23日のLPSA金曜サロンは、昼が大庭美樹女流初段、夜が中倉宏美女流二段の担当だった。
午後2時50分ごろサロンに入ると、大庭女流初段が4面指しを行っており、会員同士の対局も2局指されていた。なんとなく…だが、これでもいつもより人数が多い気がした。
この日の大庭女流初段は黒を基調とした服装だったが、前面にカラフルな色が組まれたオシャレなデザインで、よく似合っていた。もちろん大庭女流初段にも指導対局をいただきたかったが、今回はこちらも金曜リーグ戦に気合を入れ過ぎて時間を割いてしまい、残念ながら見送りとなった。
午後4時20分ごろ、中倉女流二段がいらした。このとき私はたまたま空き時間で、入り口付近のところで中倉女流二段を拝見した。
ハッとする美しさに、目が覚めた。
「VIBES」を見過ぎたわけではないが、ナナメ40度からこちらを見た中倉女流二段の姿がストップモーションとなって私の網膜に映る。白を基調としたブラウスに黒のスカートという、平凡といえば平凡ないでたちなのだが、そこはかとないしっとり感がある。まるでグラビアの中のワンカットを見た思いだった。このように古風な色気を醸し出す女流棋士は、女流棋士会も含めて中倉女流二段しかいない。LPSAには貴重な戦力が在籍していると、あらためて思う。
5時30分になり、大盤解説の時間になる。中倉女流二段が、
「一公さんがいるので、今日は船戸さんとの将棋にします」
と、笑いをかみ殺しながら言う。その笑顔が魅力的だ。
私も苦笑する一手。どの将棋が解説されても構わないのだが、たしかに今回選局された20日の女流王位戦は、拝見したかった。
その将棋は中倉女流二段の後手三間飛車に、船戸女流二段の居飛車穴熊。中盤までは中倉女流二段も十分指せていたが、終盤は船戸女流二段ペース。しかし終盤の寄せ合いで中倉女流二段にも一瞬のチャンスが生じたものの、それを生かせず、中倉女流二段、無念の敗退となった。
今回は私のファンランキング1位と3位の対戦で、どちらを応援するか、本当に悩んだ。先日のエントリではああいう書きまわしになったが、敗れた中倉女流二段は女流名人位戦リーグに専念すればいいし、船戸女流二段は、引き続き女流王位リーグ入りに全力を尽くせばいい。どちらもいままでどおり、ポジティブに活動すればいいということだ。
さて、中倉女流二段との指導対局である。このときの模様は日をあらためて書くが、中倉女流二段久々の夜の担当だというのに、意外と会員の入りが伸びず、指導対局は最終的に10人前後だったのではなかろうか。
この数字をどう見るか。たとえば9日の女流棋士会・金曜ナイトスクールは、ゲストに矢内理絵子女王が登場したが、あちらの客の入りはどうだったのだろう。
「私は将棋の勉強に行くわけで、指導棋士のメンツは関係ありません」
という硬派ばかりなのかもしれないが、全国区の女流棋士が担当しても、あまり集客に変化がないとすれば、それはそれでさみしいことだと思った。
午後2時50分ごろサロンに入ると、大庭女流初段が4面指しを行っており、会員同士の対局も2局指されていた。なんとなく…だが、これでもいつもより人数が多い気がした。
この日の大庭女流初段は黒を基調とした服装だったが、前面にカラフルな色が組まれたオシャレなデザインで、よく似合っていた。もちろん大庭女流初段にも指導対局をいただきたかったが、今回はこちらも金曜リーグ戦に気合を入れ過ぎて時間を割いてしまい、残念ながら見送りとなった。
午後4時20分ごろ、中倉女流二段がいらした。このとき私はたまたま空き時間で、入り口付近のところで中倉女流二段を拝見した。
ハッとする美しさに、目が覚めた。
「VIBES」を見過ぎたわけではないが、ナナメ40度からこちらを見た中倉女流二段の姿がストップモーションとなって私の網膜に映る。白を基調としたブラウスに黒のスカートという、平凡といえば平凡ないでたちなのだが、そこはかとないしっとり感がある。まるでグラビアの中のワンカットを見た思いだった。このように古風な色気を醸し出す女流棋士は、女流棋士会も含めて中倉女流二段しかいない。LPSAには貴重な戦力が在籍していると、あらためて思う。
5時30分になり、大盤解説の時間になる。中倉女流二段が、
「一公さんがいるので、今日は船戸さんとの将棋にします」
と、笑いをかみ殺しながら言う。その笑顔が魅力的だ。
私も苦笑する一手。どの将棋が解説されても構わないのだが、たしかに今回選局された20日の女流王位戦は、拝見したかった。
その将棋は中倉女流二段の後手三間飛車に、船戸女流二段の居飛車穴熊。中盤までは中倉女流二段も十分指せていたが、終盤は船戸女流二段ペース。しかし終盤の寄せ合いで中倉女流二段にも一瞬のチャンスが生じたものの、それを生かせず、中倉女流二段、無念の敗退となった。
今回は私のファンランキング1位と3位の対戦で、どちらを応援するか、本当に悩んだ。先日のエントリではああいう書きまわしになったが、敗れた中倉女流二段は女流名人位戦リーグに専念すればいいし、船戸女流二段は、引き続き女流王位リーグ入りに全力を尽くせばいい。どちらもいままでどおり、ポジティブに活動すればいいということだ。
さて、中倉女流二段との指導対局である。このときの模様は日をあらためて書くが、中倉女流二段久々の夜の担当だというのに、意外と会員の入りが伸びず、指導対局は最終的に10人前後だったのではなかろうか。
この数字をどう見るか。たとえば9日の女流棋士会・金曜ナイトスクールは、ゲストに矢内理絵子女王が登場したが、あちらの客の入りはどうだったのだろう。
「私は将棋の勉強に行くわけで、指導棋士のメンツは関係ありません」
という硬派ばかりなのかもしれないが、全国区の女流棋士が担当しても、あまり集客に変化がないとすれば、それはそれでさみしいことだと思った。