80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

115系ナノC9編成を組む(1)

2024-09-02 03:22:06 | 中央東線方面
予告通り浮気案件に流れました。買いっぱなしで手付かずだったPLUMの115系300番台を組んでいきます。実は7月に少しだけいじっていて、その時の記事がこちらになります。

まず、モールド表現されているクハの前面の手すりのうち、窓下と貫通ドア部のものを削り取ってφ0.4真鍮線に置き換えます。



ヘッドライトは点灯化のため、キットのパーツの細い穴をφ1.8ドリルで広げてから車体に接着。タイフォンもシャッター式をチョイスして接着します。奇数向き車(左)にはジャンパ栓収めも接着します。ライト関係の組み込みを除いてクハの加工はこれでおしまい。なお幌座はマスキングの邪魔になるので塗装後に取り付けます。



次にモハですが、モハ114のパンタ配管を少々マニアックに修正します(笑)。C9編成のモハ114は小山区から転入したので母線ヒューズ箱が“里仕様”でサイドに寄っていますが、Mc+M'で組成される中央線用のモハ114は小さい車両限界に対応した“山仕様”でヒューズ箱が中央寄りとされたため、これにならって写真に書き加えた黒線のように、主回路配管をまたぐように修正すればOKのはずです。PLUMのMc入りキットもこちらで作り分けられています。



ところが実車を確認したところ、なんと母線と主回路配管が逆転するというマニアックな落とし穴がありました。仕方ないので配管を削り取ります。再利用したいのでカッターで地道に剥がします。ヒューズボックスの台座も削り落としておきます。



剥ぎ取った配管を切って元の配管とつなげ、まず主回路が復活しました。



t1.0プラ板からヒューズ箱の台座を切り出して貼り、パンタ側に残した配管に継ぎ足して母線も復活しました。



避雷器とヒューズ箱を仮置きしてみます。破線を入れたゴム管部分は最後に真鍮線かビニールコードで結ぶ予定です。


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E231系800番台の製作(3)

2024-08-31 16:23:43 | 中央東線方面
今回もあんまり進まないなぁ。。という進捗報告です。笑

屋根上は、以前、サハE231をサンプルとして試行した方法で手ごたえを掴んだので、それを量産する形で進めています。クーラーをAU720から大型のAU726A(TOMIX)に交換するため屋根のビードを削り、取付足の穴を開け直します。そしてぽっかり空いた穴は、ラジオアンテナ台座の撤去跡を埋めるためのドナーを提供した跡です。



こんな感じで穴が見えなくなります。



ラジオアンテナ台座を切り取った穴をドナー部材で埋め(手前)、パテで整形(奥)。厳密にはまだ乾燥させているだけで、これからビードを復元しながら隙間を埋めるという整形作業をするわけですが、実はこれが思ったより大変なことが分かってモンモン。。



妻面の換気用風洞とガラリも削ってパテ整形。勢い余って幌台座?のモールドにもカッターが当たって削れてしまうので、思い切ってそれらのモールドも一緒に削り取ってしましました。



側面窓下の帯は209系より広くハメコミ式帯パーツが使えないため、PLUMさん渾身の設計思想には敬意を表しつつゴメンナサイして、まずはt0.3プラ板を2枚重ねた帯板で埋めてしまいます。なお窓上の帯はキットのパーツを使います。



帯の深さは0.7mmぐらいなので少し足りない感じになりますが、窓下の外板の継ぎ目のモールドが浮き出た感じが潰れずに強調されます。ココが重要。



そして帯自体はt0.1という極薄のプラシート(タミヤ)から切り出したものを貼って表現します。



こんなイメージ。実際は塗装済みのものを貼ることになります。キットの帯パーツをはめ込んだ状態で隙間をパテ整形して塗装・・・という方法も選択肢にあったのですが、帯パーツが車体よりわずかに厚くツライチにするのに結構手間取り、そこからさらにパテ整形するとなるとかなり大変なので、“隙間は上から隠す”という安易な、、もとい、効率的な工法をとることにしました。



いずれにせよ、この単調な作業を10両分続けなければなりません。もっと進捗が見える電車はないかな~?と浮気相手を真剣に捜索中であります。。w




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E231系800番台の製作(2)

2024-08-19 13:38:21 | 中央東線方面
これをやらないと始まらない・・・ということでクハの車体切り詰めにトライします。PLUMの209系キットはいわゆる0番台仕様でクハの全長が中間車よりも長いため、これを1~2番目のドア間が狭い昨今主流のスタイルに改造します。


両者の図面を睨めっこしながら1~2番目のドア間を5.5mm縮めることにします。中央にあるドアコック蓋の両側にカットラインをケガき糸鋸でザクザク切ります。ドアコック蓋は移設を考えているので好都合。



