80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

スニ30プラキットの組み立て(3)

2019-01-04 02:52:07 | 中央東線方面
引き続きスニ30を仕上げていきます。手すりや縦樋などはユーザー取付となっていて、特に同梱パーツはないので真鍮線などを使って自作することになります。

荷物ドアのハンドル(右)と取っ手(左)はφ0.3真鍮線を使い、モールドされているマーカー(小さな窪み)に従って穴を開けて差し込み、瞬着で固定しています。




手すりもφ0.3真鍮線を同様の方法で取り付けます。普通にモールドされていてもおかしくない票差しがなぜかないので、エコーのエッチングパーツを貼り付けました。新型電車用ですがまあ分かりますまい。。




妻面には縦樋とテールライトケースを取り付けます。縦樋はφ0.6mm真鍮線を瞬着でベタ付けしたのち、細く切ったシール紙を上、中、下3か所に巻きつけて瞬着で固め、取付ステーを表現しています。テールライトケースはエコーの「客車用テールライト(座付)」を使いました。テールライトもあらかじめ穴あけ位置にマーカーがあるので楽です。




塗装は他の車両と一緒にやるので、スニ30はひとまずこれにて組み立て完了とします。




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スニ30プラキットの組み立て(2)

2019-01-03 02:05:24 | 中央東線方面
スニ30の組み立てを続けます。

エコー製の小型のものに換えるつもりだった蓄電池箱は、眺めているうちにこれは行けるかも?という気になってきたので改造してみました。両端から各4mmと中間の2ブロックのうちの1つを貼り合わせることにします。




正月らしくゆる~い感じで切り継ぎましたとさ。




ボルスターは推奨品の日光モデル製「金属床板用センターピン」を使用。一方、カプラーはIMONカプラーが推奨されていますが、KATOカプラーの手持ちがあったのでそれを使いました。なお、カプラーポケットの一部を、端梁のモールドに合わせて大幅にカットしています。




仮組みした下まわり。台車は日光のTR11です。




ボディと合わせてみます。なかなかいい感じ。あとはテールライト、縦樋、手すりなどを取り付けていきますが今日はここまで。




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新年のご挨拶と工作初め

2019-01-01 21:42:22 | 中央東線方面
新年あけましておめでとうございます。本年も「80分の1丁目16番地」をどうぞよろしくお願いいたします。

2019年、平成31年が明けました。平成最後のお正月ですが今年も当工場は元日からフル稼働しています。年度末に向けて多忙なのでむしろ今じゃないと手が動かせないというわけで・・・

前から予約していたこちらが年末ぎりぎりに届きました。ジュニア模型店の企画によるプラキット「オハ44400系列(オハ31系)」の第1弾にラインナップされたスニ36650、後年のスニ30(後期型)です。さっそくこれを組んでみました。




2019年は仕掛品退治するんじゃなかったのかよ?と思う方もいらっしゃるでしょう。いや、これはれっきとした仕掛品退治の一環なのです。より正確に言えば“仕掛編成退治”と言いましょうか、一時期盛りあがって、その後沙汰やみになってしまった「準急アルプス」編成を再開します。そこに組み込むスニ30なのです。スニ30はすでにペーパースクラッチを始めていましたが、リベット打ち出しやダブルルーフなど難題が多く心理的になかなか先へ進めませんでした。そこへジュニア模型店からプラキット発売の知らせが舞い込んだため、一も二もなくポチってしまったわけであります。書類上は先代スニ30の改造扱いでの新製となります。(笑)



キットの中を見ていきましょう。床、屋根、その他細々とした部品が成形されたランナーパーツです。ダブルルーフ屋根は一体成型ではなく、組み立てとなります。




一方、メインの車体は側面と妻面が一緒になった一体成型品。リベットや荷物ドアのディティールなど非常に繊細な表現に思わずニンマリしてしまいます。貫通扉は別パーツを取り付けるようになっています。




しかしこのボディ、ディーティール表現は秀逸なのに激しくウェルドラインが出ていますね。床板、屋根板もしかり。今後の耐久性がちょっと心配です。




そして何かの間違いじゃないかと思ったのがこのクリアパーツ。なんと同じものが4枚入っていました。他の形式の分も合わせて経済的に設計するとこうなるのでしょうか??窓の平滑性や透明性は申し分ありません。




さて、ボディが一体成型なので組み立ては非常にラクそうですが、組み立てに入る前にひと手間かけておかなければならないことがあります。それがモニター屋根の“窓埋め”です。座席車も含め戦時中の灯火管制で窓がすべて塞がれてしまい、戦後になっても一部の優等車両以外は復活しなかったそうです。ネットで探せる数少ない写真をみても窓はことごとく塞がれたままのようです。碓氷峠鉄道文化むらに展示されているスエを復元した車両もこのとおり、のっぺらぼうとなっていて、おまけにベンチレーターも撤去されています。(改修整備の際に手を加えられた可能性はありますが・・・)




実は、ジュニア模型店から今春頃に発売予定の第2弾には、「戦中・戦後仕様を再現できるパーツが附属する」とアナウンスされています。しかしパーツだけ分売してくれるかどうかは分からず、発売時期もまだ先になると思われるので、既存のパーツを改造して戦後仕様に仕立ててしまいます。まずはパーツの表面にある補強リブ状の突起をすべて削り取ります。写真をみるとこれが残っているもの、何もなくまっ平らなものなどバラバラなので、仕上げが楽な“まっ平らバージョン”でいくことにしました。




続いて窓を埋めますが、これは簡単で、付属するクリアパーツ、すなわち本来の窓を全部取り付けてしまい、パテとサフで表面を整えればOK♪という作戦です。




窓と窓の中間が浮くとペーパー仕上げがしにくいため、t0.5プラ板を貼って高さを揃えておきます。




パテ1回、サフ2回で表面を整えたところ。なお、ベンチレーターも全て残っているものや数が減っているもの、すべて撤去されたものなどがみられたため、さすがに全撤去は風通しが悪かろうということで片側3個だけ残すことにして、埋まってしまった取付穴をφ1mmドリルで開け直しました。



天井と側面を接着してモニター屋根を組み立てたところ。ベンチレーターは仮止め状態です。




モニター屋根の両側は左右別々のパーツになっていて、片側3か所の突起を車体の穴に差し込んで固定するようになっています。屋根は別に塗装して後で合体することにしたので、とりあえず“合い”だけチェックしておきました。




ところでボディの天井側には湯口から伸びる太いランナーが残っています。屋根を乗せてみたところ、どうやらこのランナーには当たらないようなので、車体強度確保の観点から切り取らないでこのまま残すことにしました。ただ、湯口を切った残りが車内側に大きくはみ出ていたので、この部分は短くカットしておきました。




床板も特徴的な魚腹台枠と横梁がリベットと共に美しく表現されています。エアタンクや車軸発電機などは指定通り取り付けましたが、蓄電池箱は時代的にみて小型の物に換装されていた可能性が高いので、エコーのバーツを購入して取り付ける予定です。(付属の大型を改造しようと思ったが無理そうなので。。)




というわけでスニ30のめどは立ちました。次はマヌ34の組み立て再開を予定しています。





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