80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

富士急行7000形の製作8

2017-02-14 07:34:01 | 私鉄電車
おはようございます。今日も冷えましたね~


サハ17をクハ7061に改造してるわけなんですが、前回はドア窓の形を整えるのに、窓の周囲ごと切り取って貼り替えるという技を試みました。今回は別の方法として、真鍮パーツに置き換える前提でドアを丸ごと剥がす方法に挑戦したいと思います。


まずはドアの周囲に合わせてカッターを入れドアを剥がし取ります。ここに、ドアの大きさに合わせてカットした真鍮ドアを埋め込んで完成・・・




とすべきだったんですが、真鍮ドアをカットしないでそのまま差し替える方法はどうかと色気を出したのが運のツキ、周囲に残っている部分をカッターやピンセットで剥がすも剥がしきれずギブアップ。。




結局改造はやめて振り出しに戻ることになりました。サハ17よゴメン!




で、いつもどおりワードで作図して出力。




夜明け前の2時間でペーパーキットができました。屋根板は旧作のクハ7061のものが使えそうなので確保。床板に続く復活第二弾です。




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ク5000を試作する(1)

2017-02-13 01:11:21 | 貨車
こんばんは。ク5000を試しに1両作ってみることにしました。先の投稿に書いたエコーモデルへの買出しは、そのパーツを手に入れるためです。


そのひとつがこちら。t=0.8、W=30mmの床板用真鍮板です。W=33mmあたりは他でも手に入りますが30mmとなると限られてきます。工作派の強い味方です。以前にサンプルで4枚買ってあったのですが、なんだかんだで他へ流用してしまったので買い足しました。なにせTR63台車が9両分あるものですから(^^ゞ




もうひとつがこちら。エンドウの付随台車用マクラバリの旧製品です(右3つ)。今やMPボルスター用の製品が主流で、TR63のような旧タイプのボルスターに合うマクラバリはなかなか在庫がありませんが、予想通りこちらのお店で手に入りました。一応、ジャンク箱からストック品をかき集めたら5両分のマクラバリ(芯皿=左下)は確保できたので、これ用のスプリング入りセンターピンも併せて購入しました(左上)。




床板にマクラバリ用の穴を開け、その中間に補強用の2.0×5.0×2.0mmのチャンネルを半田付けします。今回、車体はペーパーとプラが主体なので、土台となる床板はしっかり作ることにしました。脱線防止のため一定の車重を稼ぐ意味もあります。




床面が低く、凹凸のある線路では床にフランジが当たる危険性があるため、車輪が旋回する部分に穴を開けます。φ3.5mmドリルで3か所の隣り合った穴を開け、ニッパーで間を切り取ったあと、ヤスリで円弧状に仕上げました。けっこう手間なのと台車の回転はそれほど大きくないので、これからは穴は2か所にしようと思います。




カプラーはIMONカプラーのHO-101を使用。t=0.3mmの台座を貼ってφ1.4mmビスで取り付けています。1.4mmのタップというのは持っていないので、φ1.2mmドリルで開けた穴にセルフタッピング方式でねじ込みました。




TOMIXのEF64-1000に連結させてカプラー高さが問題ないことを確認。レッドベアともチェックしましたがOKでした。




台車を仮に取り付けます。まだ「ク」の面影は見えず、客車の下回り同然です。




設計では1階の車路の中央部分は真鍮板面より1.5mm高くなりますが、現状ではセンターピンのお尻が4.5mmくらい出っ張っており、仮にこれを切ったとしてもワッシャ、ナットだけでも2mmを超えているので、ここの構造を見直さなければなりません。真鍮床板に直接タップを立て、ベークワッシャやナットをなくしてしまう方法が考えられますが、台車と床板が電気的につながってしまうので車輪の絶縁側を揃える必要があります。照明を入れる車両ではないのでこれで問題ないかと思いますが、なんか不安・・・。




