おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
慶應大学に入るよりも高いハードルのプロジェクトを支援する立場になったこと、テレビでこの本の紹介を観たこと、この2つのキッカケで『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に合格した話』(坪田信貴著、KADOKAWA、1,500円+税)を高田馬場の芳林堂書店で買い求め、一気に読んでしまいました。
これは面白くためになる。単なる受験術の本ではありません。
高校2年生当時聖徳太子を「せいとくたこ」と読んでいたほどの学年ビリのギャルのさやかちゃんの自己イメージを変え、目標設定をし、高いモチベーションを確立―著者によれば①メンタル、②目標、③計画―して、慶應大学総合政策学部に合格に導いた実話に基づいています。
まさに勇気づけの物語とも言っていいでしょう。
偏差値30というのは、全国で下位2%にいる状態で、慶應大学の合格可能性A判定には、上位2%の偏差値70以上が要求されるので、受験者70万人中67万人を1年半でごぼう抜きしたに等しい、との記述は説得力がありました。
学業に限らず能力向上に関与する人のための必読書です。
心理学の裏付けを持ちTOEIC990点(満点)の著者だからこその説得力がありましたl
巻末付録の「坪田式人材育成のためのテクニック」も参考になります。
<お目休めコーナー> 4月の花(8)
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