80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

新幹線0系電車の製作40(室内灯を組み込んでみる)

2011-09-16 01:33:21 | 新幹線
こんばんは。

昼間はジージーとまだセミが忙しなく鳴いていますが、日が暮れるとめっきり涼しくなって秋の気配が感じられます。

さて、0系の記事も気がつけばもう40回目。節目の50回までには何とか完成させたいものですが、どうなりますやら・・・

で、今日は室内灯の組み込みについて15形式を例にご紹介します。

室内灯はいつものようにKATOの白色LED室内灯セット(品番7-503)を使います。
屋根裏にはあらかじめLED基板と導光板とを落とし込むための穴が開けてあるので、装着自体は簡単なのですが、通電のための接点がなるべく外から見えないように、言い換えればシートの取り付けの邪魔にならないように、若干の配慮をすることにしました。

15形の場合はデッキが1ヶ所のみで、反対側はトイレと洗面所になっているので、窓のないこの部分へ接点を集約することにします。



まず床板側の準備として、片方のセンターピンからコードを引いて、もう片方のセンターピン近くに植え込んだ2mmビスに配線してやります。写真の左下に2つ並んだビスのお尻が床板側の接点になります。



デッキ側の導光板は無加工で取り付けるため、あらかじめ同封の反射用アルミテープを厚紙に貼り、取付穴に落とし込んで接着しておきます。



トイレ側は導光板の裏に配線コードを通すため、屋根の横桁の中央をカットしておきます。



組み付けスペースが狭いため、トイレ側の導光板はにはあらかじめLED基板と反射テープを貼り付け、基板への配線も済ませておきます。



仕切り壁の下に導光板を潜らせ、壁に沿って設置した燐青銅板の接点にコードを半田付けします。なお、燐青銅板は暫定で瞬着で車体に固定してありますが、ゆくゆくはもっとしっかりとした固定方法にする予定です。



組み込みが終わった状態。導光板は少量のボンドGPクリヤーで反射材に直接貼り付けています。



床板をはめて接点の具合を確認します。予定通り2本のビスのお尻にちゃんと接触しているのが確認できました。



さっそく通電試験をしてみます。
点灯ヨシ!



部屋の電気を落としてみると・・・ かなりの光量があります。



おかげで、LED基板付近の屋根に微妙な「光漏れ」があることがわかりました。残りの3両には、LED基板の裏側にアルミテープを貼るなどの対策をとることにします。




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新幹線0系電車の製作39(貫通ホロとダクト)

2011-09-15 02:21:26 | 新幹線
こんばんは。

さらに牛歩になりながらも進めています。
今日は連結面のパーツの取り付け。

貫通ホロはエンドウの「特急電車用」を流用しました。1/80パーツなのでやや大ぶりですが使えます。
実車のホロは上側が微妙に三角屋根っぽくなっているので、ペンチで曲げてみました。ホワイトメタルなので簡単に曲がります。
左はそのまま曲げたもの、右は上下を逆さまにして曲げたもので、逆さにした方が上側が薄くなって実車の雰囲気に近いのですが、車体取付用の足(今回はすべてカットしてある)のモールドが目立つので、ちょっともったり感はあるものの、左側のように上下はそのままにして使うことにしました。



成形の済んだ貫通ホロはメタルプライマーを塗った後グレーに塗り、ボンドGPクリヤーで車体に貼り付けました。


そして、ホロの両脇には主電動機冷却用のダクトがつきます。
ペーパー積層で作っておいたものをアイボリーに塗装し、同じくGPクリヤーで貫通ホロの両脇に貼りました。



残るは両サイドの外ホロで、だいぶ以前に薄いゴムを買ってあるのですが、すぐに塗料が剥げてきそうだし、伸縮カプラーにしたことで接触することもなさそうなので、ペーパーかプラ板で作ることも考えたいと思います。


とりあえず今回はここまで。


よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新幹線0系電車の製作38(仕上げを少しずつ)

2011-09-11 08:12:45 | 新幹線
こんにちは。

もうひと踏ん張りすれば完成なのですが、ちょっと最近時間が取れなくなって足踏み状態です。本当は「出来ました!」という報告をしたいのですが、しばらく“刻んで”いきますので宜しくお願いします。

このバラバラの棒は、連結面につける電動機冷却用のダクトです。2mm程度の厚さが必要なので、紙を3枚貼り合せてから切り出しました。1両当たり4本、計16本つくりました。右側に4本並べてある数字を書いたものはパンタ側につくもので、低屋根のため1.5mmほど短くなっています。



ダクトの上下はカーブしているので、まずカッターでざっくりと切り取り、耐水ペーパーで仕上げていきます。



こんな断面になります。



サーフェーサーを吹いてしばし乾燥。あとは研いてアイボリーに塗って、貫通路脇に貼り付けます。実車はダクトのつなぎ目やら何やらと色々ディティールフルで、途中で曲がっているものもあるのですが、ここはあまり目立たない部分なのであっさりといきます。



車番ですが、造形村の製品はデカールが付属しています。これを流用するのが手軽なのですが、あまりデカール貼りは得意ではないのに加え、なにせ対象物が小さく、とてもひと文字ずつ組んで転写するなどの細かい作業は出来そうにないので、潔くインレタでいくことにし、くろま屋さんからNゲージ用の数字だけのものを取り寄せました。メタリック銀です。わーちっちゃ!



