合わせた。


やー暑いな。


室温30℃を超える物置小屋ファクトリーでは、着々とSRX600のエンジン組み立てを進めている。
…つもりなんだけど、なにしろ暑いから、遅々として進まない。


クランクケースに入るものを全部入れて、仮組みで作動点検。
ミッションだけの時とクランクも入れたときでは、ケースのたわみかたに違いがあるようで、合わせボルトに規定トルクをかけたら、シフトカムがエラく重くなってしまった。
シフトカムには、左端に0.6mmのシムを入れていたが、何度か試して、0.4mmに減らした。


右ケースの外側には、シフトストッパーとシフトレバーを仮付け。


SRXはリンクタイプのシフトペダルだから、シフトシャフトには短いアームしか付かない。
短いアームにレンチをかけて、ギアチェンジのテスト。
順調に作動する。
これはまだクランク入れてない段階の写真だったな。


シフトストッパーのローラーが、シフトカムの星型のカムに噛み合うことで、シフトの節度を出している。
これはニュートラル。ニュートラルは、1速の凹みと2速の凹みの間の、星型の山の頂点に小さな凹みがつけられていて、そこにストッパーが乗るようになっている。


1速。
ニュートラルの凹みがわかる。


5速。
シフトペダルによるシフトシャフトの回転は、セクターを介して、写真中央下のシフトレバーの軸を回転させる。
シフトレバーには先端にスプリングのついたラチェットがあって、ラチェットの爪がシフトカムの星型に植わっているピンを前後に押して、シフトカムを星ひと山分、回転させる。シフトペダルを解放すると、シフトレバーのラチェットが外れて、レバーが中立位置に戻る。
よくできてるわ。


作動はいいようなので、スカベンジオイルストレーナや、ダウエルなんかを組む。
ガスケットキットがやっと登場。


オイルストレーナは一度分解したので、オートウェルドで固めておいた。


フィードポンプへのオイルラインのダウエルに入るOリングは、サイズ的にはたぶんこの赤いやつだ。
ガスケットキットには何の説明もないから、ちょっと困る。


ケースの合わせ面に3Mの1215を塗って、ケースを閉じる。


バランスギアを取り付け。


ギアには合いマークがある。


新品のロックワッシャを折る。
はてさて、完成はいつになるのやら。
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