80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

ク5000を試作する(1)

2017-02-13 01:11:21 | 貨車
こんばんは。ク5000を試しに1両作ってみることにしました。先の投稿に書いたエコーモデルへの買出しは、そのパーツを手に入れるためです。


そのひとつがこちら。t=0.8、W=30mmの床板用真鍮板です。W=33mmあたりは他でも手に入りますが30mmとなると限られてきます。工作派の強い味方です。以前にサンプルで4枚買ってあったのですが、なんだかんだで他へ流用してしまったので買い足しました。なにせTR63台車が9両分あるものですから(^^ゞ




もうひとつがこちら。エンドウの付随台車用マクラバリの旧製品です(右3つ)。今やMPボルスター用の製品が主流で、TR63のような旧タイプのボルスターに合うマクラバリはなかなか在庫がありませんが、予想通りこちらのお店で手に入りました。一応、ジャンク箱からストック品をかき集めたら5両分のマクラバリ(芯皿=左下)は確保できたので、これ用のスプリング入りセンターピンも併せて購入しました(左上)。




床板にマクラバリ用の穴を開け、その中間に補強用の2.0×5.0×2.0mmのチャンネルを半田付けします。今回、車体はペーパーとプラが主体なので、土台となる床板はしっかり作ることにしました。脱線防止のため一定の車重を稼ぐ意味もあります。




床面が低く、凹凸のある線路では床にフランジが当たる危険性があるため、車輪が旋回する部分に穴を開けます。φ3.5mmドリルで3か所の隣り合った穴を開け、ニッパーで間を切り取ったあと、ヤスリで円弧状に仕上げました。けっこう手間なのと台車の回転はそれほど大きくないので、これからは穴は2か所にしようと思います。




カプラーはIMONカプラーのHO-101を使用。t=0.3mmの台座を貼ってφ1.4mmビスで取り付けています。1.4mmのタップというのは持っていないので、φ1.2mmドリルで開けた穴にセルフタッピング方式でねじ込みました。




TOMIXのEF64-1000に連結させてカプラー高さが問題ないことを確認。レッドベアともチェックしましたがOKでした。




台車を仮に取り付けます。まだ「ク」の面影は見えず、客車の下回り同然です。




設計では1階の車路の中央部分は真鍮板面より1.5mm高くなりますが、現状ではセンターピンのお尻が4.5mmくらい出っ張っており、仮にこれを切ったとしてもワッシャ、ナットだけでも2mmを超えているので、ここの構造を見直さなければなりません。真鍮床板に直接タップを立て、ベークワッシャやナットをなくしてしまう方法が考えられますが、台車と床板が電気的につながってしまうので車輪の絶縁側を揃える必要があります。照明を入れる車両ではないのでこれで問題ないかと思いますが、なんか不安・・・。




車体はアートボードなどと呼ばれる、ケント紙をコア材の両面に貼り付けた紙を使います。AWと書いてある2枚が側板用でt=1.5mm、Sが2階の床板用でt=1.0mmです。初めて使うので、果たしてカッターでうまく切れるのか、切っているうちに積層が剝がれてくることはないのかなど、こちらも不安要素満載ですが、まずはとにかく1両作ってみて問題点を探ることにしましょう。




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コメント
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