おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
水戸のホテルにいます。
今日は1日、看護学校の「人間関係論」の集中講義の2回目を担当します。
昨日(4月22日)は、家で、オフィスで5月度のニュースレターの原稿を一生懸命書き上げました。
何と、ヒューマン・ギルドの プレミアム会員 になってくださった方が、この2カ月で50人。
ヒューマン・ギルドの29年間の歴史で最多です。いつもの2カ月の3倍です。
こんなところにも「アドラー心理学ブーム」の余波が。
夜の6時過ぎに地下鉄東西線に乗ったら、『嫌われる勇気』と『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』の広告がどーんと目につきました。
ダイヤモンド社さん、ここまでやってくれたのですね。
さて、「これだけを知っておくだけでも、心理学をもとに人生の味わいが深くなりますよ」という本の紹介です。
テレビや雑誌でも有名な植木理恵さんの『シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術』(新潮文庫、362円+税)
「シロクマのことだけは考えるな」というのは、有名なウェグナーのシロクマ実験のことです。
私も研修で北極、動物園のシロクマのスライドを見せた後で「今からしばらくシロクマのことだけを考えないでいてください」と言うと、まじめな人はシロクマのことを強く考えてしまいます。
人間の脳は、新しい分野のことを知って、今まで使っていない部分の脳まで動かしたくない、最少のエネルギーで、効率よく働きたい「節約原理」があると説明してくれていることも、私なりに参考になりました。
この本で植木さんはもろもろ、ご専門の認知心理学、記憶心理学をもとに19の心理術を駆使して日常生活への楽しい対処法を教えてくれます。
他者に使うと操作術に陥る危険性がありますが、自分に使うと有益なヒントがたくさんあります。
ELM勇気づけトレーナー、SMILEリーダーの方などは小ネタとしても使えます。
<お目休めコーナー> 4月の花(18)
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