法事で久しぶりにお寺に行った。
このブログの左の欄の下の「このブログ内の検索」に“墓参り”と入力したら、2007年1月24日の「墓参りへ」が出てきた。ブログは日記というが、墓参りが1年9ヶ月ぶりだということが分かった。
本来は墓などというものが不要と考えているので、ついつい親不孝してしまうようだ。お墓の必要性については、「自らの死に方と残された家族の思い」に書いた。
家族だけの法事が終わり、近くの六本木ヒルズで昼食とした。ヒルズは2回目だが、何から何まで珍しい。まず駐車場に驚いた。床が平ところに車を頭から入れる。

壁と思っていたシャッターが開き、車は自動的に左方向に横にずらされて、シャッターの中に消える。帰りには、駐車カードを入れて料金を払い、数分ほど待つと、右のシャッターの中から車が出てくる。車の後ろが手前になっているのでそのまま前進で出られる。


ヒルズ内はくねくねした三次元迷路のようで、田舎者はキョロキョロするばかりだ。


GRAND HYYATT TOKYOを上に登るとそこもまた迷路のようだ。

ようやく目的の鉄板焼きの店、けやき坂に着く。目の前の鉄板でコテとナイフをたくみに操り、料理を作る。3種類のコースを同時進行で手際が良い。2つのコースのメインがこれで、極めて美味。さすが、ミシュランの一つ星。


一人当たり7千円は場所と値段の割りに満足いくものだった。コースの最後のコーヒー、紅茶になると、別室のテーブル席に移り、ゆっくりできる。
日曜日の昼時だが、ほぼ満席で、見渡すと、3組ほど小さな子ども連れもいる。小さいうちから、こんな美味しい贅沢なものを食べていて良いのだろうか。
子どものころは、すいとん、ふかしたさつまいも、グリンピース、おからがわずか食べられるだけで、いつもひもじい思いをしなくてはいけないのだ。ちょっとむきになる私がいた。