
「魔術師が多すぎる」 ランドル・ギャレット
科学の代わりに魔術が発達したロンドンで起きた密室殺人を捜査するダーシー卿の事件簿。魔法ミステリの元祖的なパラレル・ワールドもの。
「妖獣都市」 菊池秀行
普通の人は知らないけれど、人間界と魔界の共存を維持するため、魔界の過激派たちと人知れず戦い続けている闇ガードという組織があって……。
「S.P.A.T.!」 鷹野祐希
誰もが幽霊を見ることができるようになった時代。幽霊専門の警視庁特務課に配属された新米婦警が、幽霊相手に聞き込みしたりする話。
「全裸男と柴犬男」 香月日輪
普通の人は知らないけれど、オカルト専門の警視庁生活安全部遊撃捜査班という部署があって……。

ある日突然、八百万の神々が雲隠れしてしまった。この事態に対処するため政府は諮問機関を設置した……。
「妖怪アパートの幽雅な日常」 香月日輪
ヴァチカンにはコングレッソ・ヴィエタートという奇跡狩りの部署があり、世界の霊的治安を担っているとか……。
「バッカーノ!」 成田良悟
普通の人は知らないけれど、既に禁酒法の時代のアメリカではFBIが不老不死の魔術師たちの動向を監視していて……。

普通の人は知らないけれど、日本にもオカルト事件に対処する組織が、陸上自衛隊・第40普通科連隊、警察庁特別資料室、宮内庁神霊班の3系統あって……。
「大魔王作戦」 ポール・アンダースン
魔法や妖魔が普通に存在しているパラレルワールド。キリスト教圏の連合軍とサラセン教主軍の間に第二次大戦が起こるが、その裏では各国のスパイ組織による攻防も激化していた。

大阪から転校してきた少女は知らなかったけれど、神在月の出雲では、普通に神さまや悪魔や式神やらが跋扈していて……。

狼男や吸血鬼や普通に存在しているヴィクトリア朝ロンドン。異界管理局と関わり合うことになったオールド・ミスが……。
「憑き物おとします」 佐々木禎子
誰もが幽霊を見ることができるようになった時代。霊障専門の保険会社とかもあって。
「オカルトリック」 大間九郎
普通に超常現象による事件が起きているパラレルワールド。普通の警察には手に余るけれど専門部署が出張るほどは大規模な事件ではない……というときにお呼びのかかるオカルト探偵事務所の物語。
※「となりにヴァンパイア」みたいに、人間は知らないけれど妖怪たちの世界にも警察みたいな組織はあって……というものまで含めると数が一気に増えそうなので、とりあえず除外。
「ベン・トー」の心霊研究部は、もはやなんとなく闇ガードっぽくなってきましたが、まだ正体不明なので保留。6重結界を張って封印というあたり、部活って怖いなー。