きのう1日に行われた竜王戦6組昇級者決定戦・大野八一雄七段と上野裕和五段の一戦は、上野五段の勝ち。これにより大野七段は、本局をもって現役引退となった。1982年6月の四段昇段から、32年の現役生活だった。
大野七段は第11期(1998年)竜王戦5組優勝、第21期(1990年)新人王戦準優勝などの実績があるが、特筆されるのは、2011年の第24期竜王戦6組であろう。ここで大野七段は昇級者決定戦を勝ち上がり、5位決定戦で加藤一二三九段を破って、52歳での昇級を決めた。これは私たち中年に夢と希望、勇気を与えてくれる、うれしい昇級であった。
しかしそこで大野七段は力を使い果たしたのか、以降は勝ち運に見放され、思うように星が伸びなかった。そうして今回の引退は、残念でならない。
通算成績378勝476敗は、盟友の植山悦行七段と同じ星になった。ふだんから仲のよいふたり、何も勝敗数まで同じにならなくてもいいと思うが、とにかくふたりの腐れ縁は永遠のようである。
大野先生、長い現役生活、お疲れ様でした。
大野七段は第11期(1998年)竜王戦5組優勝、第21期(1990年)新人王戦準優勝などの実績があるが、特筆されるのは、2011年の第24期竜王戦6組であろう。ここで大野七段は昇級者決定戦を勝ち上がり、5位決定戦で加藤一二三九段を破って、52歳での昇級を決めた。これは私たち中年に夢と希望、勇気を与えてくれる、うれしい昇級であった。
しかしそこで大野七段は力を使い果たしたのか、以降は勝ち運に見放され、思うように星が伸びなかった。そうして今回の引退は、残念でならない。
通算成績378勝476敗は、盟友の植山悦行七段と同じ星になった。ふだんから仲のよいふたり、何も勝敗数まで同じにならなくてもいいと思うが、とにかくふたりの腐れ縁は永遠のようである。
大野先生、長い現役生活、お疲れ様でした。