80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

0系設計中

2010-04-24 04:02:06 | 新幹線
結局、雨樋の構造はわからずじまいですが、あったとしてもそう深い溝ではあるまいと勝手に解釈し、先へ進むことにしました。

なにはともあれ前頭部がカギを握るので、「麦とホップ」片手に、形式図から切り出した前頭部の図面を1/87になるようにプリントし、寸法記入のない部分の寸法を図上計測で決めていきます。
概ね破綻のない図なのですが、唯一、側板の高さが側面図と正面図で1mmくらい違うのには参りました。真横から撮った保存車の写真などを参考に、天地寸法を28.5mm(スカート含まず)としましたが、果たして合っているかどうか・・・
できれば、着工前にどこかの保存車を採寸してきたいところです。



ここで、ポイントとなる「光前頭」カバーの寸法が記入されていないことに気付きました。
「最盛期の~」を読み返したところ「直径1,400mm」という記述がありホッとしたのですが、念のためネット検索してみたところ、ヤフオクに出品されていたものが「133cm」となっていました。こちらの方が1センチ単位まで記述されていて何となく確からしいのですが、図面を測ると16mm、すなわち1,400mmに近いのでこちらに倣うことにしました。
なお、厚さの方は試験車A、B編成の図面に400mmとあり、図面でもだいたいそのくらいなので、これをもとに4.5mmとすることにしました。

あとは、この直径16mm、厚さ4.5mmの「部分球面」にぴったりつながる流線型のボディ部分を図化しなければなりません。
コサインだラジアンだと、硬い頭をひねりながら導き出した答えは、「地面に対して60度の角度でボディと結合されている」でした。

しかし、写真や図面とイメージが違う・・・ どう見ても45度くらいになだらかです。
どうやら光前頭カバーは球面の一部を切り取ったものではなく、すそが広がった「スゲ傘」のような形をしていることがわかりました。考えてみれば「流線形」なのだから当然かも知れません。

ここまで来ると、もう計算で出すのは限界なので「場当たり手法」に方針転換です。
試しに、オートシェイプの「楕円」を描画して平面図に重ねてみました。カーブの開始地点は乗務員扉の前縁です。すると・・・
おお!少し誤差はあるものの、ぴったりじゃあないか。



ドラグ&ドロップで同じ楕円を側面図にあててみると・・・


わお、これもぴったり!
しかも楕円の下側はレール面に一致しています。これは緻密な設計の成せる技か、はたまた偶然の産物なのか??

こうなると止まらない。実物写真に同じ楕円をドラグ&ドロップしてみると・・・

注)右側面から写した写真を反転しています


一致した。。

もう四の五の言わず、この楕円テンプレート(笑)で突っ走りたいと思います。


よろしければ1クリックお願いします!
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村





コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする