おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(4月16日)は、午前中、超高度のモチベーションの確立・維持を支援することを要する指導者たちの研修を行ってきました。
午後のオフィスには、A出版社のOさんから電話で「企画が通りました!」と私の本の出版が確定した連絡が入りました。
どうやら日本能率協会マネジメントセンターから発刊の『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』と同じ7月に出すつもりらしいです。
私もアドラー心理学ブームが続く一翼を担えそうです。
さて、「アドラー心理学ブームについて」の15回目です。
今回から何回か「課題の分離」をテーマにします。
久しぶりに『嫌われる勇気』に戻ると、岸見さんは、課題の分離について次のとおり言及しています。
・「われわれは『これは誰の課題なのか?』という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要があるのです」(P.140)
・「およそあらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むこと ― あるいは自分の課題に踏み込まれること ― によって引き起こされます」(P.140)
・「誰の課題かを見分ける方法はシンプルです。『その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?』を考えてください」(P.141)
・「課題の分離は、対人関係の最終目標ではありません。むしろ入口なのです」(P.153)
・課題を分離することは、自己中心的になることではありません。むしろ他者の課題に介入することこそ、自己中心的な発想なのです。 (P.159)
次回以降は、そもそも「課題の分離」はどこから始まった概念なのか、どんな効用があるのか、などについて数回で説明するつもりです。
お楽しみに。
◆ヒューマン・ギルドでアドラー心理学を学ぶなら こちら をご覧ください。
<お目休めコーナー> 4月の花(12)
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