タコメーターギア。


SRX600組み上げ時に壊して、XT400Eから流用していた、タコメーターギア。
XT400Eには元々タコがないから、同系列エンジンのSRX400のタコメーター一式を、俺が後付けしていたのだ。
SRXへの流用で一時タコなしの元の姿に戻ってたけど、タコメーターを復活させるべく、中古のタコメーターギアを入手した。
入手したブツはケーブル付きだが、後期型SRX600の3SX用とのことで、そのせいかケーブルのメーターへの接続部が異なる。俺のSRXや、同じ頃の年式のXTのタコではケーブル接続は袋ナットだが、このケーブルはゴムキャップで接続するようになっているようだ。
もっとも、それが正しいのかはわからない。なにしろ中古品だからな。


カムシャフトのメクラ蓋を外して、ギアボックスを取り付け。
XTではオイルスカベンジのパイプがカムシャフトキャップに共締めされているが、タコギアにそのまま共締めは、ギアボックスに干渉してパイプが浮いてしまってできない。
なので俺は、ボルトを長い物に交換して、ギアボックスとパイプのラグの間に1cmくらいの適当なスペーサーを入れて、干渉を避けている。
あとはケーブルを元のケーブルに交換して完成。ギアボックスに付いていたケーブルは、ギアボックスへの差し込み部のOリングが付いてなかった。ケーブルそのまま使えてたらオイル漏れてたかもしれないから、ケーブル合わなくて幸いだったな。
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ギラギラ。


庭のルシファーが咲いた。
情熱の赤。夏っぽいな。


SRX600は、エンジン修理から約150km走った。


なんぼなんでもちょっと早すぎかもしれないけど、オイル交換してみよう。


抜いたオイルがやけに黒っぽいのは、初期摩耗の切り粉だけでなく、予備潤滑用に多量に使ったモリブデンペーストの影響もあるだろう。
オイルタンクからはグリスの小さい塊も出てきた。たぶん、最初にオイルポンプに詰めたやつだな。


抜いたオイルは、微細な金属粉でギラギラにギラついて見える。
まあ慣らし中はこんなもんだから、気にしないことにする。


こんなに早くにオイル交換するのは、オイルタンクのドレンボルトをマグネット付きに交換するのを忘れてた、という手落ちがあったのだ。
買ったつもりでエンジン組んだときに探したけど見つからなくて、買った物の伝票調べたら、実は買ってなかったんだな。
で、頼んでたマグネット付きボルトが届いたので、ついでにオイル交換と相成った。


このドレンボルトは、三菱車に適合として売られているクルマ用だが、ネジのピッチと長さが合ってれば、バイクだろうが使うに支障ない。


ボルトヘッドサイズは、ノーマルの19mmから17mmになる。
メッキ仕上げなので、見た目はノーマルライクだ。セフティワイヤ用の穴も開いてるけど、レースに出るわけでないからワイヤは掛けない。


オイルパンのドレンボルトのマグネットには、ワイヤブラシの毛が付いていた。
作業環境がお世辞にもクリーンとはいえなかったとはいえ、許されない混入だ。
気をつけてたつもりだったんだけどなあ。大丈夫か俺。
ちなみにこのドレンボルトは、ヘッドサイズ14mmだ。


ドレンしたオイルをマグネットでさらったら、採集できたのはわずかな切り粉だけだった。ドレンにくっついていた以上の異物は、おそらくないだろう。
…と思いたいな。
おそらく、シリンダー組み付け前の腰下組みあがった時点で、シリンダーの穴から異物が入ってしまったんだろう。
ウェスで穴をカバーしてたんだけど、そのウェスに異物が付いていたというマヌケをやらかした可能性がある。
ホント大丈夫か俺。情けないったらありゃしない。


交換するオイルは、10W-40と20W-50を半々に混ぜた。
オイルフィルターケースの上からエア抜きして、エンジン始動。
抜いたオイルは10W-40。オイルを少し硬くしただけだけど、始動直後に気になっていたピストンスラップが、気にならないレベルになった。オイルで違うもんだなあ。
これで1000kmくらい走って、もう一度ドレンオイルと、次はオイルフィルターも切開して見てみよう。
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