80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

日立電鉄ライクなひらき

2010-07-18 01:42:53 | ひらき
いよいよ梅雨明け、夏本番ですね。
E127は完成目前にして電気配線の罠にハマッてしまい立ち往生。。
気分転換に「ひらき」を鑑賞してみましょう。厳密には三枚下ろしの「身」の部分ということになります。

今回のブツはこちら。17m級の3ドア旧型電車のようで戸袋窓がHゴム化されています。小中学生向けの彫刻刀で抜いているのでRはさすがにオーバースケールですが、何となくプロトタイプの存在を予感させるものがあります。1980年頃に日立電鉄に乗りに行って、その延長で1両作りかけたような記憶はあるのですが思い出せません。



しかも、なんかヘンと思ってよく見ると、車端部にあるはずの乗務員ドアがありません。その部分は、ちょうど乗務員ドアと同じ幅の窓になっています。両運を改造したサハかモハのようですが、日立電鉄にこんな車両いましたっけ?



結局プロトタイプは特定できず、その一方で、車端部の小窓を乗務員ドアに復元すれば私鉄風単行電車に化けそうだな・・・などと、早くも浮気虫が頭をもたげ始めたのでした♪


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E127系100番代の製作(その20)

2010-07-15 15:26:13 | 大糸線方面
このシリーズもすでに20回となりました。せめてあと5回以内でフィニッシュしたいところですが・・・

さて、これは何でしょう?



正解はクモハの屋根上に載る電制用抵抗器カバーの「足」です。1個ずつ貼り込むのは面倒なうえ足の長さも揃いにくいので、上の写真のようにユニット化した上で真っ二つに切り離し、足の部分も切りそろえて、このようにカバーの裏側に貼り込みます。



今後取り外すこともないので、接着剤で屋根に固定しました。点々と見える足がなかなか実感的にできました♪



次はライト類の取り付けと配線です。手始めに室内灯を入れてみます。
KATOのHO用パネルライトを使うこととし、まず屋根裏中央に同封の反射材(アルミシール)を貼ります。



白色LED付の基板は、金属パーツを組み付けた上でアクリル導光板とともに屋根裏に固定します。t0.5プラ板の横梁を渡し、ここ基板を挟んで固定していますが、本来ここはDCCデコーダ・チップを挿し込む場所です。



床板の左右中央に設けた接点からの集電は、t0.1燐青銅板から切り出したこの集電板によって行います。補強材などを避けるため、こんなに複雑な形状になってしまいました(^^;



集電板は中央ドアの戸袋の内側に瞬着で貼り付けてあります。まだ金属むき出しの状態ですが、完成後は白で塗り込めるか、上から紙を貼って隠すことにします。



基板と反対側のアクリル導光板は、写真のように、真鍮線を左右補強材の間に渡して固定してあります。ズレないよう、かといって万一の分解整備にも対応できるよう、木工用ボンドを要所に盛って“仮止め”状態にしています。



ヘッドライト、テールライトの配線状況です。前者はφ3電球色LED、後者は赤色の凸形ケース入りLEDを使用し、それぞれ左右2個を直列につなぎ、CRD(定電流ダイオード)と逆電圧保護用ダイオードを介して上の集電板とつなぎます。
なお、写真に写っているコンデンサと抵抗はモーターの逆起電流による“反対側LEDのチラツキ対策”用で、ヘッド、テールそれぞれについて並列に入れてあります。耐電圧やワット数が大きなものしか入手できなかったので、異常にスペースを占有する結果となってしまいました(^^;



下回りと合体して試運転してみます。緊張の瞬間。。
オッケー!です。



ヘッドライトはさすが高輝度LEDだけあってまばゆい光を放ちます。一方、室内灯はそれほど明るくありませんが、暗い中で走らせると適度な明るさなのかも知れません。運転室付近が明るすぎますが、これはヘッドライトの遮光をまだしていないためです。なお写真はありませんがテールライトの点灯も問題ありませんでした。



ところで、進行と反対側のライトがチラチラ点灯してしまう現象ですが、上記のコンデンサ+抵抗の接続によってだいぶ解消したものの、完全に封じ込めることはできませんでした。特に後部側でヘッドライトがチラつくのは興ざめで何とかしたいものです。


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E127系100番代の製作(その19)

2010-07-12 15:34:51 | 大糸線方面
しばらく投稿をサボってしまいましたm(_._)m
E127がやっと塗装に入りました。

今回は車内も少し手を入れるため、先に内部の塗装をすることにして、手始めにステンレスドアの銀色を入れました。タミヤのエナメル系塗料「クロームシルバー」の筆塗りです。3×3補強材の部分も一応塗っておきます。写真には写っていませんが、前後貫通ドア、乗務員室ドアにも塗ってあります。



ドア部分を内側からマスキングするとともに、窓の外側にもマスキングテープを貼り、2両をセットにして車体周囲も帽子のツバのように広告紙で覆ってしまいます。この状態で室内色を吹きます。実車は薄いグレーのようですが、明るめが良いかと思い、手持ちのタミヤ「レーシングホワイト」を吹きました。ちょっと青みがかった白になります。



ドアのマスキングを剥がしたところ、室内色が一緒に剥げてしまいました(泣)
エナメル塗料だからなのかシルバー特有なのかはわかりませんが、とにかく他の塗料が乗りにくいようです。



外側の塗装に入る段階で、クハの側面にある折り畳み昇降ステップを付け忘れていることに気付き、急いで瞬着で取り付けました。エコーのエッチングパーツで恐ろしく精密にできていますが、塗装でディティールが埋まってしまわないか心配です。
なお、このステップは霜取パンタ付編成のみに付いています。クモハには連結面側に昇降ステップが付いているようですが、写真がなく取付位置の特定ができなかったので省略しています



先の室内塗装の教訓から、車体色のシルバーは一番最後に塗ることにしました。こちらには普通のアクリル系塗料を使うので問題はないはずですが、念のための措置です。
まず2色帯のうちの下側にくる緑を塗ります。GMの常磐線エメラルドグリーンをベースに白と若干の黄を加えて調色しました。当工場はエアブラシを持っていないので、自家調色の場合は筆塗りになります。塗りムラが目立たないようにと少し広めに塗っていったら、下半身が全て緑色になってしまいました(^^;



緑の乾燥を待つ間に屋根のグレーを吹きます。実車はかなり白っぽく見えるので明灰白色にしましたが、もう少し暗めでよかったかも知れません。半光沢で結構艶やかなのもちょっと失敗かも。



続いて帯色のブルーを塗ります。「アルパインブルー」なる色目は光線の具合によって色々変わって見えるので困るのですが、大糸線ゆかりの青22号に白を混ぜて簡単に済ませました。写真を撮り忘れたので既にシルバーを吹くためにマスキングした状態で、少しだけハミ出たブルーが見えます。



シルバーの塗装のようすです。実車はステンレスボディではありますが、ダル(梨地)仕上げのため白っぽく見えます。そこでタミヤの「アルミシルバー」を使うことにしました。



ドキドキするマスキング剥がし・・・
まずまずの仕上がりのようです。ただ、屋根との明度差が小さいのでメリハリがないのが残念なところかな?




メリハリという点では正面と側窓窓枠のブラック処理が欠かせないポイント。
試行錯誤でこんなものを作っていますが、さてどうなることやら。。



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FKK哀れ

2010-07-06 22:41:05 | ひらき
先の投稿で、ユニトラックを引っ張り出すために押入れを捜索したと書きましたが、その途中で見つけた「富士急」と書かれた箱を開けてみると、哀れ、分解バラバラになった7000形が出てきました。何十年ぶりの対面でしょうか。



2両あった車体のうち、こちらのクハ7063は辛うじて原型を留めていました。側板にはいさみやの車体用方眼紙を使っており、中桟のあるドアも既製品ではなく自作しています。少し整備してやれば復帰できそうなコンディションです。ただ、残念ながら相棒のモハ7033(元クモハ12)は見当たらず、それと思しき床板だけが残っていました。



屋根裏にはしっかりと竣工年月日が記されていました。1976年4月1日は、中学3年の時の作品ということになります。



もう1両はバラキット状態、別名「三枚おろし」状態のクハ7061で、一応屋根板と床板も揃ってはいるものの、シル・ヘッダーや雨樋の破損がひどく、再生は難しそうです。こちらの相棒は2扉クロスシートのモハ7031(元クモハ14)でしたが、これも床板と若干のパーツ以外は残っていませんでした。



実車は転入に際しアルミサッシ化されていますが、模型ではこれを文具用の光沢アルミテープの表面を耐水ペーパーでこすって艶消しにして使っています。この技法はTMSのヒント欄か何かを見て真似たのだと思いますが、この時代の作品では好んで使っていたように記憶しています。「河口湖」のサボはパンフレットから拾った活字です。



分解したパーツはプラスチックケースに入っていましたが、これが何と「小高模型」の台車のケースでした。てっきり全部処分してしまったと思っていたので、懐かしいやら嬉しいやら♪ 黄色くなったセロテープとともに昭和40年代の生き残りです。