車体はアートボードなどと呼ばれる、ケント紙をコア材の両面に貼り付けた紙を使います。AWと書いてある2枚が側板用でt=1.5mm、Sが2階の床板用でt=1.0mmです。初めて使うので、果たしてカッターでうまく切れるのか、切っているうちに積層が剝がれてくることはないのかなど、こちらも不安要素満載ですが、まずはとにかく1両作ってみて問題点を探ることにしましょう。




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103系の塗装変更の報を聞き思う

2017-02-12 15:44:01 | その他
こんにちは。
今日は久しぶりに本蓮沼の師匠ことエコーモデルさんで買い物をしてきました。いつもは買うだけ買ったらすぐに出てきてしまっていたのですが、今日は他にお客さんがいなかったので少しだけ余裕をもって店内を見回してみました。車両から地面までトータルの品揃えなのはもちろん、販売品のほかに過去のTMSに載った作品なども展示されていて、いつまで見ていても飽きない至福の空間です。


買ったパーツにまつわる模型話は改めて夜にでも投稿することにして、こちらのブログにちょっと見過ごせない話題が取り上げられていたので、こちらでも私見を述べておきたいと思います。

内容は鉄道博物館に保存されている103系カットモデル(スカイブルー)を、今回の大規模リニューアルに合わせて公募による塗装に変更し、キッズスペースとして開放するというものです(情報はこちら)。まったく気づきませんでしたが、公募開始は1年半前の2015年7月にさかのぼるようです。

大宮の鉄道博物館はJR東海や西日本に先駆けて開館した本格的な鉄道博物館で、その運営姿勢は大いに称賛に値するものと思っていたのですが、今回の取り組みは首をかしげざるを得ません。小さな子供向けのスペースが必要なことは否定しませんが、それがいよいよ稀少になりつつある103系の、しかも地元大宮を発着する京浜東北線にゆかりあるスカイブルー塗装を塗り替えてまで作らなければならないものなのか。本来はレプリカでも作って対応するのが筋でしょう。


茶色一色だった国電が高性能と路線別のカラフルな色彩を手に入れ、安全でわかりやすい「国電ネットワーク」を形成していった過程は、わが国の高度成長期を語る上で大切な出来事です。それらの学習はパネル展示やビデオだけでいいのでしょうか。せっかく生きた教材があるのに模型がカッコよく走っていれば事足りるのでしょうか。


写真は色褪せます。ベストの環境で保管できる恵まれた人は少ないでしょう。自分のコレクションをひっくり返しても、そもそも103系(や101系)を被写体とした写真は少なく(それらを軽んじてたという意味では人の事を言えた立場ではありませんが・・・)、鮮やかなカラーをまとった姿に再会できる場所というのは貴重なのです。


(鶯谷駅を出てゆく京浜東北線南浦和行(高運クハ103)。背景のつつじと駅名を入れた構図を探っている最中なのか、思いっきり人物が入り込んでいる。だいぶ色褪せてしまった/1979年4月)




(菜の花満開の堀端を行くカナリヤイエローの101系/1979年4月,飯田橋~市ヶ谷間)




(つつじと山手線103系/1979年4月,駒込駅)



新しいデザインは水玉模様が103系の活躍した路線カラーというコンセプトだそうですが、イベント列車ならともかく、希少な実車を塗り替えてまでする必要があるのか疑問です。「その車両が最も輝いていた時代をありのまま再現し残す」という博物館の基本的な仕事に逆行するのは、どうかこのプロジェクトで最後にしてほしいものです。



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富士急行7000形の製作7

2017-02-09 23:03:05 | 私鉄電車
こんばんは。今日は寒~い一日でした。春はまだ遠いですね。


サハ17のクハ7061化ですが、手始めにドア窓の改造を試みました。プレス表現を生かすため、窓の周囲ごと切り取って別パーツを埋め込む方法を試行してみます。もしうまくいかないようなら別の方法を考えます。写真は切り取る範囲をケガいたところ。




