスと、たまにでいいからインナーに給油が必要だな。
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異世界へのトンネルか。


異世界への入り口。
みたいな写真。


おわかりいただけるだろうか。
正解は、この写真は、細いアルミパイプを覗いたところ。
パイプ内で合わせ鏡みたいになって、蛇の目模様ができるようだ。
上の写真は、細いステンレスパイプを覗いたところ。電縫管なので、右側に縫い目が浮き出ている。パイプの材質で、同じ景色を見ても色が違うのが興味深い。
なぜパイプを覗いたかって?
男子の本能だな。
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