80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

コキ10000を5500に改造する(2・完)

2019-01-16 09:48:49 | 東北方面
コキ5500の続きです。

4両分の台枠矯正が終わったので、いったん台車とカプラーを取り付けて仕上がり具合を確認します。




特に問題ないので台車とカプラーを外し、1台車分のパーツを1袋に入れて保管します。センターピンは手持ちのものをかき集めて使ったので長いもの、短いものが混在していて、台枠のネジ穴も床上まで貫通している場所とない場所があるので後で同じ場所に戻すためです。袋の中にはI、IIなどのマークを書いた紙が入っていますが、これと同じマークが補強に使った真鍮チャンネルの裏側に彫り込んであるので、それを目印にして元に戻します。




いったんサーフェーサーを吹きます。どちらかというと研磨目的ではなく地色を隠して発色を良くするためです。今回初めてタミヤの「ファインサーフェイサーL(PINK)」(通称ピンクサフ)を使ってみました。プライマー成分も入っているようですが、念のため補強チャンネル材には先にメタルプライマーを塗ってあります。




モリタの赤3号を吹いたところ。ビンしか出ていないのでエアブラシを使いましたが、終わった後の洗浄は何度やっても性に合わんなぁとブツブツ。。ビンの状態ではかなり茶色っぽく見えましたが、塗りあがってみれば適度な赤みでいいい感じです。ピンクサフの効果アリってことろでしょうか。




軟質プラのデッキ手すりは、ソフビ用プライマーが使い物にならなくなっていた(なにせ20年以上前に買ったものでww)ので、効果あるかどうかわかりませんがメタルプライマーを下塗りしてから赤3号を塗っています。




インレタは適当なのがないので、「5」つながりでレボリューションファクトリーのコキ50000用を買ってはみたのですが、あまり流用できそうな部分がなく、結局「コキ」はエンドウのレタシール、番号はTOMIXのコキ104用の余りを1文字ずつ切って使いました。イマイチな仕上がりなので2両施工した段階でストップしています。しかし「コキ27185」なんて5500のカケラもありませんね(笑)。両数が多いのとコンテナ4個積みに変更して+20000となったためです。まあ貨車あるある、ですね。



ちなみに緑のC20コンテナも付属のデカールが古くて使えないのでペンディングとなっていますが、ひとまずこれでコキ10000系の5500化プロジェクトは完了とします。

次回からは仕掛り品エントリーナンバー2番の、あの「カマ」が登場する予定。


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スニ30プラキットの組み立て(4)

2019-01-15 09:41:44 | 中央東線方面
この連休中にスニ30とコキ5500を少し進めました。まずはスニの方から。

下まわりを塗装しました。車体はナハ10など他の車両と一緒にぶどう色1号を吹く予定なので、とりあえず金属部分にメタルプライマーを筆塗りしたのみ。




その代わりと言ってはなんですが内装にひと手間加えてみることにしました。まず床上にt1.2mmプラ板を1枚重ねてセンターピン位置にタップを立て、これをナット代わりにしてセンターピンを固定するように変更します。センターピンのお尻は床上に出ない長さにカットします。これで床面がフラットになりました。




ネットで探したフリー素材のウッドデッキのテクスチャをプリントして重ねます。マニ36などは通路を挟んで両側がすのこ状の床になっていますが、この車は木材が全面に貼られているようなのでシンプルなパターンにしました。




ムフフ・・・なかなか良いふんいき。エコーモデルから「段ボール箱のペーパーキット」なるものが出ているらしいのでそれを組んで載せようと思います。なんとなくアブナイ世界へ片足を踏み入れてるかも??




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コキ10000を5500に改造する(1)

2019-01-09 02:20:25 | 東北方面
ここしばらく日のある時間に工作時間が取れないので塗装モノがペンディングになっています。その代わり机上でできる工作を進めています。

KATOのコキ10000系コンテナ貨車と18Dコンテナが出番なく押入れの肥やしになってしまっているので、サイズが同じコキ5500に改造してJR発足直後頃の姿に仕立てることにしました。ゆくゆくはタキ1900などとともにED77が牽く磐越西線のカモレに充当する予定ですがカマがいつできることやら・・・。

さてこのコキ10000ですが、この写真でもはっきりわかるように台枠が激しく反ってしまっています。発泡スチロールがきつすぎるのが原因かと思えばどうも違うようで。。




箱から出してもこのとおり、特に台枠両端が反り上がっています。KATOのコンテナにはウェイトが内蔵されていて重いので、それも反りに拍車をかける一因となっているようです。




コキ5500化とは直接関係ありませんが、このままだと格好悪いので、まずは台枠の矯正から始めることにしました。最初、反りが大きい両端だけ台枠の内側に真鍮帯板を貼り付けて矯正することを考えましたが、そのスペースに入るような帯材では柔らかすぎて矯正効果が出ないことがわかったので、2×5mmの真鍮チャンネル材の手持ちがあるのでそれを台枠裏側の全長にわたって貼り付けることにしました。端部は反対方向に少し曲げてPC桁のようにテンションをかけておきます。




