こんばんは。
今年も残すところあと4日となりました。毎度のことながら今年もあっという間の1年だったような気がします。(笑)
さて、昨日投稿した客車準急アルプスですが、編成と素材をいま一度整理しておきたいと思います。昭和33年10月改正時の編成を想定しています。
※印はペーパースクラッチ(予定)
↑新宿
スニ30(※)
ナロハネ10(フジモデルキット組み)
オロ36(※)
ナハ10(※)
ナハ10(※)
オハ46(※)(スハ43からの編入車)
オハ46(※)(同上)
ナハフ10(ナカセイキット組みを改修整備)
↓松本
スニ30は17m旧ダブルルーフのたいへん古い車両で、昭和30年代すなわち私が生まれた頃は、まだこんな車両が優等列車につながってたのか!としみじみ思ってしまいます。スエに改造されていたのを復旧した車両が碓井峠鉄道文化むらに保存展示されています。文化むらは何回か行っていますが、あまりに古すぎて当時は興味対象ではなかったため写真を撮っていません(笑)。リベット付なのでペーパーで作るのは難しいのですが、ちょっと試してみたい技法があるので落ち着いて取り組むことにします。
オロ36は丸屋根の2等車で1300mm幅の超ワイドな窓が特徴となっています。あまりに広すぎて窓の開閉が大変との苦情が絶えなかったといいます。模型的には窓が大きくて数が少ない車両は逆に作りやすいので、1日でこのとおり側板の窓抜きまでやってしまいました。屋根板はストック品の中から反りが少ないものを探し出して確保、床板は電車用の穴あきしかないため端材を埋め込んで使いたいと思います。台車はたまたまKATOのプラ製TR23が1両分あったので使うことにしました。
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ナハとオハはプラ完成品を使えば楽ですが、現時点で市場在庫がほとんどないためペーパースクラッチでいくことにしました。オハ46は2両とも窓抜きが終わり、サフを吹きました。ナハはまだ着工していません。
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ナハフ10は既報のとおりナカセイのプラキットを組んだ「ナハフ11」があるので、これを改修整備して充当する予定です。ナハ・ナハフ10は後年の近代化改造で、折戸だったドアを普通の開き戸に改造し、室内灯を白熱灯から蛍光灯に換装してナハ・ナハフ11と同等になったとされています。しかし近代化改造が行われたのは昭和39年以降とのことなので、この編成に入れるにはオリジナルスタイルに戻す必要がありそうです。塗色も青ではなく茶色の時代です。
それにしてもここまで古くなると時代考証が非常に骨が折れますね。大きなところではまず塗色。ぶどう色の1号から2号への変更は昭和34年から、青15号への塗り替えは昭和39年かららしいので、この当時は編成全体がぶどう色1号であったと思われます。
それから車両形式や所属表記の表記方法がちょうどこの前後で切り替わっているようで、車体中央に所属表記と形式番号が2段書きになっている古い表記だったのか、それとも今のように所属表記が車端部に移動した後なのかがわかりません。
細かいところではオハ46の扉の形状も気になるところです。スハ43からの編入車は基本的にスハ43と同等のスタイルなはずですから、Hゴムではないプレスドアではないかと思うのですが確証がありません。ナハ・ナハフ10の扉も折戸かどうかということに加えて塗装されていたかどうか(登場時はアルミ地肌そのままだったらしい)などなど、昭和40年代以降の列車・車両とは比べ物にならないくらい考証案件が多く、ネット万能の時代でありながら、正解にたどりつくのはとても大変なことと実感しました。
こうした疑問点について何か情報があればぜひお聞かせください。
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今年も残すところあと4日となりました。毎度のことながら今年もあっという間の1年だったような気がします。(笑)
さて、昨日投稿した客車準急アルプスですが、編成と素材をいま一度整理しておきたいと思います。昭和33年10月改正時の編成を想定しています。
※印はペーパースクラッチ(予定)
↑新宿
スニ30(※)
ナロハネ10(フジモデルキット組み)
オロ36(※)
ナハ10(※)
ナハ10(※)
オハ46(※)(スハ43からの編入車)
オハ46(※)(同上)
ナハフ10(ナカセイキット組みを改修整備)
↓松本
スニ30は17m旧ダブルルーフのたいへん古い車両で、昭和30年代すなわち私が生まれた頃は、まだこんな車両が優等列車につながってたのか!としみじみ思ってしまいます。スエに改造されていたのを復旧した車両が碓井峠鉄道文化むらに保存展示されています。文化むらは何回か行っていますが、あまりに古すぎて当時は興味対象ではなかったため写真を撮っていません(笑)。リベット付なのでペーパーで作るのは難しいのですが、ちょっと試してみたい技法があるので落ち着いて取り組むことにします。
オロ36は丸屋根の2等車で1300mm幅の超ワイドな窓が特徴となっています。あまりに広すぎて窓の開閉が大変との苦情が絶えなかったといいます。模型的には窓が大きくて数が少ない車両は逆に作りやすいので、1日でこのとおり側板の窓抜きまでやってしまいました。屋根板はストック品の中から反りが少ないものを探し出して確保、床板は電車用の穴あきしかないため端材を埋め込んで使いたいと思います。台車はたまたまKATOのプラ製TR23が1両分あったので使うことにしました。
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ナハとオハはプラ完成品を使えば楽ですが、現時点で市場在庫がほとんどないためペーパースクラッチでいくことにしました。オハ46は2両とも窓抜きが終わり、サフを吹きました。ナハはまだ着工していません。
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ナハフ10は既報のとおりナカセイのプラキットを組んだ「ナハフ11」があるので、これを改修整備して充当する予定です。ナハ・ナハフ10は後年の近代化改造で、折戸だったドアを普通の開き戸に改造し、室内灯を白熱灯から蛍光灯に換装してナハ・ナハフ11と同等になったとされています。しかし近代化改造が行われたのは昭和39年以降とのことなので、この編成に入れるにはオリジナルスタイルに戻す必要がありそうです。塗色も青ではなく茶色の時代です。
それにしてもここまで古くなると時代考証が非常に骨が折れますね。大きなところではまず塗色。ぶどう色の1号から2号への変更は昭和34年から、青15号への塗り替えは昭和39年かららしいので、この当時は編成全体がぶどう色1号であったと思われます。
それから車両形式や所属表記の表記方法がちょうどこの前後で切り替わっているようで、車体中央に所属表記と形式番号が2段書きになっている古い表記だったのか、それとも今のように所属表記が車端部に移動した後なのかがわかりません。
細かいところではオハ46の扉の形状も気になるところです。スハ43からの編入車は基本的にスハ43と同等のスタイルなはずですから、Hゴムではないプレスドアではないかと思うのですが確証がありません。ナハ・ナハフ10の扉も折戸かどうかということに加えて塗装されていたかどうか(登場時はアルミ地肌そのままだったらしい)などなど、昭和40年代以降の列車・車両とは比べ物にならないくらい考証案件が多く、ネット万能の時代でありながら、正解にたどりつくのはとても大変なことと実感しました。
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