おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日のブログで、早稲田大学ビジネススクール山田教授の副業分類として「50歳になったら『複業』を」をもとにして、
(1)伏業・・・会社に知らせずにやる。
(2)副業・・・本業の収入を補う。
(3)幅業・・・NPOなどのような社会的事業に従事する。
(4)複業・・・複数の異なる仕事を持つ。
を紹介しました。
フェイスブックやブログに多くの方々がコメントをくださったことを感謝申し上げます。
ところで、私自身のヒューマン・ギルド設立以来のキャリアを副業を添えて振り返ってみました。
・ヒューマン・ギルドという会社の経営者
・研修講師
・大学、看護学校などの教員
・カウンセリングの指導者と実践者
・経営コンサルタント(中小企業診断士の資格あり)
・著述業
収入面では、本の印税の一部以外は、ヒューマン・ギルドを通していますので、私の得る所得は、ヒューマン・ギルドと出版社からです。
この土日の2日間は、土曜日の病院と、ランチにカミさんとランチに行く以外は、ひたすら著述業の仕事をしていました。
来年の2月に2社から本を出すので、原稿書きや校正、補足作業をしていました。
そのためカミさんとほとんど同じ空間にいたわけです。
料理をしているカミさんのいる台所に入って水を飲んでいたら、カミさんが「だいて!」と言いました。
「えっ?!、 だ、抱いてっ?!」とたじろぐ私。
問い直すと「どいて!」でした。
さて、副業の動機について、日本経済新聞 2019/9/23 「やさしい経済学 コラム(経済・金融)」に 副業時代を考える(6) 収入だけではない選択の理由 (東洋大学准教授 川上淳之)として以下のことが出ていました。
英国のパノス、ポウリアカス、ザンゲリディスの研究グループは、2014年に公表した論文のなかで、それまでの先行研究から副業を持つ理由を4つに分類しています。
1つ目は既に説明されている収入による動機です。
本業の仕事で長い時間働きたいものの、労働時間が制限されてしまうために副業を持つというものです。
2つ目はリスクの分散です。
景気が悪化すると、本業の仕事の収入が減ってしまうことがあります。
場合によっては雇用が継続できないことも考えられます。
そのようなときに収入が途絶えてしまわないように、もう一つ仕事を持つことで失業のリスクを減らすことができるのです。
3点目は副業という仕事そのものから、本業とは異なる満足感を得られるというものです。
前回に紹介した芸術家のケースのように、終業後や休日にロックバンドとして活動したり、役者として舞台に立つことも、収入を伴えば副業に含まれるでしょう。
4点目は新しいスキルや異なる仕事の経験を得るという動機です。
我々は自身の仕事を継続することで、仕事のやり方を身に着け、専門的な知識や人脈を得ます。
しかし、副業を持たない場合は転職しない限り、一つの業界の一つの企業の中で得られる経験しか身に着きません。
確かにそのとおりで、収入ばかりでなく、リスクの分散、満足感、スキル開発など体験の幅を広げることになり、本業にもかなり役立ちます。
執筆のためには、いろいろ研究をしなければなりませんし、例えば、早稲田大学エクステンションセンター(早稲田校)での「勇気づけの心理学」 (1月10日 ~ 2月21日の金曜日、全6回)での講義は、ふだん出会えない受講者のやり取りを通じて講師としても成長できるのが楽しみです。
日程: 全6回 1/10, 1/24, 1/31, 2/07, 2/14, 2/21 (金) 時間 10:40~12:10
(クリックして勇気づけを)
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