こんな感じでカットできました。2両だけなので特に治具は使わず、耐水ペーパーでだましだまし接合面をなじませていきます。



接合に当たっては強度が欲しいので、天井裏の当て板のほか、側板部分は本キットの目玉ともなっているラインカラーのハメコミパーツを補強材代わりに使います。E231系800番台の帯はツートンで太いため、他の箇所も含めてこの帯パーツは埋め込んでしまい、ツートンに塗装した薄いプラシートを上から貼って表現することを考えています。



屋根板も同じ位置で5.5mmカットします。写真は裏打ちをして突き合わせたところ。



というのも、更新改造車ではこの位置にデジタル無線アンテナ設置と併せて巨大な“板”が載せられたのでビードの復元を大幅に省略できるからです。それにしてもこの“板”、アンテナ台座にしては大きすぎるし、これ自体が何かアンテナの一部になっているのでしょうか??



切り継ぎ前後の比較です。他の部分でも209系0番台とは寸法が変わっているかも知れませんが、もうこれ以上の切り継ぎは勘弁カンベンということで、もし全長が違っていても見なかったことにします。笑



前面はみかんモデルさんの3Dパーツ「改造用前面A」を使用。PLUMキットに合わせてあるらしくジャストフィットでニヤニヤが止まりません♪


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E231系800番台の製作(1)

2024-08-18 02:40:40 | 中央東線方面
先日、3Dプリント製のVVVF装置の受注再開を知らせるメールが飛び込んできました。リクエストしてからずいぶん経ったのですっかり忘れていたのですが、そういえば、PLUMの209系プラキットをベースにE231系800番台を作るにあたって機器更新車とするために欲しいと思い、ジオラマワールドさんへリクエストしていたものです。さっそく注文すると爆速で届きました!(笑)早々のご対応ありがとうございます。



東京メトロ東西線直通用のE231系800番台はVVVF装置などの機器更新が進んでいて、現時点で7編成中5編成が更新済みのようです。ちょうど1年くらい前に参考用の写真を撮りに行っていたときは確かまだ2~3編成だったと思います。

(早朝の三鷹車両センターで出庫を待つE231系800番台2本と中央・総武線用500番台/2023年8月)


元々南武線の209系にしようと思って「京浜東北色」を6両購入してあったのですが、追加の4両を購入しようとしたところ「房総色」しかなく、こちらは機器更新車でVVVF装置がGTO(上)からIGBT(下)に変わっていて2種が混在する状態でした。さてどうするかと考えていた時に上記の3Dパーツの情報を得て、E231系800番台の機器更新車もこのIGBTタイプを積んでいるのでこちらのスタイルでいくことにしたものです。



取材情報をもとに床下機器の図面を起こしてみました。209系の進化版とはいえE231系は“似て非なるもの”感が強く、さらに同じE231系とはいえ亜種の地下鉄乗り入れ用、加えてその機器更新車ということになれば、もうプラキットのパーツだけで済むはずもありません。



とはいえ足りないパーツの多くは“ハコモノ”なので、西武新101系キットの余りパーツをかき集め、とりあえず左下にあるような5種類はいつでも用立てできるようにしました。使えそうなホワイトメタルパーツもサルベージしておきましたが出番はあるでしょうか?



ついでに、209系の床下では省略されている台車の空気バネの「補助空気室」に使えそうなミニ・エアタンクもキープ。6両分しかないので、足りない分は同じような太さのランナーを削って充当することにします。



きのうJAMへ行ったので、アクラスのブースで売っていた183系1000番台用の床下機器で使えそうなものもゲットしてきました。小間物を買って小腹を満たすことで大物の被弾を回避する・・・という作戦は見事成功し、散財は避けられました。笑



あとは図面にしたがって作っていくだけですが、すでに接着してしまった床下機器を外したり移動したりするのはかなり大変な作業になりそうです。。


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キハ07甲府ローカル(塗装完了)

2024-08-16 01:09:13 | 中央東線方面
なんとか塗装にこぎつけました。上半色のクリーム4号はファルベの缶スプレーが残っていたのでそれを使用。下半色はGMの朱色4号にレッドAを5%程度追加して赤味を増したものをイージーペインターで吹き付けました。屋根はタミヤのミディアムグレーで、ベンチレーターが大きめなのが目立たないように塗り分けず1色で吹いてあります。



手持ちのインレタで「キハ07 5」と入れ(前面は「07 5」のみ)、テールライトには客車用とおぼしきレンズをはめ込んでいますが少しオーバースケールでした。あとは窓ガラスを入れ、ワイパー、ブレーキホースなどの小物を取付け、ライトを結線して完成です。


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