今年の5月10日、堀口一史座七段は、第94期棋聖戦の一次予選・石川陽生七段戦で勝利し、八段昇段まで「あと1」とした。
ここ数年、体力的な問題で不調をかこっている堀口七段。しかしここまでくれば八段昇段は時間の問題と思われた。
しかしここからが長い。そこから堀口七段は5連敗。トンネルに入ってしまった。
5月10日 第94期棋聖戦一次予選2回戦 ●西尾明七段
6月16日 第81期順位戦C級2組1回戦 ●井田明宏四段
7月8日 第8期叡王戦七段戦1回戦 ●近藤正和七段
7月14日 第81期順位戦C級2組2回戦 ●古賀悠聖四段
7月21日 第16回朝日杯一次予選1回戦 ●藤森哲也五段
連敗地獄はいつかは止まるが、堀口七段は2020年度、9月10日から3月5日まで15連敗。2021年度は5月20日から12月16日まで14連敗している。
この、2021年3月5日から5月20日の間は、わずか1勝。上野裕和六段に勝ったのみだった。
連敗地獄といえば、2018年~2019年の桐山清澄九段もひどかったが、堀口七段もかなりのものだったことが分かる。これでは今後も連敗が続いてもおかしくない。
その一方で堀口七段は、第79期C級2組順位戦で、気鋭の梶浦宏孝六段を破っている。ときどき往年の力を発揮することがある。だから、誰にも負けそうな雰囲気がありながら、誰にも勝つ可能性があるという、不思議な状況になっているのだ。
とりあえず今年度は、C級2組順位戦の残り8局、銀河戦、王座戦、竜王戦、王将戦、棋王戦、NHK杯と、対局自体はいっぱい付く。
現将棋界は藤井聡太竜王を中心に回っているが、C級2組であえぐベテラン棋士の勝利に注目している将棋ファンもいるのだ。堀口七段の連敗は、昇段の楽しみが先延ばしされたと解して、のんびり構えてみようか。
ここ数年、体力的な問題で不調をかこっている堀口七段。しかしここまでくれば八段昇段は時間の問題と思われた。
しかしここからが長い。そこから堀口七段は5連敗。トンネルに入ってしまった。
5月10日 第94期棋聖戦一次予選2回戦 ●西尾明七段
6月16日 第81期順位戦C級2組1回戦 ●井田明宏四段
7月8日 第8期叡王戦七段戦1回戦 ●近藤正和七段
7月14日 第81期順位戦C級2組2回戦 ●古賀悠聖四段
7月21日 第16回朝日杯一次予選1回戦 ●藤森哲也五段
連敗地獄はいつかは止まるが、堀口七段は2020年度、9月10日から3月5日まで15連敗。2021年度は5月20日から12月16日まで14連敗している。
この、2021年3月5日から5月20日の間は、わずか1勝。上野裕和六段に勝ったのみだった。
連敗地獄といえば、2018年~2019年の桐山清澄九段もひどかったが、堀口七段もかなりのものだったことが分かる。これでは今後も連敗が続いてもおかしくない。
その一方で堀口七段は、第79期C級2組順位戦で、気鋭の梶浦宏孝六段を破っている。ときどき往年の力を発揮することがある。だから、誰にも負けそうな雰囲気がありながら、誰にも勝つ可能性があるという、不思議な状況になっているのだ。
とりあえず今年度は、C級2組順位戦の残り8局、銀河戦、王座戦、竜王戦、王将戦、棋王戦、NHK杯と、対局自体はいっぱい付く。
現将棋界は藤井聡太竜王を中心に回っているが、C級2組であえぐベテラン棋士の勝利に注目している将棋ファンもいるのだ。堀口七段の連敗は、昇段の楽しみが先延ばしされたと解して、のんびり構えてみようか。