ＧＡ文庫で10巻まで出ていた『織田信奈の野望』の続きです。ファンタジア文庫としては１冊目ながらいきなり11巻から、イラストレイターもそのまま移籍。何があったかしらないけれど、読者としては続きがちゃんと読めることが大事で、それにはイラストも含まれます。日本全土に「中継」される中、大坂本猫寺・毛利連合軍と織田軍の決戦は、織田家の惨敗という結果に終わろうとしていた。だがそこで相良良晴は信奈をかばって凶弾に倒れ、そのまま行方不明になってしまう……。
生死不明のメインキャラが記憶喪失で敵対するグループに救われるというのも一種のお約束ですね。洗脳されて味方と敵対するパターンも含めると数はかなり増えそうです。
敵味方で離ればなれの状態が延々と続いたり、仮面を付けて敵陣営の将軍として登場したらかなわんなあと思いましたが、そこはほどほど。やはりラブコメなのできっちり「信長の野望」路線に回帰してくれました。
意外な出番はお飾り将軍。どう転ぶかわからないながら、こういう話が出てくるのもｉｆ話の面白いところです。
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