京都・嵯峨野の渡月橋、天竜寺、祇王寺に紅葉狩りに行った。
阪急嵐山で降りて、渡月橋を渡る。渡月橋は、亀山上皇が橋の上を移っていく月を見て言った「くまなき月の渡るに似たり」から名づけられた。
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渡月橋の下流は桂川と呼ばれ、上流は大堰川あるいは保津川と呼ばれる。山の紅葉が川面に写っていた。
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棹と、櫓(ろ)あるいは櫂(かい)を操って上流から和船がやって来た。渡月橋は保津川くだりの終点だ。堰(せき)に打ち込んだ杭の一本一本に鳥がとまっている。
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橋を渡ったところにある紅葉に人だかりがしていた。みんな、ああでもない、こうでもないとアングルを変えて、デジカメを構えている。すっかり芸術家気取りだ。そこで、私も一枚。
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リニューアル中の京都嵐山美空ひばり館を左に見て、さらに進み、左折して数分歩くと天龍寺だ。
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天龍寺は、足利尊氏が夢窓国師の勧めもあり、吉野で亡くなった後醍醐天皇の菩提を弔うために亀山離宮を禅寺に改めて創建した寺だ。方丈の裏手の曹源池庭園は夢窓疎石によるもので、砂と松、岩石を組み渓谷を表現している。世界文化遺産に登録されている。
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庭園拝観コースを歩くと、色とりどりの紅葉だらけ、どこもかしこもカメラマンだらけ。
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昼時になったので、天龍寺内の精進料理の店、篩月(しげつ)に入った。
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12時前だというのに数ある部屋がほぼ満席だった。緋毛氈(ひもうせん)の上に久しぶりに正座した。
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頼んだ料理は、雪、月、花とあるうち、当然いちばん安い一汁五菜の雪、3千円なり。美味と言えるし、食事は雰囲気も大切だ。
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パンフレットに修行僧の食事メニューが出ていたのでご紹介。
朝飯:おかゆ、梅干と沢庵漬
昼飯:麦飯、味噌汁、沢庵漬と、お浸し
夕食:朝・昼食の残りのぞうすい、汁と沢庵漬
これでは、とても耐えられません。
この後、奥嵯峨野の常寂光寺、祇王寺に行ったが、長くなったので次回。