80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

プチ衝動買い

2010-04-12 10:54:27 | 新幹線
またまた台車のお話です。こんどはパーツボックスの中から発掘されたものではなく、新規に買ったものです。

その正体はDT200。日本が誇るシンカンセン0系で採用された台車ですね。プレーン1両分(車輪なし)とピボット5両分(車輪付き)の計6両分を、カツミのオンラインショップでプチ衝動買いしてしまいました(汗) ということは・・・?
着工時期未定ながら、名車0系を作っちゃおうかなーなんて考えてます。その昔、鉄道模型少年の家には必ずあったカツミの0系。今ではレアアイテムとしてオークションでも瞬く間に高値取引されているようですが、とても完成品には手が出ませんので、6両編成程度を自作してみようかという夢プロジェクトです。テッパクの社会科見学がいまだに尾を引いています(笑)
でも「夢」っていつかは覚めるんだよなぁ~



プレーン軸の表裏をみてみましょう。ダイキャスト製で表面はグレー塗装済み。軸箱を前後から薄板で支えるミンデンドイツ式(厳密にはその改良版のIS式)ですが、製品では内寄りの支持板が省略される一方、外寄りが2枚板のように厚く表現されるなどの特徴がみられます。スカートに隠れてしまうボルスタ周辺はかなり簡略な表現です。
裏面をみると「KTM」のロゴとともに「90-B」の文字が浮き出しています。普通なら「DT200」と書かれるところなのでちょっと気になります。一応軸受けはメタル入りですが、上の写真のようにボルスタはMP対応ではありません。MP動力化後の再生産というのも聞いたことがないので、そこそこ古い製品なのでしょう。


さて、カツミの初代0系は驚くべきことに実車と並行して設計・製造され、1964(昭和39)年の実車デビューと同時に発売されたそうです(※)。東海道新幹線がいかに国民的な期待を背負っていたかがわかりますが、とすると正式な台車形式が決まる(公表される)前にカツミの台車も製造が始まっていて、「90-B」などという仮コードがついたのかも知れません。ただし初期製品ではドロップ製だったといいますから、ダイキャストに移行してからも修正せずに引き継がれていることになります。さらには「90-A」が存在したのかも気になるところです。ちなみにピボット軸のも「90-B」なので、軸受け構造による違いではなさそうです。
WBは28.5mm。さすがにこのスペックのインサイドギヤは手持ちではないので、製作の暁には潔くMPギヤを導入することになると思います。

最大の難関は走らせる場所。1/87でも全長280mm、全幅38.5mmにもなるので、わがレイアウト(ああ休眠中)の最小610R、在来線向け建築限界では無理があります。お座敷運転専用車として割り切るか、デフォルメするか。在来線で最大級のキハ181系列に近づけるには1/93程度にする必要がありますが、これではシンカンセンとしての威厳がなくなってしまうので、1/90ではどうかと考えています。「新幹線は1/87」というお約束には反するものの、「1/76~1/90」と定められた「16番鉄道模型」の範疇には納まります。もっとも今では満鉄型も1/87で作るそうなので1/90というのは死文化しているそうですが・・・


あとは資料の問題でしょうか。なにせ「新幹線なんてフン!」と思っていたクチなので、103系以上に(笑)自分で撮った写真がありません。浜松駅を通過してる写真1枚くらいかな? しばらくは「0系本」探しが続きそうです。


(※)Special Thanks
以下のHPを参考にさせていただきました。有難うございます。
 新幹線アトラス(翁さま)


よろしければ1クリックお願いします!

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする