7日目、10時ごろバンベルクに入港、バスでバンベルク観光へ。
バンベルクは第二次世界大戦の戦禍を免れたため、千年前の中世の姿が残る古都。
まず、レグニッツ川の真ん中に建つ旧市庁舎の周りを、現地にあった中世の地図で見ると、
川の中州に建物がある。
目の前の川がレグニッツ川で、右手に振り向くと、
なるほど、中州に旧市庁舎が建っている。
かって、川の右手が市民地区で、左手が司教地区であり、規制を逃れるため、その中間に建てられたという。
旧市庁舎の壁にはびっしりと絵が。まるで刺青。
川沿いには、かっての漁師の古い家々が並ぶ。小ヴェネツィア地区と呼ばれている。
丘の上の4本の塔を持つ大聖堂、旧宮殿は、登るとくたびれるのでパス。
(ゆるやかな坂で、気がついたら登っていたと聞いた。軟弱だった。)
レグニッツ川とマイン・ドナウ運河に挟まれた平らな所をぶらぶら。カフェで時間を過ごす。
ビールを燻製にした有名なラオホビアの店。アルコール・アレルギーの二人には無縁。
市場には、お菓子化した果物でなく、野菜じみた野性味ある果物がいっぱい。
13時頃、帰船し、昼飯。
船窓からぼんやり見ていると、何やら、日本の祭りに登場しそうな物が。正体不明。
木立の中を走る、白鳥??
自転車でした。
15時から、ラウンジで”チター”コンサート
チター(ツィター)は、ドイツ南部、オーストリア、スイスで演奏される弦楽器。
5、6本の旋律用の弦のほかに、約30本の伴奏用弦が張られている。これを親指につけた爪(プレクトラム)で弾く。
アントーン・カラスが映画『第三の男』のテーマソングを弾いた楽器だ。
演奏が難しいので、プロ奏者は、世界に5人しかいないという。
秋篠宮妃紀子も演奏を楽しまれるという。
日本のサントリーホールなどでも演奏したプロのチター奏者のトミー・テマーソンさん。
(プロなので、メガネだけかけていただいた)
リリー・マルレーン、ばら色の人生、エーデルワイスなど楽しませてもらった。
抒情溢れる演奏にうっとりだが、スクリーンに映し出される弾く指の動きが、目まぐるしい。さすがプロ。
船はこのまま航行し、23時頃、ニュルンベルク入港、停泊。