今日、駅構内のATMで通帳に記帳しようとしたら、警察官を寄ってきて「オレオレ詐欺が増えてますから・・・」と言ってビラを渡された。
確かに今日は年金振込日の15日で、私はどうみても年金生活者だ。
帰り道、気をつけてみるとほとんどのATMのそばに警官が立っている。それにしても、普段気にしないATMが方々にある。
帰ってニュースを検索すると、「現金自動出入機(ATM)の8割にあたる約8万1千カ所を、約5万6千人の警察官が警戒する大規模な態勢をとった。」とある。ATMは全国に約10万台あるようだ。
5万6千人で一人一日1万円としても5.6億年。なんとも大変なコストと思うが、今年は8月末までで既に213億円。1日平均約63件、約8800万円の被害と聞くと、やむを得ないのかも。
それにしても、何でそんなものに引っかかるのかと思う。渡されたビラには以下のように詐欺の手口が紹介されている。
“犯行の数日前に電話を入れ、「カゼひいて気管支を痛めている」などと普段と声が違うとの話をしておく。次に、「携帯電話が壊れて番号が変わった」と言い、本人に確認できないように仕向ける。
敵もさるもの、あらかじめいろいろ手を打っておいてから、だましにかかるらしい。
対策として、一つは、携帯番号が変わったと連絡があったら、必ず前の番号に確認すること。二つめは、家族間で通用する合言葉(ペットの名前など)を決めて、本当の家族かどうか確認するとある。二つめを電話のたびに実行するのはちょっと恥ずかしい。
まあ、私たちの場合は、まったく親を頼ろうとしない息子だから関係ないだろう。とかいって、珍しく弱みを見せて頼ってきたと思ったら、嬉しくてホイホイと振り込んでしまったりして!
だまされたと知ったときの親御さんの惨めな気持ちを考えると、一人でも多くの犯人を逮捕して欲しい。詐欺と分かっても、ある段階まで口裏を合わせて、犯人の口座番号や電話番号から逮捕への糸口をつかんだり、自宅などへ出向いてきたら警察へ連絡しておいて捕まえるなどはできないものだろうか。