80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

KATOキロ28を身体検査する

2016-09-22 00:32:30 | 四国方面
こんばんは。


うちにあるストック品で『ロハ合造車』がまだ何かできないかと探してみたところ、今のところ組み込み先のないKATOのキロ28が目にとまりました。これを改造してキロハ28ができないかな?仕切り壁入れて普通席のシートを入れ替えれば一生上がりでは?・・・と考えたのですが甘すぎました。


国鉄・JR史上でキロハ28というのは2回登場するのだそうです。初代は、四国は高松と徳島を結ぶ高徳線の急行「阿波」用にキロ28から改造されたキロハ28 1。晩年は格下げされてキハ28 5301となったとのこと。外見はKATOのキロ28をそのまま流用できそうな感じです。

2代目は、陰陽連絡急行として活躍した急行「砂丘」用に改造されたキロハ28 101~104。こちらは晩年型のキロ28 2500番台を種車にしていて雨樋やドア位置などが大きく異なるため、KATOさんから改造するのはかなり手間がかかりそうです。

ということで、素のキロ28はお手軽加工でキロハ28 1に化けるのかどうか身体検査をしてみました。



こちらが箱から出したまんまのキロ28です。クーラー、ベンチレーターなどのユーザー取付けパーツは付けていません。




そして今回は、奇跡的に自分で撮った実車写真が手元にありました。格下げ後のキハ28 5301となってからのものですが、外見的な変化はほとんどないので十分参考になります。模型と違う部分を書き込んでみました。ここに書き込んでないものを含め、おおよそ以下のような加工をすればキロハ28 1になることがわかりました。


1)機関冷却水張込口が車端寄りにあるのを中央寄りに移設
2)屋根のベンチレーター取付台座を削り、代わりに、小さなお椀形の「トランジスタ蛍光灯冷却用換気口」を設置
3)床下の冷房電源用の発電機セットを左右反転
4)冷房電源用エンジンの吸気口を吹き寄せの高い位置に設置
5)ハ室側のグリーン帯とグリーンマークを塗り込め
6)車内に仕切り壁を設置
7)ハ室側のシートをボックスシートに入れ替え

細かいところでは水タンクがFRP製のものになっているようです。


いやいやこれは大工事ですね。コーヒーでも飲みながらサクッと、というわけにはいかないようです。一応、連結相手となるキハ58とキハ28は確保できているので、ナロハネ10完成後に余力があったら取り組んでみたいと思います。




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コメント (9)
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