昨日23時ごろニュルンベルク入港
8日目、9時頃バスで15分、ニュルンベルク観光へ。
ヒットラーが異常に愛した街で、戦後ニュルンベルク裁判が行われ、おもちゃの街や、17世紀にルターが始めたクリスマス市で有名な街。
旧市街も、第二次世界大戦で大きな被害を受けたが、元通りに修復された。
ヒットラーが大群衆を集めて演説したツェッペリン広場は、広さはサッカー競技場12個分で約20万人を収容できる。
この写真では大きさが分からないが、上の観客席の部分の実際が、これ。端は見えない。
この演壇に立って、ヒットラーが熱狂的な演説をしたのだ。
全国党大会場跡文書センター(入館せず)にはさまざまな負の遺産が展示されていて、その奥にローマの円形劇場より広いと思われる建築物がある。
ヒトラーは、大戦に勝利した後で、この巨大な会議場で、より盛大な党大会を開催し、カイザーになることを夢想していたのだ。
城壁を見て、
約1.5km四方の城壁で囲まれた旧市街に入る。
ニュルンベルク裁判は、第二次世界大戦で敗れたドイツの重臣たちを裁いた。
裁判が行われたニュルンベルク司法館は、今でも州の高裁・地裁が入っていて、青い建物の奥。
裁判に出廷する被告が収監されていたニュルンベルク刑務所は、ニュルンベルク司法館の北側に隣接していて、
ここで死刑が執行された。
歴代の神聖ローマ皇帝が好んで居城にしたカイザーブルク。
皇帝は決まった城は持たず、いろいろな街で諸侯を集めた会議を行ったが、カイザーブルクが一番多く利用されたという。
日本の濠のような水はない空堀だが、水があっても冬は凍って意味がないらしい。ここから入った。
トンネルの天井には大きな穴があり、敵にここから石を落すという。
城のテラスからの眺めは抜群。
ここが、皇帝の宿舎。
授業で見学の子供や先生が当時の服装に仮装している。楽しそうな授業だ。
おしゃぶりを口にした子供がひとりで歩いていた。
ニュルンベルク旧市街の中心にある中央広場。聖母教会などが並ぶ。
一角に金ぴかの美しの森がそびえる。
ぶら下がっている金の輪を願い事をかなえ乍ら3回回し、他人に喋らなければ、願い事がかなうという。
私はもう十分幸せなので、触りもしなかった。
「僕たち・・・」といって、ふと見ると、奥様が必死に手を伸ばして輪を回している。「うそ!何で!」
ぐちゃぐちゃな輪の中に、よく見ると金の輪があります。
聖母教会の仕掛け時計が12時に動き出した。ぐるぐると輪になっていろいろな人がでてくるが、「それほどでも~」
船に戻って昼食後、自由行動で再び市内へ。
メインストリートの橋ムゼウム橋を眺め、
玩具博物館へ。
玩具製造の街ならではの豊富な展示。おなじみの西洋人形。どことなく不気味。
つくづく眺めてしまう人形の家。
懐かしのモンチッチ。
ドイツで一番といわれるニュルンベルガー・ソーセージを一番おいしいというこの店で食べてみた。
一皿6本は食べられないので、パンに3本挟んだものを注文、2.5ユーロ払う。
これが実物。味わいあるおいしいソーセージだった。パンもおいしい。
船は夜間航行で明日13時頃、レーゲンスブルクに入港する。