2回戦は将GiveチームB。引きつづき私が大将で、以下山本、山野、A、Kod、Se、Akuさん。Kodさんは昨年初顔合わせしたが、実質監督の役回りだった。
振ってもらって私の先手。
初手からの指し手。▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩▲6六歩△6二銀▲6八銀△4二玉▲2五歩△3二銀▲2四歩△同歩▲同飛(第1図)
△8四歩に、私は矢倉を指したかったので▲6六歩。軟弱な手だが、笑われても構わない。
▲2五歩には△3三角の一手と思いきや、将Give氏は△3二銀。私は怪訝に思いながら▲2四歩から1歩を交換したが、第1図からの次の一手は、あり得なかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/c1/44d0a0d944e54a1f0c3a47c8d1ffa4c7.png)
第1図以下の指し手。△8五歩▲2二飛成
以下、一公の勝ち。
将Give氏は△8五歩と飛車先の歩を伸ばしてきた。……エッ!?
私は「いただきますよ」と断ってから▲2二飛成。開始から2分、早くも勝負アリである。
その後寄せでもたつくも、勝つことができた。
私は待望の社団戦1勝。連敗記録も「8」で止めてほっと一息である。私は自分が勝てば、他者の勝敗はどうでもいい。自分のせいで「3-4」で負けなければいいのだ。
ほかの選手の戦いぶりを、ゆったり観戦する。勝利一番ノリのご褒美である。
ほかは勝ったり負けたりで、3勝3敗になった。最後に残ったのは四将A氏だが、振り飛車から天守閣美濃相手に優勢で進めていたから、まず逃すまい。
とはいえ、イヤミイヤミと攻められ、微妙に形勢が接近している。
そんなとき、「切れました」の声がした。なんと、A氏も時間が切れてしまったのだ。
バカな……!! こんな優勢の将棋で、切れる!?
ということは、3-4で負けである。なんてこった!!
私も人の批判はできないが、2回連続切れ負けで3-4で負けるチームってある??
私は苦笑するしかなかった。
3回戦は大野教室2と。「2」と付いているが、「1」は今回出場しないという。
知った顔が多いが知らない顔もあり、大野教室が遠くなったと感じる。
引き続き私が大将で、以下山本、山野、Abe、Kod、Se、Akuの布陣だ。私はKob君との対戦で、彼とは私が飛車を落として戦っていた。それが角落ちになり、いまは普通に平手である。きょうは私が挑む立場だ。
振駒で奇数が先手。▲7六歩△3四歩に、Kob君の得意戦法が分からず、▲9六歩と様子を見る。それに△9四歩と応じたから、私は▲2六歩とした。
対してKob君は、雁木から右玉に構えた。ちょっと予想外である。
私は引き角にし、▲3四歩△同金に▲3五銀とぶつけた(第1図)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/da/2f758ad02cadd9fbadffa966fd3da619.png)
第1図以下の指し手。△2五金▲3四銀△同銀▲同飛△4三銀▲3八飛△7二玉▲2八飛△3三桂▲3七桂△2四金(第2図)
隣りの将棋を見たら、そちらも右玉をやっていた。大野教室では大野八一雄七段門下の奨励会員君が右玉を得意にしている。もしかしたら、社団戦用のレクチャーがあったかもしれない。
▲3五銀には△同金の一手で、金銀交換で先手やや良し、と見ていたら、Kob君は△2五金! 米長邦雄永世棋聖ばりの金で来られて、私は驚くより、感心した。Kob君は確実に強くなっていると思った。
ここで私は熟考して▲3四銀。この瞬間△3八歩からの反撃を警戒したのだが、Kob君はノータイムで△3四同銀。▲同飛に△4三銀と打ち直したので、意外に想った。
▲3七桂に△2四金と引かせて、先手の次の手は。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/7e/49ee1ed432f0ee36e7bc7fb20a993e54.png)
第2図以下の指し手。▲3四歩△同銀▲2四角△同歩▲同飛△4三銀▲3四歩△4五桂▲3三金△3二歩▲4二金△同金▲4五桂△同歩▲2三飛成△4四角(第3図)
第2図で▲2四角△同歩▲同飛と捌きたいが、△4五桂でハマる。
そこでその前に▲3四歩△同銀を利かした。これに同じ手順なら、▲3四飛と銀を取れる。
もっとも実戦もそのように進み、そこでKob君は△4三銀と引いた。が、そこで▲3四歩が読み筋。△4五桂に▲3三金とし、これは先手が指しやすくなったと思った。
が、Kob君も△3二歩と打って涼しい貌をしている。先の△4三銀もそうだが、Kob君は受け将棋のようだ。
私は角を取り桂を換わり、とりえず▲2三飛成としておく。と、Kob君はこの一手とばかり、△4四角と据えた。
ここで次の手がマズかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/59/8813b45e6c1068f9e63bae8fb0d22dde.png)
(つづく)
振ってもらって私の先手。
初手からの指し手。▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩▲6六歩△6二銀▲6八銀△4二玉▲2五歩△3二銀▲2四歩△同歩▲同飛(第1図)
△8四歩に、私は矢倉を指したかったので▲6六歩。軟弱な手だが、笑われても構わない。
▲2五歩には△3三角の一手と思いきや、将Give氏は△3二銀。私は怪訝に思いながら▲2四歩から1歩を交換したが、第1図からの次の一手は、あり得なかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/c1/44d0a0d944e54a1f0c3a47c8d1ffa4c7.png)
第1図以下の指し手。△8五歩▲2二飛成
以下、一公の勝ち。
将Give氏は△8五歩と飛車先の歩を伸ばしてきた。……エッ!?
私は「いただきますよ」と断ってから▲2二飛成。開始から2分、早くも勝負アリである。
その後寄せでもたつくも、勝つことができた。
私は待望の社団戦1勝。連敗記録も「8」で止めてほっと一息である。私は自分が勝てば、他者の勝敗はどうでもいい。自分のせいで「3-4」で負けなければいいのだ。
ほかの選手の戦いぶりを、ゆったり観戦する。勝利一番ノリのご褒美である。
ほかは勝ったり負けたりで、3勝3敗になった。最後に残ったのは四将A氏だが、振り飛車から天守閣美濃相手に優勢で進めていたから、まず逃すまい。
とはいえ、イヤミイヤミと攻められ、微妙に形勢が接近している。
そんなとき、「切れました」の声がした。なんと、A氏も時間が切れてしまったのだ。
バカな……!! こんな優勢の将棋で、切れる!?
ということは、3-4で負けである。なんてこった!!
私も人の批判はできないが、2回連続切れ負けで3-4で負けるチームってある??
私は苦笑するしかなかった。
3回戦は大野教室2と。「2」と付いているが、「1」は今回出場しないという。
知った顔が多いが知らない顔もあり、大野教室が遠くなったと感じる。
引き続き私が大将で、以下山本、山野、Abe、Kod、Se、Akuの布陣だ。私はKob君との対戦で、彼とは私が飛車を落として戦っていた。それが角落ちになり、いまは普通に平手である。きょうは私が挑む立場だ。
振駒で奇数が先手。▲7六歩△3四歩に、Kob君の得意戦法が分からず、▲9六歩と様子を見る。それに△9四歩と応じたから、私は▲2六歩とした。
対してKob君は、雁木から右玉に構えた。ちょっと予想外である。
私は引き角にし、▲3四歩△同金に▲3五銀とぶつけた(第1図)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/da/2f758ad02cadd9fbadffa966fd3da619.png)
第1図以下の指し手。△2五金▲3四銀△同銀▲同飛△4三銀▲3八飛△7二玉▲2八飛△3三桂▲3七桂△2四金(第2図)
隣りの将棋を見たら、そちらも右玉をやっていた。大野教室では大野八一雄七段門下の奨励会員君が右玉を得意にしている。もしかしたら、社団戦用のレクチャーがあったかもしれない。
▲3五銀には△同金の一手で、金銀交換で先手やや良し、と見ていたら、Kob君は△2五金! 米長邦雄永世棋聖ばりの金で来られて、私は驚くより、感心した。Kob君は確実に強くなっていると思った。
ここで私は熟考して▲3四銀。この瞬間△3八歩からの反撃を警戒したのだが、Kob君はノータイムで△3四同銀。▲同飛に△4三銀と打ち直したので、意外に想った。
▲3七桂に△2四金と引かせて、先手の次の手は。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/7e/49ee1ed432f0ee36e7bc7fb20a993e54.png)
第2図以下の指し手。▲3四歩△同銀▲2四角△同歩▲同飛△4三銀▲3四歩△4五桂▲3三金△3二歩▲4二金△同金▲4五桂△同歩▲2三飛成△4四角(第3図)
第2図で▲2四角△同歩▲同飛と捌きたいが、△4五桂でハマる。
そこでその前に▲3四歩△同銀を利かした。これに同じ手順なら、▲3四飛と銀を取れる。
もっとも実戦もそのように進み、そこでKob君は△4三銀と引いた。が、そこで▲3四歩が読み筋。△4五桂に▲3三金とし、これは先手が指しやすくなったと思った。
が、Kob君も△3二歩と打って涼しい貌をしている。先の△4三銀もそうだが、Kob君は受け将棋のようだ。
私は角を取り桂を換わり、とりえず▲2三飛成としておく。と、Kob君はこの一手とばかり、△4四角と据えた。
ここで次の手がマズかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/59/8813b45e6c1068f9e63bae8fb0d22dde.png)
(つづく)