さて、実車の写真が少しあるのでご覧に入れます。プリントからのスキャンなので不鮮明な点はご容赦ください。
こちらはモハ7031+クハ7061の大月行きの後追いです。もう1両あった元クモハ14のモハ7032は正面窓がHゴムで雨樋も弓形だったので、原型に近いこちらの方が好きでした。

(モハ7031+クハ7061,1975年頃,禾生駅)



こちらはモハ7033+クハ7063の河口湖行きです。モハ7033は晩年は片運転台化されたそうですが、この写真は改造前で、連結面側の乗務員扉が見えます。色こそ軽快な富士急カラーをまとっているものの、旧型国電の雰囲気を十ニ分に残していました。
撮影場所がはっきりしませんが、下り列車に対して右側面に日が当たっていること、後方に黒い貨車や富士急バスが見えるなど大きな駅であることから、都留市駅の谷村町寄りで撮影したものと思われます。

(モハ7033+クハ7063,1975年頃,都留市駅?)


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E127系100番代の製作(その18+α)

2010-07-06 15:17:17 | 大糸線方面
相変わらず蒸し暑いですね。天候を口実に塗装を先延ばししているE127ですが、とりあえず下回りの追加工作と塗装をしてみました。

スカートは、取付け済みの写真を先日UPしたところですが、改めて組み立ての様子をご覧に入れましょう。なおスカート本体はペーパー2枚重ねで瞬着を染み込ませたものです。
取付けステーは1.2mmプラ板から切り出したもので、床板に穴を開けて瞬着で固定しました。



これにスカート本体を同じく瞬着で貼り付けますが、L字型の根元の方は床板の一部を削って埋め込んでいます。
連結器胴受と乗務員ステップはいずれもエンドウ製パーツです。



正面から見るとこんな感じになっています。実車は左右のスカートが棒でつながっているようですが、この段階ではまだ取り付けていません。



続いて配線を行います。ヘッド、テール、室内灯へ電気を供給するため車体と床板との接点を設けますが、室内にあまりはみ出させたくないので、クハはトイレのスペースに接点と天井までの配線を隠すことにして、ペーパーで「コ」の字型の囲いを取り付けました。



この囲いの中に隠れるように接点となるφ2mmネジを2本埋め込み、一方を前位台車のセンターピンと真鍮線で結びます。距離が短いので、手を抜いて床上側で配線しています。



もう一方は床下から引き出し、後位台車と結びます。ネジの間隔が狭いので、ラグ板とナットは向かい合う面をカットしてあります。



こちらの配線は普通のビニールコードを使い、ホチキス針でつくった「配管止め」で床下に固定してあります。
なお、この段階で既に床下を塗装しています。実車の新製時の色が不明なのですが、恐らくダークグレーではないかと思い、Mr.カラーの「ジャーマングレー」を吹き付けました。しかしこれはかなり黒に近く、しかも完全に艶消しなので、ちょっと重い感じになってしまいました。また、実物の台車は床下機器より少し明るいグレーで落成しているようですが、これも同色で塗ってしまいました。



クモハは隠せる場所がないため、中央の戸袋の裏側にライト配線の立ち上げ部を設けることとし、接点は床板の両サイドに埋め込むように設けることにしました。
写真は右側面のようすで、床板側面に細丸刀で溝を掘り、前位台車(右側)からモーターまでφ0.7mm真鍮線を埋め込み、途中にφ2mmネジを使った接点を設けてあります。



左側面には、後位台車(モーター付)のセンターピンからライト接点まで、床板側面を掘って真鍮線を埋めてあります。



モーター周りの配線のようすです。右側のグレーのコードはモーター本体(=台車)にアースしてあり、左側の赤いコードが床板に取り付けたラグ板を介し、前位台車と真鍮線で結ばれているというわけです。



これで一応自走可能になったので試運転をすることにしました。久々に押入れの奥からユニトラックを引っ張り出しエンドレスを組みます。電源ON。
無事走りました!



LED試験で一度走らせてはいるんですが、公式試運転は初めてです。
久々の運転で、レール表面の状態も良くなかったので初めはギクシャクしましたが、周回を重ねるうちにスムーズになり、スローも効いて安定した走りをするようになりました。
難点はギヤノイズがうるさいこと!インサイド方式では仕方ありませんね・・・



せっかくエンドレスを敷いたので、最近作った連中にも羽を伸ばしてもらうことにしました。まずはE641自由形電機です。こちらは古いタテ型モーターを流用していますが、E127に伍して良く走りますが、スローは苦手のようです。



そして都電7000形更新車。懐かしい(笑)
小型モーター+小径車輪でメインラインの長距離走行は苦しそうです。でも良く走ります♪



しかし改めて思うのは、電機も都電も未完成なんですわ。。
どげんかせんといかん(^^;


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