「『みんながそうしているから、それが正しい』とも限らない。だいたい、『みんな』とは誰だ」図書館で梓川咲太はバニーガールに出会った。しかもそれは高校の先輩で国民的アイドルだった人気タレントの桜島麻衣。ところが、図書館にいる咲太以外の人間には彼女の姿が見えていないようだ。
麻衣の言葉によれば、ここ数日というもの、彼女の姿が周囲の人間に認識されなくなっているらしい……。
ドタバタものかと思ったら、これまた存在を忘れられていくヒロインと彼女を忘れないようにしたいと苦しむ少年の物語でした。理系というより文系の理屈なのでＳＦというよりファンタジーかな。そんな区分はたいした問題では無いけれど。
とりあえずのオチはついたけれど、消えた「牧之原翔子」とかの問題も含めて、またまだ波乱続きのようです。
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