ざっくり切り抜きます。定規がすべって上辺が斜めになってしまいましたが、はめ込むパーツを斜めに切ればいいので無問題(いい加減もいいとこ)。




別に窓抜きしておいたパーツをはめ込みます。ちょっと窓が小さかったかな?いや、プレス表現が大き過ぎるのでしょう(責任転嫁)。




裏側はこうなっています。四辺に裏打ちしているため窓セルを貼るのに苦労しそう・・・




パテを盛って乾燥させます。なんと雑な施工。。おおかた削り取ってしまうとはいえ、もっと落ち着いて盛れよっ!ってはなしですよね。




懸案の床下機器は、見えない部分を心の眼で見てエイヤッと配置しました。




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富士急行7000形の製作6

2017-02-09 09:22:00 | 私鉄電車
おはようございます。今朝は予報通り雪がチラつきました。

引き続き富士急を作っていきます。今回からクハが仲間入りするのでタイトルからモハを抜きました。7031Fと書いてもいいけど旧型電車では違和感ありすぎます。(笑)固定編成ではありましたけど。。


まずはじめにモハ7031の方から。ジャンパ栓まわりの組み付けは残っていますが、“走り”を確認したくてとりあえず先に動力関係を組むことにしました。前の投稿で床下機器は黒かグレーかという話を書きましたが、一部の写真と歴代車両の実績、そして「私鉄電車なんだから!」という勝手な思い入れを含めてグレーでいくことに決定。しかしカルダン高性能車ではないので、少し暗めのタミヤの『佐世保海軍工廠グレイ』を吹きました。




モーター、ドライブシャフト、台車、そしてウェイトを取り付けます。モーターとウェイトはグレーに塗ると“塊り感”が強調されてしまうと思い黒にしました。台車は今のところ無塗装ですが、仕上げ段階で赤茶系を混ぜたグレーに塗る予定です。




非動力台車への配線は床下を這わせ、芯皿の側面に半田付けしました。




動力台車側へも床下配線しようと目論みましたが、スペースが一杯で断念し床上から配線しました。モーターは床面ぎりぎりで収まったので、ネジの頭や配線をうまく隠せば室内も作れますが、していないということはその気がないということで・・・。(爆)




試運転の結果は一発合格でした。曲線通過も問題なく静かでスムーズです。旧型電車としては静かすぎて物足りない感はありますが。。




車体の方は屋根板の継ぎ目にパテを盛って乾燥中。まだヒケがいっぱいあるので研磨と盛り付けを続けます。





モハが一段落したのでクハ7061にも着手しました。いわみやのサハ17キット組みの廃車体を活用する、という話は前に書いたとおりですが、細部を見ていくと新製という選択肢もチラついて落ち着きません。大きな問題は2つあって、ひとつがこのドア窓。大きい上に横長なのでできれば修正したい。もうひとつは窓サッシ。転属時にアルミサッシ化されているため、このままだと面倒な色指し作業が待っています。最後に別付けとしてスマートにいきたい等々・・・。



究極はシンナー風呂に入れてキット状態から再スタート♪という手もなくはないけど、このままの状態でコテコテいじって無理やり完成に持ち込むのが当工場のスタイルでもあるので、ドアは整形か真鍮製品に置き換えの二択、サッシは塗る!という方向で進めることにして、先に下回りを作っておくことにしました。


床板は、これも奇跡的に残っていた、先代のクハ7061が使っていたものを再利用します。なぜわかったかというと・・・




怪しげな『うずまき』のシール(笑)。どこから拾ってきたかは覚えていませんが貼ったことは覚えていました。たぶんロコモデルのシールに憧れて貼ったのではなかったかな?




少々反りが発生していたので裏返して使用することにします。『うずまき』も保存されて一石二鳥。




床下機器は日光モデルの『旧型制御車用A』を購入したのですが、添付図は20m級のクハ55のもの、実車写真は自分のもネットのも床下が真っ暗け、雑誌・書籍のクハ16の写真も十人十色でバラバラという八方ふさがりの状態。一応、国鉄時代は奇数向き車であったことはわかっているので、判明しなければ標準的な並びでお茶を濁すことにしましょう。




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