「さくら荘」シリーズの最終巻は短編集。拾遺集というものではなく、栞奈と伊織の２人を中心に後日談を語っていくようなスタイルです。「やってみれば、意外とどうにかなることはたくさんある。だいたいの人間はやる前に勝手に自分で白旗を上げているだけだ」
龍之介の言葉。
ノーパン少女だった栞奈は認めたくないことだが、どうやら彼女は空太に恋してしまっているらしい。
美咲に巻きこまれて空太たちの修学旅行に勝手についていくことになった栞奈だが……。
修学旅行の裏話から、伊織のコンクール復帰、ゲーム会社の立ち上げから、大学卒業後数年経ってのクリスマスまで。天真爛漫すぎる（己の欲望に忠実すぎる）少年と、自分で分かっていてもどうにもならないひねくれ少女の恋物語でした。
【さくら荘のペットな彼女】【鴨志田一】【溝口ケージ】【電撃文庫】【変態と天才と凡人が織りなす青春学園ラブコメ】【長谷栞奈の突然な修学旅行】【長谷栞奈の不器用な恋愛模様】【まだ夢の途中】【クリスマスに事件は起こる】