台枠は裏面は高さが一様でないため、端部の薄い部分にはt0.5mmとt0.3mmプラ板を重ねて厚さを増し、逆に少し高い枕バリ部分は削って高さを合わせました。




チャンネル材は台車センターピン台座部分を避けるように穴を開けて落とし込み、M2ネジとナットで台枠に固定しました。




台車は手持ちのエンドウのTR63を使いますが、多くが片押し式ブレーキのTR63Fに改造されているようなので、模型でも外側のブレーキシューと引き棒をカットし、さらにフレーム両端も少しカットしてTR63Fのシルエットに近付けました。




もともとWBが短く小さな台車がさらに小さくなり、やや損した気分がしないでもありません。(笑)




事前に計測したところ、元のセンターピン台座に直接台車を取り付けると高さがピッタリ合うことがわかっていたので、安定のためのワッシャを1枚入れるために少しだけ削り、手持ちの復元バネ入り段付きセンターピンで台車を取り付けました。




右が矯正前、左が矯正後です。真っすぐになったことがわかるかと思います。




18Dコンテナは同じKATO製でもコキ100系用に設計されているためそのままでは載せられません。コンテナ側の緊締装置をカットすることにしました。




しかしカットしただけではだめで、底蓋も一部を削ってやっと載せることができました。




あまり長編成を牽かせるつもりはないため、安定性重視で15gのウェイトを底蓋に貼り付けました。




あとはコイツで塗装すれば出来あがり。当面4両ほど改造する予定です。いいですなぁ新旧コンテナの混載♪




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カエルの卵

2019-01-06 20:30:13 | 私鉄電車
年末の忘年会で、ぐりれさんからカエルの卵を頂戴しました。ピノチオの東急5000系用台車(TS301)です。どうもありがとうございます。大切に育てますm(_ _)m




ボルスターを見て、これはカツミ・エンドウ規格だろーなーと思いつつ、ためしに手持ちの日光規格のφ10.5車輪を使って組み立ててみたところバッチリ組めました。どうですこのバブリーな輝き!鉄道模型に「無塗装」という楽しみ方があるのも分かるような気がしてきました。




組めたといってもユルユル。ボルスターのネジ穴が浅くてちゃんと締めきれていないようです。しっかり組むとたぶんカツミ・エンドウ規格車輪じゃないと入らないかも知れませんなぁ。




で、いただいたはいいけど、どう使おうかなと・・・。5200系に入れる予定のデハ5117号車はすでにエンドウ製を購入して装着済み。ひと足違いでした。。



そもそもこのデハ5117、勢いで作ってはみたものの元々あまり乗り気じゃなかったんですよね(爆)。せっかくステンレスシルバーの整った編成の中にミドリの車体がモサっと挟まってるのはいかがなものかと。

ならば話は簡単。この車体と新しい台車を使って正規の青ガエルにするか、はたまた百花繚乱よりどりミドリの地方私鉄Ver.にするしかない!


ということで、いま射程圏内にあるのはこんな電車であります。長電の赤ガエルこと2500系。やっぱり信州でしょう♪

トレインギャラリーNAGANOで静態保存中の2500系C10編成 : Googleストリートビューより)


今年のお約束は「仕掛品を3つ退治するごとに新作をひとつ製造許可(ただし花月園の「お題」を除く)」なんですが、これならばデハ5117号車の転用改造扱いで立派な仕掛品退治になるのでOKオーケー。かくして「お約束」はザル法と化すわけであります。



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ナハ10の製作(6)

2019-01-06 01:03:56 | 中央東線方面
スニ30の次はマヌ34・・・のつもりでしたが、手すりの半田付けのことを考えたとたんに手が止まりナハ10の製作を先行することになりました。先送り体質は2019年も健在です。

客車準急アルプスのハザは5両つながっていたようです。最初の予定では43系3両と10系2両とする計画でしたが、TOMIXから10系客車を再生産することが発表されたためスハ43+10系4両に変更しました。また、ナハ10は2両ペーパースクラッチする予定だったものを、りゅーでん運転会の互助会で天賞堂のナハ11が手に入ったため1両のみ作ることにしました。前回のナハ10製作記は、なんと2年以上前のこちらの記事になります。


スクラッチの方からまず仕上げていきます。車体は既に箱になっていて下まわりも製作済みのため、手すりなどのディティールの追加と塗装がメイン作業となります。




手すりはφ0.3mm真鍮線を曲げて瞬着で固定。客室窓上部には同じくφ0.3mm真鍮線で水切りを取り付けました。あとはこれら金属パーツにメタルプライマーを塗り、サフで下地を整えれば組み立ては完了です。




一方こちらが天賞堂のナハ11。ぶどう色1号に塗り直すとともにデッキドアをアルミ折戸に改造する必要があります。




箱を開けてびっくりしたのが何とベーカーカプラーが付いていたこと。まあそれは置いておき、この2段サッシ窓のデッキドアをアルミ折戸に改造しなくてはなりません。切り取って新しいパーツに付け替え?? それって結構大変そう・・・。




じゃあドアを上から貼っちゃうのはどう?試しにペーパーでサンプルを作って重ねてみたところこれがなかなかいい感じ♪ アルミサッシを外し、ちょっとだけ見えてしまっている窓の下側をカットすれば“なんちゃってナハ10”への改造は意外と簡単そうです。




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