80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

阪急2000系再び

2016-04-08 02:33:59 | 私鉄電車
こんばんは。久しぶりに阪急2000系の仕掛品箱を開けました。

窓サッシの表現はシール紙を貼って中をくり抜く方法で落ち着きかけたのですが、ちょっと薄すぎるかな?と思い、もう少し厚みのある紙に置き換えることにしました。ただ、シール紙だと希望の厚みのものがないため、面倒ですが、切り抜いた紙をスティック糊で貼り付けることにしました。


サッシの原図を改めて印刷。こういうときPC+プリンタ出力の便利さをしみじみと感じます。




しかし、テストで切り抜きしてみたところ、サッシの外側のRがイマイチ綺麗に抜けず内側に切り込み過ぎてしまいます。Rが小さすぎるんですね。以前モックアップを作ったときは大きめのRの彫刻刀をだましだまし使って切り抜いたのですが、やはりちゃんと寸法が合った彫刻刀が必要です。内側をくり抜くのに手持ちのR=1.0を使うので、外側用として新潟の沖野彫刻さんにR=1.75の彫刻刀を注文しました。
ちなみに写真の右側のものはすでに窓をくり抜いてしまっていますが、実際は車体に貼ってから中をくり抜きます。




車体の方も一式プリントアウト済みでしたが、t=0.45mmのスノーマット紙では車体裾の小さなRがつけにくいため、t=0.35mmの薄手のものにプリントし直しました。こちらもデータが保存してあるのですぐに出力できる状態でしたが、紙の厚さが変わると紙送りのピッチが微妙に変わるため、長手方向だけサイズの微調整が必要でした。




窓抜き前の仮曲げをしているところです。厚手のものより圧倒的に曲げやすいですね。1枚ではちょっと頼りない感じですが、内張りや補強材で補強すれば十分な強度が確保できそうです。ただ、セオリーどおり屋根肩と裾の曲げる部分の裏側にカッターで筋入れをしたのですが、紙厚に配慮して軽く引いたつもりでも、ところどころ表面にうっすらと折れ目が出てしまいました。筋入れなしでも十分にきれいな曲げができるようなので、残りの3両はそのようにしたいと思います。




彫刻刀が到着したらまた窓抜きに挑戦します。


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