試しに36形食堂車に転写・・・
転写するというよりは「置く」といった感じで、気持ちよく転写してくれます。ハイフンは「1」を使ったため横長ぎみですが、大きさ、質感ともバッチリです。もちろん、造形村編成の方もこのインレタで車番を入れていくつもりです。




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ささやかなミーティング

2011-09-09 06:49:20 | その他
おはようございます。
(またPCつけっ放しで寝てしまった・・・)

きのうは、いつも本ブログにコメントいただいているととさんと初めてお会いし、パーツを交換したり作品を拝見したりと、ささやかなミーティングで楽しく過ごさせていただきました。ご近所(クルマで15分くらい)なんですね。

コトの発端は、何日か前のコメントで「間違って買ったDT12があるんだけど要りませんか」とお声がけいただいたこと。
DT12そのものは今のところ足りてるのですが、ブレーキロッドを折ってしまえばTR23ぽくなるので、中央東線客レのオハ35やオハ47用にいいかなと思って頂戴することにしたわけです。

これがそのブツ。エンドウ製でMPボルスタ付きですが、ピボット軸受なので客車に転用するのには好都合です。ただ、よく見るとバリもなくてディティール表現もいいので、このままDT12として使ってもいいかな、という気もします。焦らず、使い道はもう少し考えてみることにしましょう。





さて、頂戴してきたパーツは他にもあるのですが、その話は置いておいて、ご持参頂いた作品がすばらしく敬服いたしました!


こちらが拘りを持って製作されたマヤ34 2008です。



何がすごいって、この室内の再現力の素晴らしさは感涙もの。さすが実際に乗務されていた方だけあって、機器類ひとつひとつに愛着が感じられます。これはデータ処理室でしょうか、この時代に使われていた磁気テープ装置がちゃんと据え置かれています。電池搭載で照明が灯るのもイイ!



これは軌道の状態を描き出すプロッタ装置。これもいい感じです。実際の乗務では、いっぱいあるペンのインクつぼにまずインクを補充するのが日課だったそうです。



こうして現物を拝見すると、ととさんが「拘りをもって作っています」とおっしゃる意味がよくわかりました。


で、こちらは限界測定車マヤ50 5001。各方向へ向けて取り付けられたセンサーの特徴を見事に捉えていらっしゃいます。



無骨な妻面や屋根上のディティールにも力が入っています。貫通路の両脇から立ち上がって屋根上を走っている梁のようなものは、イーストアイとの連結改造のための引き通し回路のカバーだそうです。



いやあ、本当に素晴らしい作品を見せていただき有難うございました。
(おまけにお昼もご馳走になりましてスミマセン・・・)
関心を寄せていただいている0系もご覧頂くことができ、とても楽しかったです。
運転会へもお誘いいただので、今後、時間が合えばぜひ参加させて頂ければと思います。

では、イーストアイの方も期待してま~す!


よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新幹線0系電車の製作37(屋根と床下も塗装完了)

2011-09-07 11:25:58 | 新幹線
こんにちは。

0系の屋根と床下を塗って、後付けパーツ以外は塗装が完了しました。


まず床下ですが、角材と紙で作ったハコモノはパテ盛りした状態で止まっていたので、サーフェーサーを吹き重ねてから耐水ペーパーをかけて仕上げました。
性能試験のため、既にモーターを組み付けていた16形動力車は、台車を外した上で写真のように回転部分をすべてマスキングしてからサフェを吹いています。



下地が出来たところで艶消し黒を吹いて出来上がり。
抵抗や整流器用の冷却器をまだつけていないので、少しスカスカな感じです。



車体の方は屋根を残してマスキングし、アルミシルバーを吹きました。



乾燥を待ってマスキングを剥がします。
よぉーし決まった!



ランボードはゴツイけど、点検フタ、換気ルーバーともども一応それらしいディティールに仕上がり、とりあえずホッとしました。



で、上屋根を塗り分けるか迷った妻面は、結局息切れして、ご覧のように晩年のアイボリー塗りつぶしスタイルに落ち着きました。



4両どうしの連結にはTNカプラーを使用し、連結面間隔は7mm(スケールどおりだと5.7mm)としてあります。なお、造形村編成との連結部分はまだ宿題になったままです(泣)



細部の工作はまだ残っていますが、編成にしてみました。
って、ちょっと待ったー!
今気付きましたが、車両の順番が違ってますなあ・・・



まあとりあえず順番は置いといて、各車両のアップをご覧に入れましょう。

前回の記事でもピックアップした36形食堂車。



36形とペアになる27形。



MP動力つきの16形グリーン車。



16形とペアになる15形グリーン車。



本来はグリーン車ユニットと食堂車ユニットが反対になるのが正解です。
(ということは、カプラーもつけ直しってことか・・・)


パンタまわりでは、高圧引込線用の大きな碍子をどうしようか、丸棒を芯にしてドリルレースでもしようか、などと悩んでいたところ、某模型店でイイものを発見しました♪TOMIXのEF81用碍子セットです。



この中に3つ入っている大型のものが、スタイルはずん胴ながら流用できそうです。他の碍子は当面使い道がないので、1個換算150円とロストパーツ並の出費になってしまいましたが・・・




で、お察しのとおり、造形村編成とはまだ対面させていません。どもまでも弱気。。
引き続き仕上げを進めて“しかるべき時が来たら”ご対面していただきます。



よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする