「だれかのためにどんなにがんばろうとしても、だれにもわかってもらえるわけじゃない。人の根っこの気持ちを百パーセント伝えることはできない」この話の主人公も、自分を犠牲にすればすべて丸く収まると思ったらためらわないなー。
修学旅行の季節がやってきた。
班分けで横寺と梓と一緒になったのは、ツンデルさんこと陸上部の副部長の舞牧麻衣と水泳部のほんわかさま。ただでさえギクシャクしがちなメンツなのに、そこにいつの間にか学年が違うはずの月子が加わっていて……。
一番な月子さんがデレに突入していて焼きモチ焼きまくりで、それを自然体の小豆梓が粉砕しちゃう話。もしくは転校生。
こういうエピソードって、たいていどちらか、あるいは双方が戸惑い、拒絶し、なんとか元に戻ろうとするものなのに、さすが変態王子。男女とも戸惑うことなく、むしろ人のものだと迷うことなく存分に堪能する変態っぷりなので悔いは無し。
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